【AUG_10】もうひとつの故郷 by 国本隆史

【もうひとつの故郷_移民・難民と生きるドイツの今】2016年国本隆史監督作品。
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シリア難民のAHMADさんの言葉が鮮烈過ぎた。「25年後、たとえ壊滅的な状況であっても、戻れるならシリアに戻りたい」「ボクの故郷だから」この全肯定は、シリアが世界中から全否定されているからこそ。ガザの人たちも同じように答えるだろう。戦争の渦中にあって、世界から全否定されている状態だからだ。そのAHMADさんもドイツに入った時はドイツ語が通じず、全否定された気持ちになった。自分の思いを伝えられるようになったとき、はじめて必要とされていると感じたという。翻って、私たちは外国籍の人たちの言葉に耳を傾けているだろうか?彼らの思いを受け取って、返しているだろうか?それは外国籍に限らない。「人間のアニミズム」=魂を持った存在として、人々に等しく接しているだろうか?と自分に問う。監督も異国の民として、その存在が不安定だからこそ、共鳴し撮り得た映像だと思った。2016年からさらに10年。ドイツの状況はどのように変化しているのだろう。








