【浜口庫之助】みんな夢の中


恋はみじかい 夢のようなものだけど
女心は 夢をみるのが好きなの
夢のくちづけ 夢の涙
喜びも悲しみも みんな夢の中

やさしい言葉で 夢がはじまったのね
いとしい人を 夢でつかまえたのね
身も心も あげてしまったけど
なんで惜しかろ どうせ夢だもの

冷たい言葉で 暗くなった夢の中
みえない姿を 追いかけてゆく私
泣かないで なげかないで
消えていった面影も みんな夢の中

【youtube】みんな夢の中

      ●

1969年の作品。ちょうど40年前。
BreathMarkの歌声で聴いて、涙出た。

今日は浅草へ行って来た。

永井荷風の「墨東奇譚」で、
お雪が客待ちに歌っていそうな風情だ。

今度は舞台の玉ノ井にでも足を運んでみようと思う。

【youtube】昭和44年「みんな夢の中」

【Breath Mark】海へ行こう


【youtube】海へ行こう/Breath Mark

輝いた塗ったばかりの青い車に乗って 海へ行こう
子供の頃から夢に見ていた 青い車で 海へ急ごう

はだかになりたい 強い光に突き刺されてたい
誰にも恥じない  力づくの嘘を疑わせない

舞い散った砂に見失いそうな 初めて通る道 君を乗せて
悪魔が幻が 生み出した入道雲の真横を指差した 海が見えた

理由はいらない  気にもならない 置いて来てしまった
はだかになりたい 強い光に突き刺されたい
誰にも恥じない  力づくの嘘を見破られたい

      ●

なんで今まで触れることがなかったんだろう。
そして今、こうして接することが出来たことを感謝したい。

Breath Markを聴いていると、なんだか自信が漲ってくる。

世界と対峙する術を享受しているような
力強さを、彼の歌は与えてくれる。

たった独りでも しっかりと大地に立って
与えられた使命を全うできる…そんな勇気が漲ってくる。

アルバム「んの次」に収められている
ハワイアン「Ali’I’Aimokuoka’U」の彼の歌声は
夕方にさやぐ風のように やさしく心のさざ波を鎮める。

耳にするだけで、遠くまで開ける視界。
海を眺めて心穏やかになる状況と、きわめて近い。

      ●

東京に来て3ヶ月。
その間に触れた、志高い人たち。

雑念の多い都会の雑踏の中でも
目指すべき道をわきまえていて、
ひたすら己のペースで自己を表出している。

2009年は、自分にとっても大きな「Change」の年だったけれど、
このような出会いがある度に、自分の思いが確信に変わることを実感する。

たがわずに自分も一歩、一歩と、己の道を突き進んでいきたい。

今年はこれが最後の更新になるけれど、
2010年の自分の背中をイメージして、
気持ちよく締めくくりたいと思う。

最後に…やっぱり沖縄のVIBEは、とてつもなく大きいことを書き加えておきたい。

Breath Mark Photo

【Breath Mark】LIVE@新高円寺STAXFRED


12月28日月曜日。仕事納めの日。
…と言っても、別に大掃除するわけではなく、
派遣のバイトを終了するだけの話。

本日は福山通運の配達補助。
南青山・西麻布をひたすら配達で回る。

華やかな街並み、行き交う人々。
豪奢なスタイルの欧州車を乗り回すマダム。
AMラジオからは忘年会の話題を、
面白可笑しく茶化すパーソナリティの声。

ボーナスとか忘年会とか豪奢なクルマとか、
今後一生、縁がないのだろうな…とぼんやり考える。
サラリーマンだったことが、遠い昔日に感じる。

      ●

12月23日。水曜日。
新高円寺の「STAX FRED」で行われた
Breath Markこと二羽高次氏のライヴを観る。

二つの羽で高い次元に…。そんな名前の通り、世界を違う稜線へと導いてくれた。
正直、東京に戻ってきて良かった…そう心底思えた一夜だった。

18年前、多摩美時代の音楽サークルは、わが「K-ON部」と「WESTERN」とに分かれていた。
何が違うって、WESTERNに所属していなかったので、真意は明らかじゃないが、
「K-ON」はお祭好きな快楽主義、「WESTERN」はひたすらカッコイイ芸術至上主義、
ま、なんといっても憧れのBANDは「WESTERN」に多かった。

