【UNITE!NIPPON】陸前高田_11


陸前高田・希望「心の中の風景」

波打ち際 裸足で駆ける麦わら帽子 子どもたち
やさしく微笑みかける 白い波と青い空

焼けた砂とビーチパラソル 小麦色の肌
ギラギラ陽射しの中 揺れてる松原

ルート45 クルマ飛ばせば潮風に包まれ
そんな街 高田 さわやかな街

 この海と白砂織りなす 夏色の光のファンタジー
 この空とそよ風奏でる 透明な薫りのせたハーモニー

青い海ときらめく星が 夢と愛をくれる街
キレイだね そんな言葉がホントに似合う街

浴衣で遊ぶ子どもたち ひと夜の夏まつり
キラキラ星空の中 揺れる笛太鼓

やさしさの中 流れる調べに心躍らせる
そんな街 高田 ふれあいの街

 ぬくもりと街並織りなす 夢色の心のファンタジー
 潮騒とかもめの奏でる  透明な響きのハーモニー

 この海と白砂織りなす 夏色の光のファンタジー
 この空とそよ風奏でる 透明な薫りのせたハーモニー

    ◎

 大好きだった街も 今はどこにもなくなってしまいました。
 けれど心の中にはいつも「この風景」があります。

 「この風景」の中に大切な人とのいとなみの「証」があります。
 いつかきっと「心の中の風景」のような素敵な街にしたい。
 そんな思いで今たくさんの「ありがとう」の気持ちと共に
 前を見つめています。「希望」をもって。

    ◎

この映像に出てくる大船渡線「陸前高田」駅看板が
このようなカタチでボクの足下に転がっていた。

高田松原の情景、空からの豊穣な松林。
なんといっていいのか、言葉が出ない。

天災において人間はなんて無力なんだろう。

アウシュビッツの収容経験をもつ精神科医の
ビクトール・フランクルはそれでも前向きに唱える。

 「あなたが経験したことは、この世のどんなチカラも奪えない」
 わたしたちが過去の充実した生活のなか、豊かな経験のなかで実現し、
 心の宝物としていることは、なにもだれも奪えないのだ。

人間が生きることには、つねに、どんな状況でも、意味がある。

【UNITE!NIPPON】宣言_116


「手段を目的にしない」

これはあるNPO代表から言われた言葉だ。

ボランティアを目的にしない。
写真を目的にしない。

ボランティアも写真も手段である。
目的はもっと上にある。

このブログだってそうだ。
手段である。

目的はもっと上にある。

UNITE!NIPPONも同様。
プロジェクト継続が目的ではない。

キズついて
キズけば
キズなになる。

なにより「考える」こと。
自分の懐にたぐり寄せて
すべてを自分の問題として「考える」こと。

ボクにこんな思いを抱かせたのは、
さまざまな書物に依るところが大きいのだけど、
一番直截的にがつーんとやられたのは、
やはり「ミヒャエルエンデの遺言」だ。

原発問題、エネルギー問題、北方領土問題、
中東問題、アメリカイスラムの闘争、基地問題、
すべての根源にあるのは「貨幣」だ。

この「貨幣」の仕組みを変えること。
これがもしかしたら、一番重要かつ重大な「問い」なのかもしれない。

その問題に対しても
自分の問題としてたぐり寄せ「考える」。

  「個別の問題だったものがだんだんとつながりその包囲の輪を縮めてゆく。
   近代自然科学の問題から、社会心理、宗教、文化、経済と、問題はみな関連しています。
   どれか一つの問題を取り上げようとすると、他の問題も浮上して、すべての問題を解決できないので困るのですが、 
   実はそれをしなければならないのです。落城のときと同じで、
   どの城壁の窓から外を見ても、そこには包囲軍がすでに迫っているのです。

   お金は人間がつくったものです。変えることができるはずです」

1994年のミヒャエルエンデの言葉。
あれから17年。確実に包囲網の輪は縮まっている。
今こそ根源に立ち返り、「合理」を尽くさなければならない。

「合理」とは理(ことわり)に合わせること。

それを効率性と読み違えたところに、愚かさが横たわっているのだ。
「生きる」ことの理(ことわり)に立ち返る。
その先に「真理」がある。

【UNITE!NIPPON】宣言_115


被災地をクルマで回ったメンバー。

この被災し、打ち拉がれた土地で
何を不謹慎な…といぶかる輩もいらっしゃるだろうが、

この社会を復興させ、未来を築くのは
ほかでもないわたしたちなのだ。

現実と向き合い、
しかと胸に刻み、
そのうえで未来を語る。

この場所で宣言することこそ、
とても意義深いことだと、ボクは思っている。