【憂国忌】あらためてご報告


11月25日。憂国忌。
くもり時折雨。

国を憂うわけじゃないが、
12月19日付で現在の広告代理店を退社する。

1998年10月1日から10年。

ケータイの黎明期とともに
仕事の幅も広がってTVCM、平面に限らず、
インターネット、モバイルなど
さまざまな媒体に関わることができた。

版下入稿からデータ入稿への移行期だったのも幸いして、
「写植」「色指定」からMacのDTPへと
印刷作業の移ろいも体感できた。

これらの経験を存分に生かして
「写真」を生業に再出発を図ろうと思う。

…とはいえ。

実際に「写真」を生業にしようと
機材の見積もりをオーダーしてみると、
その金額に度肝を抜かれたりしている。

…狙いはシンプルに。

いきなり、あれもこれもは自滅する。
シンプルに狙いを定めて、対象に向き合おう。

料理を撮る時、「おいしそう」と思う
…その一次欲求が一番大事だと、聞いた。

この人を撮りたい…と思う、その欲求を
しっかりカメラに込めて、撮影したい。

シンプルが一番。

えにしでつながる


11月21日。快晴。
陽気も過ごしやすい。

「沖縄つなぐau」として
沖縄の家族、仲間をつなぐのはauだ!
…的メッセージを広告展開しているが、

ボクが吹っ切れたからなのか、
それとも、よりオープンマインドになったからか、

「写真でやっていく」

…そんなメッセージを会う人会う人に
 伝えてからというもの、
 ステキな出会いを繰り返している。

      ●

昨日は、勇崎哲史さんと長くお話が出来た。
「写真甲子園」を立ち上げられたプランナーであり、写真家である。
1年半前から沖縄に移住し、光画文化研究所を立ち上げ、
写真講座や写真展を主催し、写真道の普及活動をされている。

「写真甲子園」を主宰していただけあって
「人育て」の目線で写真を捉えているのが、
非常におもしろかった。

「未来を写した子どもたち」
インド売春窟の子どもたちが、写真を通じて世界を把握していく映画だが、
(⇒この映画はのちほど紹介したい)
「写真」メディアを隅々まで理解している方だけあって、
その目線が、とてもためになった。

「写真家になるのではない、写真家を生きるのだ」

そんなセリフは、身の引き締まる思いだった。

      ●

今日は、天描画家の大城清太さん
偶然台湾カフェ「流求茶館」でお会いした。

「ぼくの点描は天描と書いて、おばあとのコラボレーションなんです」

カミンチュの家系で代々村の祭事を司っていたおばあが、
絵を描く時に降りてくる…という話を聞いて、
その緻密な点描画をあらためて思った。

なんともニライカナイな世代を超えた話だろう。

しかも、大城さんがCinema dub Monksのダイホと
昔からサッカー仲間だという「えにし」を聞いて、
沖縄の地場の強さを感ぜずにはいられなかった。

この円環は、なんだろう。

  このつながりは?!

面白い。導かれるまま、行ってみようじゃないの。
2009年、どのような流れに自分が乗るのか、
今からワクワクとしてきた。 

  「やったろうじゃないの!」

【南国ドロップス】関西ツアー その8


その緊迫をひきずったカタチで「ミラクルズ」。

完全にアウェイな心境に。
弱気になってる。
…まずい。

この楽曲で、緊張で張りつめた会場を
グルーヴの波に乗せなければ…。

しかし、レゲエ。
あまり得意じゃなかったのね。
どうも2ビートがうまくグラインドせず。

さらに気負ったトランペットソロ。
…全然イケテナイ。(>_<) アウェイの緊張をさらけ出した感じ。 おやおや。最後の楽曲に。 このまま終わらせてしまっては、
南国ドロップスのイメージも
重たいもので、終わってしまう。

さあ、最後だ!

サンバのリズムで景気よくダンスだ!

「太陽のしずく」を楽しもう!

ホーンフレーズも結構しんどい楽曲だが、
ここは成就させなければ!

おお、バンド全体が大きなグルーヴを生んできた。
会場全体も、待ってました!とヒートUP!