その中でも群を抜いて色気を発していたのが、「PANTY SCANTY」なるバンドで、
チョーグルーヴィーなFUNKを、チョー粋なカッティングとチョーsexyなしゃがれ声で、
ステージ映え良くスタイリッシュに奏でるので、多くの男女が魅了されていた。

…で、そのVocalが、このBreath Markこと二羽高次さんだった。

なにしろ18年前なので音源も手元にないのだけど、
芸祭のステージに【パンスキャ】が出るとなったら、齧り付いて観てたもんだった。

      ●

18年ぶりに聴く二羽さんの歌は、まったく違っていた。

カッコイイが、スタイルだけじゃなく「生き様」にまで昇華されていた。
両手で心臓を鷲掴みにされ、ブルブル揺さぶられるような、
今までに聴いたことのない音楽として、この耳に届いた。

シャーマンに近い…語り部に近い…音楽。

たとえば「くじら」(音源はぜひともmyspaceでチェックしてほしい)

      ●

  綺麗に描いた 海の絵のように 波輝いていた
  あまりに広くて大きくて くじら 気が遠くなった
  魔法の島まで ひとっとびさ いつか見た 銀色の島へ
  輝いた砂 たどり着けるまで 本物の幸せを探す
 
  絶え間の無い子守歌のように 南風囁いた
  潮を吹いて虹を作った 水平線にもう とどきそうさ
  憧れの島 華やいでいる 綺麗な珊瑚も咲いている
  この海の深い砂に埋めた 本心をすべて さらけ出す

  She was born now as a precious of ocean floor
  She was born there deepest inside of calmness calmness

  見渡す限りの瑠璃色の海で 一人のくじらが恋をした
  ただ恋しくて 切なくて ひとりぼっちで転がった
  誰かの言葉が聞きたくなって どうにも我慢が出来ないし
  右も左もしがらみだらけ おかげで今夜も転がった
  
  魔法の島までひとっとびさ いつか見た銀色の島へ
  輝いた砂 たどり着けるまで 本物の幸せを探す

  She was born now as a precious of ocean floor
  She was born there deepest inside of calmness calmness

  足りない足りない あぁ いつも何か足りない あいにく今夜はお月様もない
  このまま今夜も くらげの群れで 漂っていても 眠れやしない

  She was born now as a precious of ocean floor
  She was born there deepest inside of calmness calmness

  見渡す限りの瑠璃色の海で 一人のくじらが恋をした

      ●

まるでくじらに跨って くじらの気持ちを代弁しているような
瑠璃色の大海原に苦悩するくじらが居て 星がまたたいている…。

これがギター1本、30名限定のステージで
かき鳴らす弦の擦れる音まで聞こえるような気密高い空間で
くじらが嘆くがごとくイタコ(ノロ)のように面前で絶叫されると…

自分たちがものすごく小さな存在で、
地球上にはまだまだ解らないコトがいっぱいあって、
人間の物差しでは測れない世界が大きく動いているってことを、思い知らされる。

      なんなんだ、この衝撃は(>_<)。
  
  

【CINEMA dub MONKS】Live@青山Spiral


12月22日。火曜日。
冷え込み弛まる。
しかし前日の倉庫作業で風邪を引く。

まだまだ東京の冬には慣れない。

      ●

12月20日。日曜日。
表参道の青山Spiralにて行われた
CINAMA dub MONKSのLiveを観に行く。

クリスマスイルミネーションに彩られた表参道。
行き交うカップル、ショーウィンドウには物欲を刺激する品々。
地面から這い上がる冷気は完全に冬。

あとは舞い落ちる雪さえあれば
ロマンチックなクリスマスは完璧な演出…というわけで、
オシャレスポットSpiralで行われるCdMライヴだ。

今回は物語3部作の終章「永遠と一日」の発売記念として
物語オーケストラなる大所帯の編成で、まさに「物語」を奏でる。

メンツがものすごい。

オオヤユウスケ Polaris (voice/guitar)
ワダマコト CaSSETTE CON-LOS (guitar)
中村亮 element of the moment (drums)
生駒祐子 mama!milk (accordion)
清水恒輔 mama!milk (contrabass)
上運天淳市 KINGDOM☆AFROCKS (tenor sax)

どれだけ壮大な音楽が聴けるのだろう…と期待に胸を膨らませた
テーブル席のカップルたちも、多かったのではないだろうか?

