New York State of mine その3


ニューアーク空港へ向かう帰路の途中で撮った一枚。

ビリージョエルが「ニューヨークへの想い」を歌う。
遠くに摩天楼がかすんでいる。
まさにこの時、ボクもニューヨークを想っていた。

あらためてビリーの歌を聴くと、ニューヨークが蘇ってくる。

都会の喧噪にもまれ、時間に追いまくられ、仕事を必死になってこなして、
ぎすぎすした人間関係に一喜一憂し、考えるべき事があまりに多くて、
夕陽を眺めたり、犬と戯れたりして、精神のバランスを取っている。

…そんなときにビリーの曲が心にドカンと届いた。

音楽。

枯れてひび割れ、荒れ果てた土壌に沁み込む水のように、
シンプルなメロディとメッセージが、そのままストレートに浸透する。

窓外の摩天楼を眺め、また始まるであろう日常を疎ましく想像していた
あのときの孤立した心情が、ふわっとよみがえってくる。

こころのすき間は、あったほうがいい。
少しは不満があって、時々こうやって遠くを眺めたほうがいい。
それだけ音楽の力が、全身に沁み込んでいくのだから。

明日もまた、せわしない時間との戦いだ。

New York State of mine その2


休暇を取るとき、都会から逃れたいと思う者もいる
飛行機でマイアミやハリウッドに行く者たち…
だが、僕はグレイハウンドのバスで、ゆっくりハドソン川を渡って
マンハッタンを離れたい
僕の心はいつもニューヨークにあるから

高級車やリムジンに乗っている映画スターも見た
緑の美しいロッキー山脈にも登った
そして自分に何が必要かがわかったんだ
もうこれ以上無駄な時間は過ごせないと悟った
僕の心はやっぱりニューヨークにあるんだ、と。

旅先でその日暮らしに流される
だがそんな生活にリズム&ブルースは流れてこない
そう、そろそろ僕には都会の喧騒が必要になってきたみたい
ニューヨークタイムズや、デイリーニューズがまた読みたい

それは、ぎすぎすした現実感にあふれた生活だろう
でもそれでいいんだ、しばらく成り行きまかせの日々をすごしてきたからね
チャイナタウンでもリヴァーサイドでも、住むのはどこでもいい
どこだっていいんだ。一度はすべてを捨ててしまったんだから
でも今、僕の心は再びニューヨークに引き戻されている…

グレイハウンド・バスでハドソン川を渡ってマンハッタンに戻る
今、僕の身も心も、ニューヨークに戻ってきたんだ

(訳詞The Soul Searcher)

New York State of mine その1


Some folks like to get away
Take a holiday from the neighborhood
Hop a flight to Miami Beach
Or to Hollywood
But I’m taking a Greyhound
On the Hudson River Line
I’m in a New York state of mind

I’ve seen all the movie stars
In their fancy cars and their limousines
Been high in the Rockies under the evergreens
But I know what I’m needing
And I don’t want to waste more time
I’m in a New York state of mind

It was so easy living day by day
Out of touch with the rhythm and blues
But now I need a little give and take
The New York Times, The Daily News

It comes down to reality
And it’s fine with me ‘cause I’ve let it slide
Don’t care if it’s Chinatown or on Riverside
I don’t have any reasons
I’ve left them all behind
I’m in a New York state of mind

It was so easy living day by day
Out of touch with the rhythm and blues
But now I need a little give and take
The New York Times, The Daily News

It comes down to reality
And it’s fine with me ‘cause I’ve let it slide
Don’t care if it’s Chinatown or on Riverside
I don’t have any reasons
I’ve left them all behind
I’m in a New York state of mind

I’m just taking a Greyhound on the Hudson River Line
‘Cause I’m in a New York state of mind

