【台湾旅情】士林夜市 その9


何も分からず、
無邪気に戯れている子犬たちが、
なんとも哀れ。

この裏では、
どれだけの幼い命が、
無惨に処理されているのか…。

まだまだ犬猫に対する意識は低そうだ。

【台湾旅情】士林夜市 その8


さらに、奥へ進むと、ペットショップ群が現れた。
あらゆる種類のワンちゃんたちが蛍光灯に照らし出され、販売されていた。

おおお、一抹の不安が。

この子犬たちは、いったい全体、どこからどのようなルートで、
この露店に商品として置かれているのだろう?

どんな流れでこの場所に来て、売れ残ったらどこに流れていくのだろう?

今までの専門店で見てきたライターや靴とは違い、これらは命をもつ生物である。
商品とはいえ、ある程度の意思の疎通も可能な生命体だ。
偽ブランドのバッグやベルトとは、ちょっとワケが違う。

金になる…それだけの理由で闇のルートからタダ同然で仕入れて
販売されているのか…と思うと、胸が痛む。

【台湾旅情】士林夜市 その7


見るからに妖しげな雰囲気。
いったい何を販売しているのか。

どうやら、ライター専門店のようだ。

こんなカタチで、電化製品から生活雑貨、日用品、洋服、スーツ、靴、食品…と
コンビニで扱っているような商品の専門店が、ずらーっと夜中の1時まで軒を連ねている。
そんな巨大なコンビニエンスエリア、それが夜市。

台北県外からもたくさんの台湾人が、仕入れに集まるらしい。
ホント、見ているだけでも、楽しいところだ。

【台湾旅情】士林夜市 その6


さらに奥へ奥へと歩を進めると、
だんだん台湾らしい雰囲気の露店が見えてくる。

これは占いのコーナーか。

光を発するトルソが、夜市の中で
違和感なく収まっているあたりが、台湾らしい。

【台湾旅情】士林夜市 その5


ゲームコーナーを眺めながら歩いていたら、
いきなりぎょっとする光景に出会った。

「耳道除湿器」と書いてある。

どうやら、耳垢を蝋燭の力で吸引する
新しいタイプの耳掃除のようだ。

蝋燭の炎で、どうやったら耳垢が吸引できるのか…
さっぱり仕組みはわからないが、
空洞になった蝋燭のなかにしっかり、オレンジ色の耳垢が取れていた。

「ものはためしだ!」と旅の好奇心も手伝って妻とふたりでトライする。
1回300元。決して安くない。20,30で食にありつけることを考えると、結構な値段だ。
しかし、そうそう遭遇するものでもないし、まずは体験してみた。

仕組みは簡単。空洞になった蝋燭を耳穴に立てるだけ。
約10分間、ひたすら蝋燭が燃え尽きるのを待つ。決して熱くはない。
耳垢が吸引されている実感もない。ただ居心地が悪いだけ。

両耳を終えて、蝋燭の中を見せてもらう。

オレンジ色の固まりが、見事に取れていた。
…んんんん。なんと感想を述べたらよいのやら。
確かに耳の中はキレイになったような…そんな気分。

【台湾旅情】士林夜市 その4


ナイトマーケットの食コーナーを
取り囲むように設営されたゲームコーナー。

台湾の子供たちも夜遅くまでゲームに興じていた。

【台湾旅情】士林夜市 その3


同じようなお店が、お互いを刺激するように
対面で店舗を立ち上げているから面白い。

こんな感じの台湾ならではのドリンクも、結構旨かった。

【台湾旅情】士林夜市 その2


蛍光灯の光が明るい「士林夜市」の光景。
20、40と書かれたメニューが妙に食欲をそそる。

犇めく出店からは、
ジュージューとシズル感いっぱいの
鉄板焼きやら揚げ物やら飲茶のたぐいが
「召し上がれ、召し上がれ」と
おいしい匂いを立てて待っている。

すべての食を網羅したい!
そんな欲求に及ぶから、人間の食は貪欲だ。

【台湾旅情】士林夜市 その1


22時に台北駅到着。
その足で台湾最大のナイトマーケット「士林」へ。

ボクが今回の旅で一番感銘を受けた場所だ。

もう、そのランドスケープというか、デザインというか、
煌々と光る看板たちを眺めているだけでも、面白い。

台湾のあらゆる食が一つ屋根に集まって、
互いが客引きの声を上げている。
その活気たるや。

夜も、MRTの終電を過ぎた1時までオープンしているから凄い。

観光客に混じって、台湾のカップルたちも
自分たちの腹を満たすとっておきの美味を求めて彷徨っている。

どのシーンを切り取っても
「士林夜市」は、すべてが絵になる光景だ。

【台湾旅情】嘉義 その2


15時30分、関子嶺温泉発のバスに乗って、嘉義駅へ戻る。
時刻はすでに17時。
こんな台湾の南の街で、果たしてこれから台北まで戻れるのか…。

そんな不安がかすむ。

嘉義駅前は、学生たちでごった返していた。
今一度「高鉄嘉義」駅までバスで戻り、
台湾新幹線で帰るのが、賢い選択であるように思えたのだが、
同じ経路を辿って戻るのも芸がない…。
そんな意見が思考を占拠する。

結果、台北まで4時間半の長い長い列車の旅に閉じこめられる格好となった。
「もったいない、もったいない」と効率主義の妻が嘆く。
それもまた、良しとしよう。