実際、200名はいただろう。
当日券の立ち見席も今か今かと待ちかねた様子。

何しろ東京だ。
Spiralのイベントに来るような連中だ。
トレンドを身にまとい、いい香りを放っている。

…いったいどんな「物語」が聴けるのだろう。

      ●

終わってみると…私的には残念な結果だった。
やはり緻密な構成があってこそMonksではなかったか・・。

あらためて2002年の「TRES」を聴いてみる。

当時はダイホも相当ソリッドでストイックだったから、
奏でる音楽も下手をすれば怪我をしそうなほどパンキッシュだった。

ヤマグチくんの地面をたたくようなパーカッション、ガンジーの襲いかかるように刻まれるベース、
DJトミナガくんの浮遊するサンプリング、ダイホの鬼気迫るフルート、…そして影、影、影。

妖しげなスライドと、この4人の息づかいがあったから、
次なる展開が気になってハラハラドキドキさせられっぱなし。

…そして、決定的なことに気づいた。
…そうだった、CdMはダブを基本とした音楽だった。

dub…アーティスト名の真ん中に刻まれたこの音楽スタイルこそ、
CdMを魅力的にしていた要素だった。

街中のフィールド音を背景に、奏でる音をそのままサンプリングし、
アンプを通してループさせ、さらにフルートを乗せ、複層的な音の広がりを持たせる。

当時はDJトミナガくんが効果的な音源を随所に散りばめ、
右から左に風の音が抜ける…ような立体的な演出や、
爆音でbreakしてsilentから次の展開へ…といった場面転換も巧みだった。

しかし、そのような音の組み立ては、
メンバー全員の息づかいが一致していなければ成立しない。

暗闇では、音だけが頼りだ。

「このフレーズの後には、3拍のbreakがあって、ベースから入る。」
そんなキメが至る所にあったから、Live後は毎回のように反省会、ケンカも絶えなかった。

だからこそ、緊張感のあるステージに観客は魅了された。

      ●

2009年、CdMも結成10年だ。
欧州遠征の時代から数えても5年は経つ。

当然スタイルも変化する。メンバーも入れ替わった。
今回のように、奏者に委ねるカタチで物語を紡いでいくスタイルは、
最近特に顕著だけど、Jazzのインプロビゼーションに近いカタチで、
時には「神が下りた」ポリフォニックな昂揚ももたらすだろう。

しかしその域には、もう少し四つに組む必要がある。
メンバーの息づかいが合ってこそ、…である。

まずは、なによりdubだ。
複層的な音の配置は、ダイホの目指す音楽だ。
平田オリザの演劇を例に奥行き感を説いていた時代がなつかしい。

ダイホくん、
もう少しダイホイズムを主張しても、よいのではないかな?

【Tom Waits】Christmas Card を巡る話


ねぇ チャーリー 私ね 妊娠してるんだ
今は9番街に住んでる
ユークリッド通りの外れの、
エロ本屋のすぐ上よ
ドラッグはやめたし
ウィスキーもやめたんだ
旦那はトロンボーンを吹いてるの
出世コースに乗ってうまくいやってるのよ

彼は私を愛しているって言ってくれる
お腹の子供は彼の子じゃないけど、
自分の息子のように育てるよって言ってくれる
彼のお母さんの形見の指輪をくれたし、
毎週土曜の夜にはダンスに連れて行ってくれるんだ

ねぇ チャーリー 私、あなたのことを考えるの
フィリン駅を通り過ぎる度にね
あなたはいつも髪にグリースをいっぱいつけてたよね
リトルアンソニー&ザ・インペリアルズのレコード、まだ持ってるよ
でもレコードプレーヤーは誰かに盗まれちゃった
あなたは今もあのレコード好き?

ねぇ チャーリー 私、おかしくなりそうになった
マリオが警察に捕まったとき
だから両親がいるオマハに帰ったんだ
でも、私が知っていた人たちはみんな、
死んでしまったか刑務所に入ってしまっていた
だからミネアポリスに戻ってきたの
これからはここで暮らすつもり

ねぇ チャーリー 私、幸せだと思う
あの事故が起きてから初めてそう思う
ドラッグに注ぎ込み続けたお金を、
全部ちゃんと持っておけば良かったよ
そしたら、中古車売り場を買ってただろうね
それで、車は一台も売らない
毎日、その日の気分にあわせていろんな車で出かけるんだ

ねぇ チャーリー ところで
本当のことを知りたい?
私には旦那なんていない
彼はトロンボーンなんて吹いてない
本当はお金を借りる必要があるの
弁護士に払うお金を
チャーリー、ねぇ
仮出所が認められるはずなの、
バレンタインデーの頃には