最後の最後にバンド全体がひとつに。

どうにかオーディエンスも楽しめる楽曲に。

      ●

21:50ステージ終了。
正味35分。
…たかが35分。

無為に過ごせば、あっという間の時間。
しかし、この濃縮された35分で
空気の満ち引きをマジマジと体感できた。
ライヴはここまで生モノなのだ!と実感。

これほどの緊張を強いられたライヴは初めてかもしれない。

良くも悪くも
ものすごい体験となった
MINAMI WHEEL 2008。
南国ドロップス関西ツアーは
この時をもって、終了した。

さあ、打ち上げだ!

【南国ドロップス】関西ツアー その7


20時15分キッカリ。
ステージの幕が左右に開き、
オーディエンスが視界に入る。

…おお、こんなにステージが高いのね。

上から見下ろすようにして
Caravanがスタート。

視界の広がりが、
カラダを動かすことを強要する。

見られていることに過剰に反応してしまう。

    堂々と、魅せるのだ。

とにかく、この緊迫した空気に
飲み込まれないよう、自分自身であり続けるために
カラダを動かし続けるのだ。

Caravanに続いて新アレンジのタイフーンレディ。

ファンクのリズムを意識して、
リズムに乗っかるカタチに。
決して前のめりにならないよう…。

新アレンジの緊張が、イイ方向にグルーヴを出してきた。

次はデンキウナギのインスト。
さらなる緊張感。
トロンボーンの音がモニターから返ってこない。
トランペットしか聞こえてないんじゃないか?
…ミストーンは赦されない。

とにかく昨日のライブのイメージを思い出し、
走らないように、しっかりビートを捉えて、音を刻め!

無我夢中で3曲を消化。
バンドの一体感も出てきた。

さて、一息おいてのバラード「祈り」。

この緊張感から、さらに難易度の高いバラード。
ピアノとボーカルで聴かせる。
リズムが予想以上にゆるり。

一音一音がクリアに発信される。
その緊迫感がさらなる緊張を生む。

…んん。重いぞ。
これは、相当重い。

ホーンが盛り上がりを作る…はずが。
フリューゲルを鳴らし切れない。
その音の強弱に、びびりまくる。

一挙にこちらの緊張が会場を満たし、
オーディエンス側も緊迫を強いられる。

最悪の流れ。

完全に飲み込まれた格好。

【南国ドロップス】関西ツアー その6


19時50分。
前のバンド終了。

ステージチェンジで
舞台に上がることに。

いよいよ、本番15分前。

ステージの幕をへだてて
観客達の話し声が聞こえてくる。

会場を埋め尽くすほどの人が、
この幕の先には、居るのだろうか?

そんな不安よりも
自分たちの音楽を全うできるか…
そこが大事…と言い聞かせる。

マイクテスト。
トランペットを鳴らしてみる。
会場に轟く感じ。

思った以上に音が響く。

自分の音ばかりが目立ってないか
…またまた不安に襲われる。

     ●

【南国ドロップス】関西ツアー その5


MINAMI WHEEL 2008

場の空気を体感するにはライブでしょ…と
まずはjimamaをRUIDOにて見学。

その完成度と会場の真剣なまなざしに度肝を抜かれる。
ただいま17:30。

南国がこのあと2時間半後に本番を迎える
osaka muse hall
ステージも高く、オーディエンスも音に包まれるような素敵な会場。

自然と、背筋に力がはいる。

      ●

19時。会場入り。

楽屋にて曲順を整理。
それぞれ、音の確認をおこなう。

楽屋では、完璧だと思って疑っていなかったのだが…。

【南国ドロップス】関西ツアー その4


MINAMI WHEEL 2008

11月2日。
朝方5時まで
いい気になって飲む。

そんな余裕をコイて
ミナミホイールを迎えられるワケがない。

京阪電車にて天満橋まで。
途中「くずはニュータウン」を窓外に確認する。

軽くシナプスをつなげる。

天満橋から心斎橋までタクシーで。

さっそくMINAMI WHEEL 2008の熱気を感じる。
道行く人がイベントパスをぶら下げている。
18カ所の会場、450のバンドが共時的にライブを行う。

アメリカ村のチケット売り場では
自分のバンドを売り込もうと
派手な衣装をつけたバンド野郎が、
パスをぶら下げたイカした(イカれた)女の子たちに
チラシを配っている。

