【UNITE!NIPPON】内田周作


そんな徹夜明けの役者にUNITE!NIPPON。

もう帰るところなんか、ないんだよ…と。

その事実をしかと受け止め、
みなが率先して地平を開いていかないと
行けない現実に今、直面しているんだよ…と。

気づいた人間から、
前に進んでいこう。

震災がなくても、この現実は
訪れて来てたんだ。

震災があって、露呈してしまっただけのこと。

ボクたちは、ここまで来てしまった現実を
しっかり受け止め、変えて行かなくては。

「だっておかしいですよ。
 やりたくもない仕事を「仕事だから」と
 自分を偽ってやり過ごしている状況って」

常識は成人までに身につけた偏見の集大成。

本来、仕事って楽しいものであるはず。
世の中に貢献できる行為…それが仕事。

そんな楽しい行為が、つまらないつまらないって
苦虫つぶしたような顔してやり過ごしてきたから
今の軋んだ世の中になってしまった。

「今を受け止め、楽しく向き合うことから
 世界は変われると思うんですよ」

周作くんは、それを実践している。

【mar_31】内田周作


役者、内田周作。
映像作品の撮影で徹夜明けだったところを
そのまま新宿ゴールデン街へ誘い、撮影。

この5月には出演した映画
大林宣彦監督の「この空の花」も公開。

上京3年経って
しっかり結果を出している役者だ。

それでも東京の役者業界の実情を知って
ガッカリ肩を落としてもいた。

「ようはギャラが安すぎなんですよ」

モノを創るってのは時間がかかる行為なはず。
それでも消費される速度に合わせて
無理強いモノが創られている現実。

しかも薄利多売だから、食えるはずの映画監督すら、
まともに映画だけで食えていない現状は、いかがなものか。

役者なんか底辺の稼業ですよ。
本物の役者が売れている訳じゃない…ところが、
このニッポンのダメさ加減を露呈している。

撮影のあいだ、熱く語ってくれた周作くん。
…写真業界も、…いやクリエイティブ業界全般が
似たような傾向だ。

震災以後、本物のクリエイティビティが求められているというのに、
既得権益の争奪戦争いばかりで、新しい地平に移ろうという機運がみえない。

だから未だに普天間基地は返還されないのだ。

【UNITE!NIPPON】関口光太郎


最後に関口さんに、UNITE!NIPPONをしてもらった。

震災後、モノを創る行為を躊躇ってしまった
関口さんらしい、決意のひとこと。

モノを創ることで、
その悦びを伝えて行けたら…と
率直に語ってくれたのが、印象的。

【mar_30】感性ネジ_02


5.5mの脚立にのぼって
接近して「感性ネジ」を撮る。

ジェイムスブラウンが、いた。

【mar_30】感性ネジ_01


関口光太郎さんが
大賞を受賞した作品「感性ネジ」。

閉館後、照明を落とし、ストロボを当てて撮影。

新聞紙とガムテープの作品とは思えぬ
重厚な仕上がりに。

硬直した姿は、男根のよう。

【mar_28】トランペットとフリューゲルホーン


南国ドロップス時代の朋友ワダミツ
トランペットとフリューゲルホーンを預けることに。

東京に来てから丸2年。
ほとんど楽器を手にしていなかったから、
こいつらにしてみたら、
やっと出番が回ってきた…って
嬉々としていることだろうけど、

20年も息を吹き込んできた楽器たちだから、
おしゃぶりを失う赤ん坊のような
なんとも切ない気分。

ひとつのアイデンティティとも言えるものだったので、
人生後半、いよいよ研ぎ澄まされて来た感じだ。

【mar_27】John


ゲストのフィドルJohnさん。

John John Festivalって
アイルランド音楽をやっている3人組のひとり。

PVを観たけれど、
フィドルの音色そのままに
躍動的な若さにあふれた音楽を
指向する人なんだな…と思った。

春の陽射しのピクニック…みたいな
心躍る音楽。

まっすぐなところが、イイです。

【mar_27】和泉聡志


ギター、和泉聡志さん。

このバンドの中で
一番やんちゃ。(おそらく)

待ってました!と繰り出すソロが
それを物語っている。

きっといろんな音の抽斗を持っている人なんだろうな…と。

こうやってひとりひとり見渡すと
凄いメンバーが抑えたプレイで
chiminの音楽を支えているんだな…。

【mar_27】岡部洋一


パーカッション、岡部洋一さん。

もっとも使えるインチキパーカショニストのひとり…って
プロフィールには書いてあるけれども、

その存在感は、ハンパないです。

懐の深さが、リズムひとつひとつに出ている。
それでいて入れ込む音が、いちいち斬新。

すごい人は、いるもんです。