【やちむん】ロード・トゥ・ナミノウエ


君がうまれるずっと前 ぼくもこの間知ったけど
海の上にはボートハウスがあったらしいよ
ジュークボックスも潮風にささくれてた

アルファベットのひとつを名前につけた
中華屋の二階のライブハウス
甘く長い夜だけじゃなかっただろう
沖行く船を心で追いかけた朝

封印をほどくように古くて新しい友人は百円玉入れて
ジュークボックスのボタンを押した
ロード・トゥ・ナミノウエ ぼくはここにやってきた
ロード・フロム・ナミノウエ 君はここからスタートだ

そう言えば初めてこの島に来たとき
泊まった所があそこのビジネスホテル
制服でいっぱいのロビーで期待もせずに
ぼくだけ時代遅れのテレビゲームをしてた

夏の終わりはいびつな波が海からはぐれて
防波堤まで伸びる
風と波とでカタチを変えた砂を夏の初めに
ブルドーザーが押し戻してる

ソープランドとラブホテルの間に
朝までやってる中華屋ができたよ
派手なネオンを抜けて呼び込みをはぐらかして行こう
ラーメンはきっと台湾の味だよ

君が生まれるずっと前 君が生まれるずっと前
海の上にはボートハウスがあったらしいよ
ちょうどあの橋がかかってるあたりかな

ロード・トゥ・ナミノウエ ぼくはここにやってきた
ロード・フロム・ナミノウエ 君はここからスタートだ

【Bob Dylan】Like a Roiing Stone


  きれいに着飾ってたときもあった
  宿無しに銭をくれてやったこともあった そうだね
  みんなはいった お嬢さんそんなことするもんじゃない
  だけど君は相手にしなかったね
  君は高笑いをしながら
  周りのものを笑い飛ばした
  だけど今は違う
  君は誇りを忘れたように
  食べ物の算段をしながら暮らしてる

  どんな気持ちだい
  どんな気持ちだい
  宿無しの境遇は
  誰にも相手にされず
  ライク・ア・ローリング・ストーン

  ちゃんとしたハイスクールを出たんだ そうだね
  でもそこでは何も学ぶことがなかった
  誰も路上生活のこつなど教えてくれなかった
  いまじゃ自分でそのこつをつかまなけりゃ
  君は言ったね 変な男なんかは
  絶対相手にしないって だけど
  男は君に近づいてくる
  君は男のうつろな目を覗き込みながら
  あたしとやりたいのって聞くはめになるんだ

  どんな感じだい
  どんな感じだい
  一人で生きるって
  帰る家もなく
  誰にも相手にされず
  ライク・ア・ローリング・ストーン

  周りを見渡してみろよ 男たちはみな不機嫌な顔だ
  あいつらが君のところに近づいてくるとき
  そんなときにあいつらを足蹴にしてはいけない
  そんなことをしては生きてはいけない
  君はこぎれいな男と馬に乗ったこともあった
  その男は背中にシャムネコをかついでいた
  君にとってはつらいかもしれない
  そんな男とはもう縁がないのだから

  どんな感じだい
  どんな感じだい
  一人で生きるって
  帰る家もなく
  誰にも相手にされず
  ライク・ア・ローリング・ストーン

  塔の上のプリンセスも世間の人々も
  みなそれぞれ満ち足りた暮らしをしてる
  互いにすてきな贈り物を贈りあったり
  でも君にはほかに何もないから 指輪を質屋に入れろよ
  君は仲良くしてたじゃないか
  ぼろをまとったナポレオンというやつと
  あいつのところへ行けよ 呼んでるぞ
  君は何も持ってないから 失うものもない
  君は誰にも見えない 隠すような秘密もない

  どんな感じだい
  どんな感じだい
  一人で生きるって
  帰る家もなく
  誰にも相手にされず
  ライク・ア・ローリング・ストーン

Like a Rolling Stone/Jimi Hendrix
ライクアローリングストーン/和訳

【永積タカシ】光と影


だれでもない どこにもないぜ
僕だけの光と影
闇の向こうの光を見に行こう
光と影

僕はいま ゆれるキャンドルをみてる
ただ ぼんやり ぽっかり はっきり くっきり すっぽり うっとりと
いつだって君の側 健やかな光と影が
降り注ぐようにと 少しだけ願った

あの日僕ら ケモノみたいに抱き合った
玄関閉め キスして 孤独をぶつけて 火の玉になった
その先に 痛みがあろうと
不安で胸が張り裂けようと
今を薄めたくなんてなかった 深く刻みたいと思った