【youtube】Christmas Card From a Hooker in Minneapolis

      ●

トムウェイツ29歳の時の作品。
別れた女から近況を告げるクリスマスカードが届く。

旦那は出世コースでとても出来た男で、
毎週ダンスにも連れてってくれる。
愛に満ちた暮らしをしてるんだ…と。

時々私、あなたのことを思い出すの。
ドラッグに溺れた凄惨な日々とともに。
だから今、とっても幸せよ…と女。

カードの締めくくりに、女は告白する…
「チャーリー、ホントのこと知りたい?」

幸せな日々は真っ赤な嘘。
まだドラッグからも抜け切れてないわ。
弁護士へ払うお金が必要なの。
次のバレンタインデーまでには
仮出所が認められそうなの。

      ●

クリスマスは、なんでこうも胸締め付けられる季節なんだろう。
愛にあふれた昔日の記憶が、クリスマスソングと共に思い起こされるからか。

この歳になると、高校時に訳もなく浸ったトムウェイツが
また違った感慨で、骨身に沁みる。

自分の弱みをさらけ出したくなってきたからだろうか。

背伸びをして、必死で理想を追いかけて
前ばかりをひたすら見つめていた30代。

毎日、日雇いの派遣バイトでライン作業に明け暮れる40代。

くたびれた中年が集ってピッキング・検品・梱包の作業をしている様は、
歳と共にくすんで張りを失った肌のように、切ない。

1坪ほどの喫煙室で10人ほどの男女が
紫煙を吐いてる10分間の休憩タイムは、
やり切れない思いの淀み場のようだ。

      ●

クリスマスカードとは程遠い現実に
ただひたすら埋没している中年たちにも
クリスマスの浮ついた空気は届く。

どんなに縁遠い存在だと思っていても、
容赦なくイルミネーションは目に飛び込んでくるのだ。

品川埠頭の帰りのバスで
疲労を背中に滲ませた男たちは、
暗闇に明滅するそれらの灯りをどう捉えるのか。

くすんでしまった視界の翳りを、自覚することすらないのだろうか。

あのころのトキメキは、
星空を眺めた無垢な心と共に封印してしまったのだろうか?

そんな幾層もの堆積した心の記憶があるからか、
トムウェイツは、歳と共に骨身に沁みてくるのだ。

【Jimi Hendrix】Little Wing


【youtube】Little Wing/Jimi Hendrix

Well, she’s walkin’ through the clouds
With a circus mind, that’s running wild.
Butterflies and zebras and moonbeams, and uh fairy tales.
That’s all she ever thinks about.
Riding with the wind.
When I’m said, she comes to me
With a thousand smiles, she gives to me free
It’s alright she says. It’s alright
Take anything you want from me, anything. Anything

Fly on, Little Wing
Yeah yeah yeah

彼女は雲の中を歩いている。
夢見る様な気持で。
蝶やシマウマ、月光やおとぎ話、そんな事ばかりを彼女は考えていたんだ。
風に跨り、泣きたい時は僕の所に飛んで来てくれる。幾千の微笑みを連れて。
彼女は惜し気も無く与えてくれる。
『気にしないで大丈夫。』と彼女が言う。
『欲しいものは何でも私から持って行きなさい。何でも。』と。

【youtube】Little Wing / Stevie Ray Vaughan

       ●

「Little Wing」は「Wild Horses」のアンサーソングだと思っていたら、
Stonesのほうが後に録音されているようだ。

曲の雰囲気といい、
女を歌った内容といい、
男の切なさが、たまらない。

やはり、創造の神ミューズは女だと、確信する。

12月の今頃にキューキュー鳴る切ない胸を
この曲に手向けている輩も多いことだろう。

女を手懐けられる…なんて発想がもう、
馬鹿な男の妄想なんだから。

      ●

Little Wingはなぜか
ボクの中でクリスマスと直結する。

1997年の冬、仙台のデザイン事務所で
寒い寒い徹夜を余儀なくされた時、
Stevie Ray VaughanのこのLittle Wingに初めて触れて
なんて恍惚なギターだ…と、鼻血を出した。

そのぐらい衝撃的だった。

初めて聴くRayのギター。
1990年にヘリ墜落で命を落としたことを後から知って、
その恍惚に磨きがかかったことを覚えている。

クリスマスとLittle Wing。
万年ナルシストでオナニー野郎な自分には
その「恍惚」だけが、救いだった。

「昇天」=「神」につながったから…かもしれない。

【The Rolling Stones】Wild Horses


Childhood living is easy to do
The things you wanted I bought them for you
Graceless lady, you know who I am,
You know I can’t let you slide through my hands

