【Feb_09】曽我大穂ソロ@喫茶ミラクル


【曽我大穂】浜村温泉の喫茶ミラクルにて、ソロ。雪に閉ざされた格好の、深閑とした日本海の温泉地で聴くダイホ。彼と出会ってからの四半世紀、お互い色んなモノを喪ってきたからか、ひとつひとつの音が含みをもって耳に届く。氷点下で凍える夜に、心の中だけは温かな記憶の断片がふわっと甦っては遠ざかり、甦っては遠ざかりして、出会いと別れを繰り返すそれは、音のポエトリー。人間はこうやって歳と共に、喪ったピースをおぎなう旅を続けるのね。成就できないことをわかっていながら。#photobybozzo

【Feb_06】山本太郎は“大切なのは九十九ではなくて一だ”と主張する。(再掲)

羊を百匹持っている者がいたとしよう。
そのうち一匹がどこかに行ってしまった。
そういう時、たとえ九十九匹を荒野に残しておいてでも、
いなくなった羊を探しに出掛けて行かないだろうか。
出掛けて行って、うまくその羊を見つければ、
迷い出なかった九十九匹にもまして、
その一匹の羊のことを喜ぶのではないか。

(マタイ18・12ー13=ルカ15・4ー6)

現実の世の中は算術的合理性で動く。
事実、もしも九十九対一を文字通り
あれかこれかで選択しなければならない時に、
九十九を捨てて一をとる人はいない。

けれどもまた、そういう理屈で、
実際には必ずしも絶対的に
あれかこれかではない場合にも、
九十九のために
一が犠牲に供されていく。

そしてそういう場合はほぼ常に、
九十九の方が何らかの意味で強い者であり、
犠牲に供される一人は
大勢の中でも何らかの意味で弱い者である。

(『イエスという男』より田川建三)

こういう現実に対して、
本当に理性の立場に立って反論を加えるとすれば、
実際には九十九人が少しずつ譲歩しあえば
この一人を滅ぼさずにすむのだから、
みなが平等に困難を分かち合いましょう、ということになろう。

けれども、そう穏やかに申し上げることによって
世の中の不公平が除かれることはめったにない。

世の中全体が算術的合理性を
力をもって強制して来る時に、
それに抗おうと思えば、
こちらも強引かつ単純にそれを
裏返して主張するのでなければ、
強い衝撃力を持てない。

大切なのは九十九ではなくて一だ。
こう主張する時、もはや人は
深く全体を見通す
平衡のとれた理性を失っている。
暴論ですらある。
だがそのように叫び出さねばならない状況は
しばしばあるものだ。

これまた決して不動の真理ではない。
逆説的反抗なのである。

此の世で実際にこのようなことを
ある程度以上主張すれば、叩き潰されざるを得ない。
実際には九十九の力に一が勝つはずがないからだ。
逆説的反抗に立ち上がれば、人は悲劇に突入する。
しかし歴史を動かしてきたのはさまざまな悲劇だった。

イエスという人がさまざまな場面で語り、
主張してきた逆説的反抗を「真理」との
教訓に仕立て変えてはならない。

イエスは「真理」を伝えるために
世界に来た使者ではない。

そのように反抗せざるを得ないところに
生きていたからそのように反抗した、ということなのだ。

そして、もう一度言うが、だから殺されたのだ。

【Feb_02】事例集完成報告交流会


『豊岡の外国人雇用事例集』完成報告交流会
 2026年3月13日FRI@豊岡市役所3F庁議室1400−1630


【ステンドグラス豊岡】は、コロナ禍以降増え続ける外国籍の隣人を知ってもらおうと、「かめのり財団」の助成で今年度活動してきた団体。その1年の集大成として、取材してきた内容をまとめたのが「外国人雇用の事例集」だ。


どの企業も発端は人手不足から雇用へ動いているが、外国人と協働することで得られたエピソードがどれも秀逸で、“国籍や文化の差異を超えて支え合い、自分らしく生きることを目指す地域共生社会”の実践として、機知に富んでいる。


建設や介護の企業は、長期的な目線で人材を育てる必要があり、おのずと外国人たちのライフプランやライフステージに意識が向く。そして、自動車免許を取得し、車を買うことすら難しい社会構造に気付く。宿泊業は、繁忙期と閑散期のメリハリがあるため、外国人雇用に対しても短期的な目線に陥りがちで、インフラである日本語教育が行き届かない傾向にある。特筆すべきは過疎地における企業体で、地域活動を基礎として、地域全体で外国人との接点が築かれ、企業の内と外で「生活者」として育まれている点だ。外国籍を意識せず、地元民と共に地域社会を「住みやすく」しようと働きかけている自然な対応が、多様な価値を取り込む未来を先取りしていると思った。


京都大学の安里和晃准教授には、そのような「人口減少時代の地域づくり」を基調とした講演をお願いしており、その後のパネルディスカッションでは市長も交え、外国人が生活者として豊岡市に定着するための視点をシェアしあう。


◆申込みフォーム
https://forms.gle/ZZPdVVXJfq9yjDD4A


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