【Mar_30】沖縄アンダーグラウンドby藤井誠二


沖縄アンダーグラウンド×モトシンカカラヌー』上映&トーク@カフェ・ラバンデリア

1970年コザの貴重なドキュメンタリーを2時間みっちり観たあとの、藤井誠二さんの新著を巡ってのトーク。
米軍統治下の沖縄において、特飲街がいかに基地と密接な関係であったか、米兵による婦女暴行や犯罪が絶えず、
そのはけ口に半ば公認として米軍の衛生局指導の許、【性の防波堤】が据え置かれた事実。

“元金かからぬ”商売女の実態は、2010年の「沖縄浄化運動」までひた隠しにされていた。

藤井さんは端境の希有なタイミングでルポを敢行し、
「モトシンカカラヌー」から現在に至るまでの沖縄の売春事情をまとめた。

トークで平井玄さんが「50年代の米統治下の日本はどこもかしこも沖縄と同じ状況で、
“赤線地帯”は米兵のはけ口として設置された慰安所だった。ここ新宿二丁目も、当時は米兵相手の場所」と説明、
敗戦国日本の「悪習」に向き合わずして、今の隷属構造は語れないと悟った。

地上戦で壊滅し、それでも生き抜くことを強いられたウチナーンチュの逞しき生き様は、
嘉手苅林昌らが謡う民謡に顕れていて、路上で即興的に奏でられた島唄は、
コザの魂が込められたブルースだったのかぁ…と、
ナマ林助やナマ林昌、ナマ誠仁に触れ、パークアベニュー裏のデイゴホテルに泊した1998年の記憶がまざまざと甦り、
この虐げられた歴史が積もり積もっての普天間辺野古なのか…と沈思黙考。

沖縄アンダーグラウンド=陰の沖縄を、まだまだ洞察してゆかねばならない…と、林昌さんの歌声を聴く夜。

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【on_Flickr】平体まひろ_ACTRESS_26


木曜日は平体まひろさんのプロフ撮影。
経年劣化するものに目がないってことで、
街全体がいい感じに劣化している工場地帯に。
目につくもの1つ1つに歓声を上げるまひろさん。

鄙びたモノを愛でてこそ、
生きる歓びにも気づかされるってもんよ。

ボクはそういう時間の蓄積を大事にしたいわ。

【on_Flickr】ACTRESS_26

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【Mar_28】CINEMAdubMONKS@七針


CINEMAdubMONKS結成20周年LIVE「Trilogia」@八丁堀・七針

久々に映像付きのモンクスが観られると思い、
意気軒昂と七針に向かったのだけど、
ガンジーが不幸のため急遽岩国に戻ることとなり、
ダイホひとりのLIVEに。

ゲストにレコーディングエンジニアとして参加されていた森俊二さんを迎え、二部構成で。

20人ほどのキャパで少人数だったからか、終始ダイホもリラックス。
20年間刻んできた音の記憶を、目の前に散らかった楽器でひとつひとつ引っ張りだし、
レイヤーを重ねるように音楽を紡ぎ出していくスタイルは、
年月を重ねた分、巧みに調理され、思いも寄らぬ情感を呼び起こす。

多重露光の写真が、不確かな記憶のトリガーになるように。

CINEMAの謂われは、実はその「記憶」にあるのだなぁと改めて思った次第。
己の記憶に引きこもるような演奏者の姿は、老成してこそ様になる。
ダイホの立ち上げたレーベルが《Rojin》だったのも、そんなワケか…と、
様々な「記憶」に彩られた時間でした。

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【Mar_27】KUNIO14『水の駅』


いよいよ明日初日。全7ステ。把手の壊れた水道管がステージ中央に。
その『水の駅』を通り過ぎる人たちの無言劇、1時間50分。

なんともシンプルな構造。

水道管はまさしく命そのもので、通り過ぎて死を迎える。
その凝縮された生死を、観客はどう捉えるか。
110分の多種多様な生き様から、生きることの貴さが見える。

ステージナタリー

KUNIO14『水の駅』
作/太田省吾
演出・美術/杉原邦生
振付/田村興一郎


出演:本多麻紀、箱田暁史、田中佑弥、緑川史絵、亀島一徳、御厨亮、熊川ふみ、川口えりな、和田華子、菊池真琴、
田村興一郎、木之瀬雅貴、毛利悟巳、長南洸生、キヨスヨネスク、緒方壮哉、三方美由起、井上向日葵  &岩下徹

《 スタッフ 》
舞台監督:大鹿展明
照明:魚森理恵
音響:星野大輔
照明操作:加藤泉
演出助手:鈴木美波
演出部:岩澤哲野
文芸:稲垣貴俊
宣伝写真:堀川高志[kutowans studio]
宣伝衣裳:藤谷香子[FAIFAI]
舞台写真撮影:bozzo
記録撮影:須藤崇規
制作:加藤仲葉
プロデューサー:小林みほ

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