Wild Horses, Couldn’t drag me away,
Wild, wild horses, Couldn’t drag me away…

I watched you suffer a dull, aching pain
Now you decided to show me the same
No sweeping exits or offstage lines,
Can make me feel bitter or treat you unkind

Wild Horses, Couldn’t drag me away,
Wild, wild horses, Couldn’t drag me away…

I know I dreamed you a sin and a lie,
I have my freedom but I don’t have much time
Faith has been broken tears must be cried,
Let’s do some living after we die

Wild Horses, Couldn’t drag me away,
Wild, wild horses, We’ll ride them someday

Wild Horses, Couldn’t drag me away,
Wild, wild horses, We’ll ride them someday

幼い頃 生きて行くのは容易かった
おまえが欲しがるものは何でも買ってやった
無作法な女よ 俺のことは分かっているだろう
この手からおまえを失いたくないのだよ

野生の馬は俺を引きずれなかった
野生の馬は俺を引きずることが出来なかった

お前が鈍い苦悩に苛まれるのを見てきた
今度は同じ苦悩を俺にも味わわせようというのか
見渡せる出口もなく 舞台裏の行列もない
俺に苦々しい思いをさせるのか
おまえを不親切に扱うのかのどちらかだった

俺はお前に罪と嘘を夢見ていた
俺には自由はあるがもう時間がない
信頼は裏切られ、涙が溢れ出す
命が尽きた後に、あの世で一緒に暮らそう

野生の馬も俺を引きずって行くことは出来なかった
野生の馬に、いつの日か俺たちも乗ろう

【youtube】Wild Horses/The Rolling Stones

【Theatre Brook】心臓の目覚める時


悲しみは 人見知りしない
放たれた矢は 突き刺さるまで
飛び続けようと 祈るように
風を切ってまっすぐに 光る跡を残す

傷付けることに慣れる日と
傷付けられることに慣れる日と
戦う前に戦おうぜ
そこにいる君の上で 星も月も太陽も

見つめてるぜ 動かないで
君のことを 守るように 時には連れさらうようにして

悲しみは 人見知りしない
放たれた矢は 突き刺さるまで
飛び続けようと 祈るように
風を切ってまっすぐに 光る跡を残す

ずっと待ってた 終わることのない夜明けと
君のキスを ずっと待ってた 心臓の目覚める時

許せないならポケットの手を出して
思い切り抱きしめてやれ そこで

ずっと待ってた 終わることのない夜明けと
君のキスを ずっと待ってた 心臓の目覚める時

             詞・曲/佐藤タイジ

【YouTube】Theatre Brook/心臓の目覚める時

     ●

沖縄移住と同時期に夢中になったバンド、Theatre Brook。
1995年の「ありったけの愛」でデビュー以来、
バンドリーダー佐藤タイジの動向は気にかけていたし、
新譜は必ず初回版を手に入れ、
掛けもしないのに…アナログ版は鴨居に飾って、
さらにはファンクラブまで入る熱の入り様だった。

1996年6月24日、1stAlbum「TALISMAN」発売。
1997年10月22日、2ndAlbum「TROPOPAUSE」発売。
1999年2月20日、3rdAlbum「VIRACOCHA」発売。

それらのデザインディレクションが平野文子ということは
当時からチェック済みではあったし、
厚めのブックレットの写真で埋め尽くされた世界観には
当時から「カッケエ~」と小四のガキのように見とれていたものだった。

しかしもって、その和室の鴨居に飾るほどの熱の入れようだった
Theatre Brookのジャケット写真のクレジットが「大森克己」と知ったのは、
2005年のworkshopに参加してからのこと。

そして、今知った……3rdAlbumは「藤代冥砂」だ。。。
あの牛の写真は「冥砂」だったのね。

      ●

年末は何かとカネが入り用だってことで
短期のアルバイトもしなきゃな…なんて

けっこう真剣にそんな「思い」も熱く、
月曜配布のバイト情報誌のフリーペーパーかっさらって
いの一番に「お歳暮仕分け」の日払い仕事へ電話。

有明埠頭のドデカい倉庫へ、面接用の送迎バスまで利用して
「履歴書」と「筆記具」持参で乗り込んでみたはいいけど、
事務用テーブルが整然と並んだ、大学の講義室みたいな空間には、
グレイッシュの空と似たようなどんよりした表情の無彩色な男たちが、
テーブルにあごが付かん…とも思しき重たい姿勢で「仕事の説明」を待ちわびている。

