
ベース、小泉P克人さん。
バンドのベースは要っていうけど、
ホントに安定していてドロっと地を這う感じで、
それでいて色っぽい音色。
弾き姿も、とてもgroovy。
竹野に住まう舞台写真家の地域自治。

JUJU。
chiminの時は、父親的立ち位置を常に意識しているようで、
ちょっと面白かったりするのだけど、
要所要所に聴かせるフレーズは
JUJUだな…と思わせるハッとする瞬間にあう。
昔から音楽の懐の深さは
感心させられてばかりだけど、
抑えたプレイの中に光る
剥き出しのゴロっとした「衝動」が、
JUJUの魅力。
1月15日の中目黒楽屋でのライブから2ヶ月。
前回よりもよりソフィスティケーテッドされた空間で、
大人な音楽を聴かせてくれるのか。
ふたを開けてみれば、
予想以上に洗練された雰囲気で、
それでいてchiminの持ち味である
和やかなムードはそのままに
バンドメンバーも終始おだやかな空気に包まれ、
chiminの魅力を最大限引き出すことに徹していた。
アンニュイなんだけど、
その場で流されて終わりではなく、
なにかを残して、ふっといなくなる。
chiminの音楽には
なにか特別な媚薬が備わっている。
それはきっと
「雨の日には不機嫌が伝染する」と
MCで語ったchiminの、
時代を読み解く感性に依るモノだと思う。
今年は東京に居を構え、
精力的にライブをこなしていくと言う。
さっそく新曲の構想も生まれてきているようだ。
さらなる世界観の構築に、期待したい。

おめでとう、43歳。
書きたいことが沢山あるけれど、
とりあえず、この写真で。

志村信裕さんの作品。
路上に巨大な「赤い靴」。
この作家も若くて,キャッチーなメッセージ。
日常に差し込まれる異物が、
凝り固まった偏屈な意識をやわらかくしてくれる。
いわば現代社会の鍼灸師か。
でもそういう緩衝材的な役割が、アートだ。

アートナイト2012の会場で
タムラサトルさんのインスタレーション。
チェーンと歯車で
機械仕掛けに動く「六」「本」「木」。
撓んだチェーンやら、ひたすら律儀に動く歯車やら、
なんだか文明のおかしみを描いているようで、「いいね」。
日常をまったく違う目線で切り取ることが、
アートの魅力だし、気づかされることも多い。
震災で、いろんなシステムが「撓み」や「軋み」を露呈したんだけど、
それでも「再稼働」してまでその「規律」を守ろうとしている。
「王様は裸だ」ってしっかり指摘しているのに、無視を決めつける。
いい加減に「既得権」にしがみつくのは、やめにして欲しいものだ。

日比野克彦さんの故郷、
岐阜市長良川で行われている「こよみのよぶね」。
冬至の日、数字のカタチをした行燈を船に乗せ、
時の流れと川の流れを重ね合わせ、
ゆく年を想い、くる年を想う行事。
この行事を東北の川、海とつなげて
「こよみのよぶね」に震災の想いを重ね、鎮魂を重ねる。
2011年11月に宮城県石巻市旧北上川、
2012年3月11日に岩手県大槌町大槌湾、
そして、来る3月31日に釜石市甲子川にて開催される。
今回はその船の装飾を、六本木アートナイトで実施。
ぼくらも参加してきた。

六本木アートナイト2012にて。
草間弥生の新作「ヤヨイちゃん」と愛犬「リンリン」。
全長10mのバルーンがこの2日間だけ
六本木ヒルズにお披露目。
老いてますます血気盛ん。
草間弥生のそのパワーは、
若手の追従をゆるさない。
そのメッセージは明快。
見ているだけで
夢と希望を与えてくれる。
これぞ、アートの力。
眼前に顕れたとき、
ああ来て良かった…と心底思った。
岡本太郎亡き今、
草間弥生がニッポンの太陽かもしれない。