【森ゆに】夏は来る


森ゆに on MYSPACE

あなたのいない空に
星はめぐり

白い小舟のように
揺られてゆく

あなたのいない海に
ひとり浮かび

真昼のちぎれ雲を
つないでゆく

 美しくいられる 薬はなくても
 夏は来る 夢のように

      ●

とても凛とした女性である。
聡明という言葉がよく似合う。

森のせいかつで初めてお会いして、CDをいただいたのだが、
その容貌と違わぬ凛とした楽曲に、一挙に気になるアーティストになった。

ピアノとヴァイオリンの組み合わせが切ない。

      ●

7/24 SUPER JULY!『SUPER market』
   @アサヒアートスクエア
   charge1500円(1D付き)
   16:00~ LIVE18:00~

7/31 

【bozzo】オンマイクとオフマイク(2)


0706-0708 China

マイクを音源に近づけた「オンマイク」と、
マイクを離して録る「オフマイク」。

距離があるから、空気ごと音が録れる。
すると、音が普遍性を持つ。
時代が、宇宙が、全部おさまっているような音…になる。

それが「オフマイク」だと、細野氏は気を吐く。

それはアナログとデジタルの特性を語っている。
…とボクは思った。

新聞紙で読まれる時世と、WEBで取り込む世の流れと、
とらえ方はまったく違っていて、
新聞紙は「オフマイク」で、WEBは「オンマイク」だと考える。

マイクを音源に近づける「オンマイク」は
事件そのものを取り込むには非常に効果的かもしれないが、
マイクを離してとらえる「オフマイク」は
事件の周りにある空気感や普遍性などもしっかり「雑音」として
読者の心に入り込む。

それは、時事漫画だったり、コラムだったり、
社評だったり、読者の声だったりするのかもしれないけど、
そういったさまざまな位相で共時的に発生する思考や論考が、
結構、そのものズバリを言い当てていて、一人合点するのだ。

現代の思考感覚そのものともリンクしている。

書店を賑わすビジネス書や生き方指南などのHowto本が「オンマイク」で、
時代を映したArt展覧会や写真集、老獪な作家の小説などが「オフマイク」。

アナログならではの「雑音」が、次代の符牒を発信している…のではないか。

写真にもそれは当てはまると勝手に思っていて、
解像度と感度ばかりに意識がいったデジタル指向は、
大きく振り子を戻しつつあって、
フィルムならではの空気感や温度、匂いといったものが発せられた写真が、
これからの時代には恰好な表現なのではないか…と、
自身の解像度と感度を上げるべく、日夜研鑽するのだけれど、

たとえば、女性の美意識そのものも変化をしていて、

化粧品会社が煽る「アンチエイジング」や「見た目の美しさ」
…といった「オンマイク」な指向には、実際女性も辟易していて、
「マクロビオティック」や「ヨガ」…といった体内循環、淀みない肉体に
…人生そのものを見た「オフマイク」な美意識を指向していないか…

突き詰めてしまえばその「生命を尊う」指向が、
情報が過剰に供給され、バランスを失った現代社会への警鐘として、
これからは大きなうねりになるのではと、期待を寄せているのだ。

「オンマイク」から「オフマイク」へ。

まさに的を射たり…なキーワードだった。

【bozzo】オンマイクとオフマイク(1)


07月19日。「海の日」の月曜日。
チョー晴天。

東京にもこんな行楽日和があるのか…と
失礼な思考が頭をもたげる。

フローリングが傷ついてきたので
朝からワックス掛けをする。

何かを一掃するかのように
執拗に部屋の埃を拭き取り、
隅から隅までピカピカにした。

ここに越してきて以来の大掃除だった。

      ●

朝日新聞のGLOBEを興味深く読む。

「音探し」の新次元…
目覚まし時計で起き、イヤホンで音楽を聴きながら家を出る。
駅の改札口を「ピッ」と通り、発車メロディーが流れるなか電車に飛び乗る。
私たちの日常は音にあふれている。
音を求めてビジネスが動き、さらに音が作られる。
デジタル時代のいま、新たな音を探す旅が始まっている。

