
蛍光灯の光が明るい「士林夜市」の光景。
20、40と書かれたメニューが妙に食欲をそそる。
犇めく出店からは、
ジュージューとシズル感いっぱいの
鉄板焼きやら揚げ物やら飲茶のたぐいが
「召し上がれ、召し上がれ」と
おいしい匂いを立てて待っている。
すべての食を網羅したい!
そんな欲求に及ぶから、人間の食は貪欲だ。
竹野に住まう舞台写真家の地域自治。

蛍光灯の光が明るい「士林夜市」の光景。
20、40と書かれたメニューが妙に食欲をそそる。
犇めく出店からは、
ジュージューとシズル感いっぱいの
鉄板焼きやら揚げ物やら飲茶のたぐいが
「召し上がれ、召し上がれ」と
おいしい匂いを立てて待っている。
すべての食を網羅したい!
そんな欲求に及ぶから、人間の食は貪欲だ。

22時に台北駅到着。
その足で台湾最大のナイトマーケット「士林」へ。
ボクが今回の旅で一番感銘を受けた場所だ。
もう、そのランドスケープというか、デザインというか、
煌々と光る看板たちを眺めているだけでも、面白い。
台湾のあらゆる食が一つ屋根に集まって、
互いが客引きの声を上げている。
その活気たるや。
夜も、MRTの終電を過ぎた1時までオープンしているから凄い。
観光客に混じって、台湾のカップルたちも
自分たちの腹を満たすとっておきの美味を求めて彷徨っている。
どのシーンを切り取っても
「士林夜市」は、すべてが絵になる光景だ。

15時30分、関子嶺温泉発のバスに乗って、嘉義駅へ戻る。
時刻はすでに17時。
こんな台湾の南の街で、果たしてこれから台北まで戻れるのか…。
そんな不安がかすむ。
嘉義駅前は、学生たちでごった返していた。
今一度「高鉄嘉義」駅までバスで戻り、
台湾新幹線で帰るのが、賢い選択であるように思えたのだが、
同じ経路を辿って戻るのも芸がない…。
そんな意見が思考を占拠する。
結果、台北まで4時間半の長い長い列車の旅に閉じこめられる格好となった。
「もったいない、もったいない」と効率主義の妻が嘆く。
それもまた、良しとしよう。

湧き出る源泉は温度が高いのか、足さえ浸けておくことができない。
「ここまで来て、浸からずに帰るのか…」
ホースから水を大量に出し、湯温を下げる。
しかし、湧き出る源泉の湯量が多いので、なかなか思い通りに温度が下がらない。
とにかく掻き回して、水を大量に入れ続ける。
なんとか両足を浸けることが出来た。
ひたすら両足をぐるぐると掻き回して、湯温を下げ、
一気に腰まで湯船に浸かる…。
体温が上がっていたのか、足湯が効いたのか、
意外とすんなり湯船に体を沈めることができた。
「ふうう…。」
入ってみて初めて、この「泥湯」の水質のすばらしさを実感する。
スキンケアクリームに体を浸しているような、そんななめらかさ。
手のひらで体をさすると、するすると泥湯が転がる…。
スベスベになって、カラダが芯から温まる「気持ちよさ」は、まさに良質の温泉。
15分浸かって、5分休むことを繰り返し、カラダを真っ赤にさせながら、温泉を愉しむ。
個室に戻って、つるつるになった肌を風に当てていたら、いつの間にか眠ってしまった。
静かな温泉宿で、火照った体をゆるゆると眠りに預ける贅沢な時間。
4時間かけて来た甲斐があった…と心底思った。

「なんだ、あるんじゃん。心配したぜ」
そんな言葉を吐く元気もなく、案内人の後をついて歩く。
階段を下り、差し出された場所は…。
先ほどの個室の湯船よりは大きいが、
「広めの家庭風呂」…といったイメージは拭えない。しかも、ここも室内だ。
湯けむりに運ばれた硫黄臭が、鼻を突く。
なるほど、湯船いっぱいに張られたお湯は、まさしく「泥湯」だ。
灰濁したお湯を掬ってみると、なめらかに指先をすり抜ける。
おそらく台湾文化には、
見ず知らずの人間と共に入る「大衆温泉」は根付かなかったのだろう。
あくまで個室スタイルにこだわるわけだ。
「仕方ない。ここで妥協しよう」
ブツクサ言ってる妻を宥めながら、温泉に片足を突っ込む。
「おおおお、熱い!!!」