16時からは南国ドロップスのラジオ出演。

沖縄から来たことを思いっきりアピール。
やはり、沖縄…と聞くと、なんだか気になるようで
たちまちサテライトに人があつまる。

初めてのパワーヨガ


沖縄タイムスカルチャースクール

身体的に生きようと
本格的にパワーヨガを始める。

学生の自分から
それこそ、
トランペットを始めた辺りから
呼吸法の習得とばかりに
ヨガめいたことはかじっていた。

思えば、1988年。

麻原彰晃が「オウム真理教」を
立ち上げたばかりだったので、
当時の学生たちは盛んに超自然現象…
言ってみれば「宙に浮いたり」
瞑想だけで射精すること(どこが超自然なのか?)
に夢中になっていた時代だった。

当然コルトレーンに傾倒していたバンドのsaxは
自宅に巨大なピラミッドの枠をつくり、
その真ん中に14時間も瞑想をし、
3回も射精ができたと喜んでいた。

ヴォーカルの女の子も
早くからヨガや空手を始めていて、
伊藤比呂美の詩集を片時も離さず、
昼休みにはその一片を読んで聞かせてくれたりした。

ほかにも
自分のカラダを中心にした
グルーヴへのあくなき追求だ…と
韓国のサムルノリへ傾注して、
つねに首をグラインドさせているドラマーや

「エルヴィンジョーンズのタイム感は8の字だ」を体現するべく、
登下校の歩行動作の怪しいギタリストなどを生んだ。

 身体的感覚には敏感だったが、
 ヨガ=神秘的なもの、超我的な領域…と
 あちら側へ向かう傾向が当時はあった。

今となっては笑い話だけど、
「ヨガ」に対する情報など
「カーマスートラ」のエロチックな妄想ばかりで
誰も取り合ってくれなかった。

インドへ行くって言ったら変人扱いされた時代なのだ。

      ●

しかし、実際にやってみると、
カラダとの対話だと、あらためて思う。

胸式呼吸で鼻から吸って鼻から吐くリズムをキープし、
肺に送り込まれる空気をまぶたの裏で感じろと説かれた。

一呼吸に一動作。

つま先から頭のてっぺんまで
常に意識を押し広げて、力まずにカラダを屈伸させる。

自然と汗がにじんでくる。

いかに自分が呼吸を意識していなかったか、
いかに五臓六腑の内面に無関心だったか。

身体で感じるとは、どういうことか。

「瞑想で射精すること」から
飛躍的に成長したヨガ体験だった。

【南国ドロップス】関西ツアー その2


11月1日(土)。晴れ。

京都の京阪三条駅前にある
「サムシング4」というカフェバーにて
ライブを行う。

共演者が素晴らしかった。

たゆたう

薄花葉っぱ

京都って、なんてクリエイティブなんだ!
そんな思いが募ったバンドたち。

「たゆたう」は
瑞々しい創造の源泉が
こんこんと湧き出るように
自由で新しく、それでいて心地よかった。

若さゆえの突っ走った感が、うらやましかった。

「薄花葉っぱ」は
独特の雰囲気でウッドベースにギター、ピアノ…
そしてボーカルが素晴らしい。

歌声にノックアウト。
ダイレクトにメッセージが届く感じが、たまらない。

  京都。

小学生時代には
毎週末通った場所。

古寺と舞妓さんしか、
当時の京都にはイメージがなかったけれど、
(小学生だから、しょうがない)
こんなにも自由に音楽を愉しんでいる街だったのね。

なんだか住みたくなった。

【南国ドロップス】関西ツアー その1


10月30日。
神戸入り。

これから11月3日まで
5日間もの関西滞在。

すでに秋めいて、肌寒い。

ひとり三宮の南京街を歩く。

ぶらぶら。
木曜日の午後。

学生やOLなど、
それぞれの目的をもって
闊歩する人たち。

カメラをぶら下げ、
行く当てもなくさ迷う。

気楽なもんだ。

The Beatlesの楽曲を
ipodに詰め込んで、そぞろ歩き。

  ♪Boy, you gonna carry that weight
  ♪Carry that weight a long time

そんな実感、露にもない。
2008年から2009年へ。

ぶらぶらと、三宮を歩く。