…といった音を巡る特集記事の中で、
細野晴臣がおもしろいことを言っていた。

「昔のアナログ盤レコード時代は、可聴範囲の音楽だった。
 今は周波数の幅が広がったけれど必要のない音も入っている。
 行き過ぎたデジタル処理がなされた音は、耳が拒絶反応をおこす。
 匂いでいうと、“臭い”。
 ジャンコクトーは言ってるんですよ。過剰にいじった音楽は臭い…と」

アナログとデジタルの音の違いに
臭覚を持ってくるところが、わかりやすいと思った。

アナログが音と音を波線でむすぶ山の稜線の情景だとすれば、
デジタルは音と音が林立するコンクリートジャングルの摩天楼。

「木を見て森を見ず」じゃないが、
ディテールや効果にこだわるあまり、
調和や空気感を無視したプロダクトがあまた世に出回る。

JAZZ喫茶megで働いていたころ、
CLIFORD BROWNがマイク1本で録音したレコードを聴いて
鳥肌が立ったことを思い出していた。

奏者が前後することで、
ハーモニーの主旋律がトランペットからサックスへ
移行するような奥行き感があり、度肝抜かれたのだ。

JAZZ喫茶という特殊な音響空間だからこそ、
そのような聴覚体験が出来たのだろうけれど、
奏者がブレスを取る時の急激な鼻息や、
超絶なアドリブで楽器が悲鳴を上げるような指使いの臨場感は、
マイク1本ですべてを取り込もうとする
当時のエンジニアの執念が結実したものだろう。

そんな録音についても細野氏は語っていて、

マイクを音源に近づけた「オンマイク」と、
マイクを離して録る「オフマイク」の違いについて…

「距離があるから、空気ごと音が録れる。
 すると、音が普遍性を持つ。
 時代が、宇宙が、全部おさまっているような音。
 それをボクが今持っている、今の機材で、空気ごと録りたい。
 試みを重ねた時代を通り越して、今のテクノロジーを使って、
 音楽の可能性を引き出していく。
 それをやれば新しい次元が開けるのではないか」

まさに時代は大きく動いていて、
DNAの解析で運命がわかるヒトゲノム的発想が神の領域をも超え、
人間の寿命を2倍にも3倍にもするのではないか…という科学至上主義や、
build&destroyで開発を繰り返せば、経済は右肩上がりに発展し、
金が金を生む利子で雪だるま式に富は増える…という経済至上主義に、
頭打ちを感じている現代人が、

人間本来の感覚を研ぎ澄まそうと
五感の恢復にベクトルを向けているのに
寄り添うようなセリフだと思った。

【南国ドロップス】あれから1年


南国ドロップスLIVE at 熱血社交場

大貫妙子の「都会」を聴きたくなって、
南国ドロップスの1st「社交街の誘惑」をかけてみる。

今聴くとやはり録音の甘さが気になったりするけど、
キーノのvocalは味があって、哀愁深く胸に迫る。

そうなると、どんどん他の曲まで聴きたくなり、
ついには2枚目の「Colonia」まで引っ張り出し、拝聴。
…んん、断然、こっちのほうが上手いじゃない!
音もメリハリあるし、録音も音が前に出てるねぇ。

などと、当時を振り返ってみたり。
そういや、解散LIVEがあったのは、去年の9月4日。

ちょうど今頃は、東京への売り込みで現実を思い知らされ、
凹んで帰ってきて、呆然としながらも、沖縄から離れる決意をしていた時期。

感慨深いなあ。
もうすぐ1年が経とうとしているじゃないか。

キーノはまだ歌っているのだろうか?
ギターの雄太は出世したのかなぁ。
ドラムのアキヒロは箱バンで稼いでいるのか?
ベースの大蔵はまだ派遣でストレス貯めてんのか?
ピアノのカネヤンはマイペースに弾いてるんだろうな。
オーボエのサトエはパティシエに精を出してるのか?
リーダーのお店「南国の夜」はどうなったのだろう?
なおつん、元気かなぁ。死んでないかなぁ。
ドンちゃんも忙しく太ってるのかなぁ。