「おいおい、こっちまで配給に行列している気分だぜ」

って口に出しては言わないけれど、
明らかにそのまま「年越し派遣村」へ移動しそうな雰囲気。

「派遣切り」じゃあるまいし、この覇気のなさはなんなんだ!?…と
少しうわずった気分が下手な刺激を与えたのか、
ただたんに戦力外と見なされたのか、その真意は知らないけれど…

「お歳暮仕分け」のバイトは見事不採用。

その覇気のなさが気に入られたんだな…と
悪態ついたりして、どこまでいってもクサクサした気分は抜けず、
…かといって「背に腹は代えられぬ」状況だから、
懲りずに明日も「履歴書」持って埠頭の面接会場へ。

世はクリスマスだろうが、なんだろうが、
「悲しみは人見知りしない」わけで。

明日も空っ風はすね毛を顫わせて、フトコロを悲しませて、
街中は反比例するかのように、ネオンも華やかに、逆撫でを繰り返す始末。

あああああ、年末。あああああ、年末。
一年の「何を」忘れようとするのやら。

「心臓を目覚めさせて」やれよ。

【LIVE】Reggaeryman@Next Sunday


11月21日。土曜日。
夕方5時から阿佐ヶ谷Next Sundayにてリハ。
レゲエバンドだけのイベント…ということで、
出演者としてだけでなく、観客として大いに楽しめた夜だった。

RugBugのボーカルGacya嬢にしろ、
Jama-Ichiでゲスト参加したMIKIにしろ、
歌声が魅力的だなぁと思っていたら、
お二方とも「ボブマーリーソングコンテスト優勝者」。

「ボブマーリーソングコンテスト?」

そんなのあるんだ…と調べてみたら、ONE LOVE JAMAICA FESTIVALなるものが…。

日本とジャマイカの国交樹立40周年を記念して
2004年に初めて開かれたイベントらしく、すでに5回を数える。

そのイベントのメインに、ボブマーリーの意志を継承すべく
「ソングコンテスト」が催されている。

Bobの歌を聴くと、ひとつになれるからすばらしい。

これだけ愛され、浸透しているアーティストって
ビートルズ以外に見当たらないんじゃないか?

今更ながら、Respectしてしまった。

いやはや、RugBugもJama-Ichiもレゲエのツボを心得ていて
Drum’n’Bassが心地良いこと。

そこに魅力的な歌声が乗っかるもんだから、
相当なハイテンションになった。

ガンジャパワーだな。

もうひとり、PEACHEZなる
シングジェイスタイルのシンガーも違った魅力を放っていて、
さすが東京、層の厚さを実感した。

レゲエに心を鷲掴みされた人々が、
レゲエを奏でる。

LoveにあふれたHallは居心地よく、
⇒セレクター佐川修さんのTunesも沁みた(>_<)
イベント終了後もしばらく余韻に浸っている始末。

自分自身、ホントにレゲエが好きなんだと、涙した夜。
Montego-Bayの夜明けを思い出した。

Reggaeryman@CROCODILE


11月13日。金曜日。
昨日から急激な冷え込み。
朝は自然と肩がすぼむ。おそらく15度。
昼間もそのまま気温上がらず。

本格的な秋。近くの公園も全体的にアンバーな色み。

11月10日。
原宿クロコダイルで、レゲリーマン
高田安男と東京ラデックスのパフォーマンスを見る。

今回レゲリーマンは、ステージにも参加。

昨年11月以来のLIVEステージ。
Tpも10ヶ月の封印を解いての演奏。
やはりブランクはぬぐえず、足を引っ張る。

それでも、やはり音楽は心地いい。

Drum’n’BassのGrooveを直に感じると、
こんなにもカラダが反応するのか…と
あらためてのパフォーマンス好きに
我ながら呆れてしまった。

しかし、素直に悦んでいる自分がいる。

それにも増して圧巻だったのが、
高田安男と東京ラデックス

女性だけのホーンセクションに釘付け。
妖艶さとキメの鋭さを併せ持っていて、完全に魅了された。

細いカラダから絞り出すように出てくるハイトーンを
至近距離で目にすると、口もあんぐり…の状態で、
ただただうっとり。

同じ楽器なのか…と気恥ずかしくなるばかりだった。

今回で解散ということだけど、
ぜひともお近づきになりたい…とバシバシ写真を撮った。