【土曜日は終日撮影】ルーラーと春の花


御殿場から帰ってきた…と思ったら
息つく暇なく、朝からスチール撮影。

目覚まし時計が2時間も進んでいたのを気づかず、
寝坊してしまった!とかなりテンパってあたふた狼狽する。

どうやら、かなり疲れがたまっているようだ。

…とはいえ、撮影は決行。

ロケ先のカフェはオープン前の1時間しか
時間が与えられておらず、終始時計とにらめっこの撮影に。

予想通り…というか、ディテールを詰めることなく進行してしまい、
仕上がりがとっても心配。

その後、昼食を済ませ、スタジオ撮影に移行。

思ったようにライティングが完成せず、2時間。
待ちぼうけを食らったモデルたちも、思わず欠伸。

結局、こちらもマキマキの撮影状態に。

それでも終了したのは午後7時。
なんだか、ぐったりした一日。

スタジオの飼い犬が、時折いやしてくれたのが、
ボク的には非常に救われた。

撮影小物の「春の花」とフレンチブルドック混血の「ルーリー」ちゃん。雌。

【御殿場出張】シメは万代の醤油ラーメン


結局、時間が合わず、
担当者との顔合わせもできず、
責務を全うすることなく帰るはめに。

友人のお父さんが会長を務めているので、
今後のつながりも期待出来そうだが、仕方がない。

近くの「万代」ラーメンで「こげ醤油ラーメン」を食う。
600円也。

美味い。

午後20時。羽田空港を発つ。
午後24時。デスクに到着。
明日の撮影準備と、残務処理。

ブログをしたためる。

毎日が忙しなく過ぎていく。
そんな中でも人々との出会いがあり、
歩いてきた道を振り返る瞬間がうれしい。

「翼の王国」には高校時代の友人の店が紹介されていた。
「梅の里九兵衛」

梅の季節。

飛行機の中でも、思わぬ振り返りの瞬間が…。

先日は、東松照明先生の那覇のお宅へお邪魔したが、
これだけの影響力のある先生ともなると、
そこらじゅうで「人生の友」に出くわすのだろう…。

チューリッヒやベルリンで一大回顧展も開催されていて、
この秋には東京都写真美術館でも展覧会が控えているらしい。

考えてみれば、雲の上のような写真家であった。

人と人とのつながり…。
この広がりが、人生の醍醐味じゃないだろうか。
…ふと、そんな気がした。

【御殿場出張】東京タワー


浜松町に着いてみると、
暮れかかった夕空に東京タワーが…。

おお、あの「課題」だった東京タワーね。

今じゃ、人気復活で人出も多いとか。
カップルたちが、それぞれの甘い余韻に
眼下の夜景を重ね合わせているのね。

勤めを終えて会社に戻る男性と…
金曜の夜を銀座あたりで過ごそう…と
笑みを浮かべている女性と…
交錯するJR浜松町駅。

東京の人混みに、半ば親近感を覚えながらも
とりあえず、目的地へ。

【御殿場出張】ひさびさの東京夕景


御殿場を午後3時に出発。
そのまま高速バスで羽田空港へ。

やはり疲れが溜まっていたようで、爆睡。

午後5時到着。
空港で搭乗手続きを済ませ、
モノレールに乗って浜松町へ。

今回のもうひとつのタスク、制作会社の紹介の話。

久々の東京夕景。
冬の空は、やはり空気が澄んでいる。
キレイなグラデーションにうっとり。

【御殿場出張】工場地帯


富士山の麓は水がキレイ。
だから、食品の工場がたくさんある。

今回お邪魔したのは、製缶工場。

本来なら雪に閉ざされた「陸の孤島」。
ものすごく鄙びた昼下がりの情景。

行き場のない欲望……という感じだったはず。

【御殿場出張】その先は山中湖


しかし、この雪の量は…。

聞くところによると、今年の暖冬はやはり富士山も例外ではなく、
通常なら裾野まで雪で覆われている2月の富士が、
この時期に5合目付近まで…というのはいかがなものか。

この晴天ぶりも、喜んでよいのやら…複雑な気分なのだ。

「不都合な真実」なわけである。

【御殿場出張】目の前が富士


羽田空港から高速バスで2時間。
寂れた御殿場の駅前を彷徨し、
朝の3時までやっているラーメン屋で
遅めの夕食を食らう。

午後11時、ルートイン御殿場到着。
疲れたカラダを湯船に浸し、
いつのまにか寝入ってしまう。

火照ったまま、熟睡。

午前7時30分。窓から差し込む光に目覚める。
カーテンを開くと、そこには…。

この写真のように堂々とした、富士山。
「こんな目の前に鎮座されてましたのね」
思わずのけぞり、あわてて写真を撮る。

RollieFLEXの故障を悔やむ。