どんどん、メンバーの顔が思い浮かぶ。

トロンボーンのみっちょんだけは、
最近結婚したこともあって、連絡を取り合っていて
来月はelement of the momentの関東LIVEで顔を合わせる。

もう1年だぜ、みんな。

沖縄の桜坂で夜な夜な飲み明かしていたのが、
嘘みたいな「都会」の生活だよ。

何をするにも金ばかりが飛んでいく
生産性のない夜遊び。

 その日暮らしはやめて。
 家へ帰ろう、一緒に。

それでも、沖縄だと死ぬことないもんなぁ。
夜明けになっても、全然罪深い感じ、なかったなぁ。
そんなゆるさが素敵だったんだけどなぁ。

 完全にホームシックになってきた。
 どこがホームって、心のホームは、沖縄だよ。

今、南国の夜ブログ見てみたら、
リーダー、がんばってるね。
新バンド結成だって。おめでとう。

      ●

なつかしい!こんなのまで出てきた!
BGMは南国ドロップス。
bozzo works 2006-2008

【大貫妙子】都会


都会 LIVE IN 2009/大貫妙子

眠らない 夜の街
ざわめく 光の洪水
通り彩る 女
着飾る心と 遊ぶ

値打ちもない
華やかさに 包まれ
夜明けまで
付き合うと言うの

泡のように 増え続け
あてもない 人の洪水
不思議な 裏の世界
私は さよならする

値打ちもない
華やかさに 包まれ
夜明けまで
付き合うと言うの

その日暮らしは やめて
家へ帰ろう 一緒に

都会(1977)/大貫妙子

       ●

1977年「SUNSHOWER」収録。
オリジナルが断然良いなぁ。
無垢な声がゾクゾクする。

メンツが頗るスゴイのだけど、
細野晴臣bass、坂本龍一keyboards、
清水靖晃がsoprano sax、山下達郎もbacking vocalで参加。
drumsがChris ParkerってフュージョンバンドStuffの人。
Steve Gaddで有名なbandだね。
ここにギターが渡辺香津美だとみんな知ってる人になったけど、
大村憲司って人は、残念ながら知らなかった。

杉並生まれ、東京育ちの大貫妙子が、
都会の生産性のなさを嘆いた歌だって言うけどさ、
77年だよ。まだ24歳だっていうから驚き。

…でもそんな無垢な上での拒絶が、
 凛とした曲調を伴っていて、
 スゴクいい。名曲だなぁ。

【売野雅勇】美貌の青空


眼差しの不実さと 気高さに溺れていた
狂おしい夏だった 青空も 声も 小さな死のように

これ以上愛さない 禁じる愛おしさで
瞳は傷口と知る 魂の…

別々の惑星に 僕たちは住む双子さ
野獣の優雅さで 沈黙を舌で味わう
芥子のように

切なさで 胸を痛めながら
君の可憐な 喉笛から
溢れ出した 虹の果ては
美貌の青空・・・・

狂おしい夏だった…
手に触れるすべて 欠片の死のように

君の血が透き通る 野蛮な瞳見ては
途方に暮れる 真夏の楽園

Bibo no Aozora /Ryuichi Sakamoto

美貌の青空/坂本龍一

【Star Pine’s Cafe】TRIAL PRODUCTION


昨日のイベント[DEMO/DUB]はTRIAL PRODUCTIONの主催なんだけど、

今日の今日まであのTRIAL PRODUCTIONだと気づかずにいた。
Trial Production/Red City

まったくもって
忙しすぎるのも困ったもんだ。

MUTE BEATの流れを組む
TrumpetとDistortional Guitarがたまらない
あのTRIAL PRODUCTIONだったとは!