ANAの「翼の王国」で紹介されていた記憶だけを頼りに
関子嶺温泉街にある「旅社」をつぶさに探す。
日本人が日本人のために作った木造の建築物だから、
その雰囲気だけで、それとなくわかりそうなものだが…。
バス停から坂道をくだり、「関子嶺温泉旅社」と書かれた紙片を持って
レストランの売り子や出店でしゃべくりまくってる老婆に場所を尋ねる。
下り坂を指さし、「500m」と日本語で応える老婆。
にっこりとしわくちゃな笑顔を向け、無言の壁を作る。
ま、そんな大きな温泉街じゃないし、きっと見当たるだろう…と高をくくって坂を下る。
2つめのカーブを下った辺りに大きな駐車場を備えた、それらしき建物が。
「関子嶺温泉大旅社」
なんてことはない「関子嶺温泉ホテル」としっかり日本語で書いてある。
しかし、イメージしていた日本家屋な木造建築物ではない。
見た目も「翼の王国」にただよう気品が感じられない。
「歓迎光臨」
ここまで来て、今更引き下がれない。片道4時間、新幹線代も馬鹿にならないのだ。
意を決して、受付のおじさんに尋ねる。
「ここは関子嶺温泉旅社か?泥湯で有名なところか?」
「yes.Do you wanna take a spa? 200dollar each.」
…英語で返ってきた。しかも流暢だ。
さっそく案内されるままホテル内に踏み込む。
館内には川が流れ、太鼓橋が架けられている。
完全に「雅叙園」的志向。日本人が作ったに相違ない。
奥へ進むと、白いタイル貼りの装飾で個室が続く。
廊下の壁には、大きな数字で「←203,204」などと記されている。
案内されるまま一番奥の個室へ。
いきなりバスルームに入り、蛇口をひねる案内人。
「This is a mud-water」
ほほ、泥湯が蛇口から?これはまたどういうこと?
しかも、個室のこんな小さな湯船に入れ…とでも?
ボクたちが求めているのは、温泉街にありがちな露天の公衆風呂。
とにかく広くて温泉がこんこんと沸き上がっているような、そんな解放感。
「もう少し大きくて外に設置してある温泉は?」
「outside?…ok, Come wth me」

0515が「復帰の日」だろうが、
そんな過去のことは知ったこっちゃない!
…それよりオリオンビールの50周年が
沖縄の誇りだろ!
…オレたちゃ、三つ星バンドだ!
そんな気迫で昨日行われた「南国の夜」主催、
「オリオンナイツ」南国ドロップスライブ。
平日であるにもかかわらず、
たくさんの観客で大盛況!
23:30まで約2時間、汗だくLIVEとなった。
スタッフのみなさん、多謝!
次につながるか!
今後にご期待!

日本統治下時代、日本の駐留軍が発見し、未曾有の賑わいを残した「関仔嶺温泉」街。
太平洋戦争が終わって、中国に返還された後は、どんどん廃れてしまったようだ。
「温泉」と聞いて、台湾人は喜ばないのだろう。隣国でもそれだけ価値観が違う。
日本人が日本人のために開発した温泉街は、このまま廃れていく運命のようだ。
だから今回は、片道4時間もかけてはるばるやって来た次第。
とにかく珍しいお湯なのだ。湧き上がる温泉が「泥」。
浸かるだけでツルツルスベスベになる。硫黄臭もかなりキツイ。
もう、聞くだけで「温泉魂」がふつふつとしてくる。
しかし、到着してみて唖然。
平日昼間とあって、温泉街を歩く人が…まったくいない。
路上では、来るはずのない客を待つ旅館の人々が、ただ突っ立って何やら話している。
「ほんとに大丈夫なのか…」そんな思いがよぎった。

台北駅から1時間半、目指すべき駅「嘉儀」に到着。
相当な僻地かと思いきや、それなりに開発されていた。
しかし、「台湾新幹線」は後付けの路線なので、
街の中心部からは、かなり外れの場所にあったりする。
近代建築で建てられた駅はとても大きく、立派な物なのだが、
まわりには人の住んでいる気配がない。
人工的にキレイに整備された広大な敷地だけである。
そんなわけで、無味乾燥とした「高鉄嘉儀」駅から
人の気配がある「嘉儀」駅までバスで移動することに。
駅でありながら、駅としての機能がない…そんな印象を受けた。

静かに列車は南下。
窓から見える風景は、日本の車窓となんら変わるものなし。
不思議なくらい、同じような情景が交差する。
しばらく語り合っていたビジネスマンも
いつのまにか深い眠りに入っていた。
ボクたちの目指す駅は、「嘉儀(チャーイー)」と呼ばれる南の駅だ。
そこからバスを乗り継いで1時間、「関仔嶺温泉」が最終目的地。