
JUJU。
chiminの時は、父親的立ち位置を常に意識しているようで、
ちょっと面白かったりするのだけど、
要所要所に聴かせるフレーズは
JUJUだな…と思わせるハッとする瞬間にあう。
昔から音楽の懐の深さは
感心させられてばかりだけど、
抑えたプレイの中に光る
剥き出しのゴロっとした「衝動」が、
JUJUの魅力。
竹野に住まう舞台写真家の地域自治。

JUJU。
chiminの時は、父親的立ち位置を常に意識しているようで、
ちょっと面白かったりするのだけど、
要所要所に聴かせるフレーズは
JUJUだな…と思わせるハッとする瞬間にあう。
昔から音楽の懐の深さは
感心させられてばかりだけど、
抑えたプレイの中に光る
剥き出しのゴロっとした「衝動」が、
JUJUの魅力。
1月15日の中目黒楽屋でのライブから2ヶ月。
前回よりもよりソフィスティケーテッドされた空間で、
大人な音楽を聴かせてくれるのか。
ふたを開けてみれば、
予想以上に洗練された雰囲気で、
それでいてchiminの持ち味である
和やかなムードはそのままに
バンドメンバーも終始おだやかな空気に包まれ、
chiminの魅力を最大限引き出すことに徹していた。
アンニュイなんだけど、
その場で流されて終わりではなく、
なにかを残して、ふっといなくなる。
chiminの音楽には
なにか特別な媚薬が備わっている。
それはきっと
「雨の日には不機嫌が伝染する」と
MCで語ったchiminの、
時代を読み解く感性に依るモノだと思う。
今年は東京に居を構え、
精力的にライブをこなしていくと言う。
さっそく新曲の構想も生まれてきているようだ。
さらなる世界観の構築に、期待したい。

新宿歌舞伎町のmothionでのライブ。

01/28、明治23年建立の重要文化財、
旧東京音楽学校奏楽堂にて「秘めたる名曲の調べ」
永田健一さん、重松正昭さん、中野明子さんの室内楽を聴く。
ステージ上で演奏者が息を合わせると
ふいごのようにその空間が伸びたり縮んだりするのが、
手に取るようにわかる。
音楽がナマモノである証拠。
観客もその伸び縮みに参加するような気持ちで
演奏に耳を傾けると、築122年の木造建築物もきっと、
同じように伸び縮みするのかもしれない。
空をよびこみ 果ては消し去り
うたかたのゆめ うつつにかえて
風が走って うたを生み出し
迷う太陽 夜に連れ出す
生けるものすべて
杯あげて
笑いよあふれろ
月までとどけ
風をひきつれて 何も求めず
海の底まで 真理を埋めて
連なるゆめに まぶたをとじて
大地にうたを 許しをそえて
生けるものすべて
杯あげて
笑いよあふれろ
月までとどけ

中目黒「楽屋」にて。

波紋音を奏でる永田砂知子さん。
クロージングイベントの予定調和を瓦解させるがごとく
連打で繰り出す波紋音のパルスは、エロスそのもの。
大野一雄、土方巽、三島由紀夫、澁澤達彦、岡本太郎、
この5人の魂を招き寄せるかのような、地殻を揺るがす打刻に、
見ているこちらもそわそわ…しだした。
魂…マブヤ~。
5人の巨星が死してなお、
その不在が嘆かわしきコトであるような、
現世の拠り所のなさを、
招魂によってあぶり出すかのごとし。
今一度、完膚なきまで刻み込みたいと
思わせる怒濤の演奏だった。

最後は奄美大島の歌姫、里アンナさん。
ギター1本の伴奏とは思えない華やかさ。
声の質なのか、音域の広さなのか、音圧によるものなのか。
それまでの奏者がどちらかというと
ココロに沁み入るような音楽であったとすると、
里さんはココロを充たすような、押しの強さがあった。
善し悪しは好みで分かれるところだし、
その華やかさは天性のものを感じたのではあるけど、
工業製品の輝きばかりが目に付いて
工芸品の趨きまでは至らなかったように思う。
それでも工業製品は確実にニーズが高く、
工芸品は大量生産できない弱みもあるのだが。
しかし音楽の良さは、奏者の生き様が写し出されるところにあると
撮影する際はいつも心がけて構えるのだけど、
たとえば三上寛さんのような時間の堆積と熟成から芳じられる音楽とは
対極にある音楽だと、ボクには映った。