ボクも「SABAKU」は愛聴盤で
MUTE BEATといつもセットで掛けていたから
バンド名がしっかり刻まれていなかった。

LIVEはこのとおりの重たい重たいDUBのアンサンブルで
土曜の夜中にラムをあおって聴いたら、
もう腰が勝手にグラインドしてしまうぐらい
なんというか、アトラクティブなサウンドなのだ。

TrumpetとDrum’n’Bassの絡みが
もうたまらない。

もう一度、昨日のLIVEを体感したい!

【Star Pine’s Cafe】Icchie Special Session Band


3月13日の代官山LOOP以来のごぶさただったのけれど、
相変わらず、いやそれ以上にISSBのLIVEはいい!

くわしく語る時間が
残念ながらないのだけれど、

icchieさんのトロンボーンは
もう、生き様そのもの。

あんなに野太い音で
しかも安定したピッチで、

レゲエスピリチュアルにあふれた
ココロ掴むインプロビゼーションをする。

一音でノックアウト。

ココロ動かされると、
どんどんシャッターを切っちゃうので、
なんだかあとで編集するのが大変なぐらい、
カット数がハンパなく多くなってしまった。

Black Sunday
去年の吉祥寺Star Pine’s CafeでのLIVEだ。

今聴いても鳥肌モン。
あぁ、トランペットで参加したかった。

【ISSB】吉祥寺Star Pine’s Cafe


06月20日。日曜日。
どんより曇った空。

When I look out of my window
All I ever see is cloudy grey skies
窓からのぞけばいつも灰色の空しか見えない

最近は確実に撮影している時間のほうが、
寝ている時間よりも多い。

しかし、デジタルは
現像処理やら色調整やらと
パソコン作業が付き物なので、
撮影のペースに「上がり」がついてこない。

よって、みなさんを
どんどん待たせてしまうことになる。

いっぱいいっぱいなのだ。

さらに企業ブログ。
週末もネタ探しに三鷹市野崎へ。
それなりの収穫はあったけど、
「写真」と「文」に落とし込まなければ…。

…ということで、
こちらのブログが滞ることになる。

それでも、イイ写真はUPしたいし、
日々の心の揺れも記録しておきたいし…。

24時間では到底追いつかないのだ。

      ●

Icchie Special Session BandのLIVEが昨日、
吉祥寺Star Pine’s Cafeであったので、
撮影に行ってきた。

これも夜中の撮影だったので、
日曜日も半日つぶしてしまったのだけど、

報告だけでもしておきたい。
それぐらい、パワフルですばらしい夜だった。

【坂本龍一】Ballet Mecanique


Ryuichi Sakamoto / Ballet Mecanique

Show me something I’ve never seen
Like a river gleaming in the sun
Or the sea and sky kissing on the horizon

見たことがないものを見せてよ
太陽が河にとろける時や
海と空が地平線で口づけをする時を

When I look out of my window
All I ever see is cloudy grey skies
And when you look into your mirror
How d’you think you’re ever gonna see me
Look into my eyes

窓からのぞけばいつも
灰色の空しか見えない
そしてキミが鏡をのぞけば
どうやってボクの事を見るの?
ボクの目を見つめて

Will somebody please tell my why
Woman look so easy telling lies
Why a smiling face can’t erase lonely eyes

誰か教えて
なぜ女の人はうそを簡単につけるの?
どうして笑顔は孤独な瞳を消せないの?

When I look out of my window
All I ever see is cloudy grey skies
And when you look into your mirror
How d’you think you’re ever gonna see me
Look into my eyes

窓からのぞけばいつも
灰色の空しか見えない
そしてキミが鏡をのぞけば
どうやってボクの事を見るの?
ボクの目を見つめて

I don’t know why
My face makes you laugh all the time
But you’re all I need
You make my life so complete

わからない
なぜキミはボクの顔を見ると笑うのか
でもボクはキミしか要らない
キミでボクは完成するんだ

( guitar solo )

ボクニワ ハジメト オワリガ アルンダ
コオシテ ナガイ アイダ ソラヲ ミテル
オンガク イツマデモ ツヅク オンガク
オドッテ イル ボクヲ キミワ ミテイル

ボクニワ ハジメト オワリガ アルンダ
コオシテ ナガイ アイダ ソラヲ ミテル