
「Google」が元気だ。
10の100乗という意味のグーグルが登場したのは98年。
米スタンフォード大学の学生2人がガレージで立ち上げた会社も、
2005年度には、売上高61億3900万ドルの怪物会社に成長した。
世界の頭脳を集めたIT集団「Google」は
『ビジネスを忘れ、剣を情報に置き換えた民主主義革命に殉ずるべし』と、
世界中のあらゆる情報を整理し、そして誰もがそれを簡単に検索できるように
日夜、アイディアをひねり、カタチにする努力を重ねている。
その成果が「Google Map」であり「Google Earth」である。
世界中の衛星写真を隙間なくつなぎ合わせ、
ひとつの球体にしてしまおう…という発想のスケールがまず怖ろしいが、
その地図上にある、あらゆる情報を広くユーザーから募る…といった姿勢がすばらしい。
全世界のネットユーザーが、次々と身近な情報を地図にインプットし、情報を公開する。
その情報が次の情報を呼び、その蓄積の積み重ねがとんでもないスケールとなって
「2006年度版 地球ガイドブック」を産んだ。
情報を独占し、その権利でもって世界を牛耳ろうとする考えではなく、
情報を共有し、そのつながりで情報のストリームを生み出そう…とする考え方。
まさにGoogle的民主主義だ。
インターネット上に広がるこういった数の力が、
世界の次なる新しい局面を提示している…。
上から下へと頭ごなしの支配を目論む、限られた人間だけの支配政治が、
コミュニティの横のつながりから産まれる、市民革命に転覆させられる可能性も出てきた。
次なるGoogleの動きは「Google Book Search」。
これは世界中のあらゆる本をスキャンして、
本の中身を検索できるようにしたもの。
そのデータベースの基礎となる本のスキャニング数が、何千万冊…といった
天文学的な数字になっているから、そのネットワーク力は半端じゃない。
世界中のあらゆる本をスキャンして、検索できるようにしよう…
という地道な取り組みが、「知の開放」を促進し、
地球規模の一大市民革命とつながることを…期待したい。
…これはもう、クーデターだ。