いつだって その輝きに
真っすぐに 熱くなれたら
なんにだってなれるぜ どこへだって行けるんだぜ

だれでもない どこにもないぜ
君だけの光と影
光の先の闇を見に行こう
光と影
そして僕は 一人どこへ行くんだろ
君一人幸せにできないやつに 何が言えるんだろ
ありがとう ってつげた 君に
僕はなんて言えたらよかったんだろ・・・

いつだってその輝きに
真っすぐに 熱くなれたら
なんにだってなれるぜ どこへだって行けるんだぜ

だれでもない どこにもないぜ
君だけの光と影
光の先の闇を見に行こう
光と影

だれでもない どこにもないぜ
僕だけの光と影
闇の向こうの光を見に行こう
光と影

億千万の光と影
今から逢いに行くんだぜ
聞かせてほしい 君の中にある
光と影

億千万の光と影
今から逢いに行こうぜ
聞かせてほしい 君の中にある
光と影

聞かせてほしい 君の中にある
光と影

光と影/ハナレグミ

      ●

優しさや思いやりのきれいな気持ちだけが自分じゃない、
上手くいかないことや認められないことも含めて自分なのだと思う。

そんな葛藤を抱えながらも
一生懸命「生」を体現しようとしている
20代、30代の人たちに日々接して、
ボクの中でも何かが大きく開かれようとしている。

己の中の「光と陰」をカタチにしようと藻掻く表現者たち。

カラダを使って、音を使って、言葉をつかって。
不器用にぶつかり、ひしめき、傷つき、それでも表現しようとする。

そんな葛藤する姿が、写真に収められれば…。
「光と陰」で、一枚のタブローに為し得たなら…
…とボクも葛藤する。

本日、ダンス撮影@廃校。

かつての小学校の教室で、
夏の陽射しに肉体がうごめき、
汗が滴り落ちる。

時代の光と陰、
肉体の光と陰が、
邂逅する…。

【井上陽水】アジアの純真


アジアの純真/PUFFY

 北京 ベルリン ダブリン リベリア
 束になって 輪になって
 イラン アフガン 聴かせて バラライカ

 美人 アリラン ガムラン ラザニア
 マウスだって キーになって
 気分 イレブン アクセス 試そうか

 開けドア 今はもう 流れでたら アジア

 白のパンダを どれでも 全部 並べて
 ピュアなハートが 夜空で 弾け飛びそうに
 輝いている 火花のように

 火山 マゼラン シャンハイ マラリア
 夜になって 熱が出て
 多分 ホンコン 瞬く 熱帯夜

 開けドア 涙 流れても 溢れ出ても アジア

 地図の黄河に 星座を 全部 浮かべて
 ピュアなハートが 誰かに めぐり会えそうに
 流されて行く 未来の方へ

 白のパンダを どれでも 全部 並べて
 ピュアなハートが 世界を飾り付けそうに 輝いている
 愛する限り 瞬いている

 今 アクセス ラブ

      ●

1996年の作品である。
今聴いても、ぶっとんでいる。

アジアの元気なイメージが、
そしてデビューのPUFFYのイメージが、
見事に表現されている。

この未整理の、はちゃめちゃぶりが、
アジアなんだなあ。

この、純真な、むき出しな、
欲望のかたまりみたいな部分が、
今の世界には必要なんじゃない?

コンプライアンスとか
くだらないこと言ってる前に、さ。

亜細亜的純真/Edge Player

Asia no Junshin/Gigantor

【大貫妙子】突然の贈りもの


突然の贈りもの
甘く香る花束
頬を寄せて抱きしめる温もり

別れもつげないで
独りぼっちにさせた
いつの間にか六度目の春の日

 置き忘れたもの なにもかも
 そのままにあるの
 幸福でいたなら それでよかった

あなたの気まぐれに
つきあった仲でしょ
いつだって嘘だけはいやなの

必ず待ち合わせた
店も名前をかえた
この街へ戻ってきたのね

 初めて出逢った 時のように
 心がふるえる
 尋ねてくれるまで 待っているわ

皆とはじめた
新しい仕事にもなれて
元気でいるから 安心してね

突然の贈りもの/大橋トリオ

     ●

…夏だねえ。
朝も早くから自転車で
ひまわりを撮影しに。

8時だというのに、
照り返す陽射しに、うだる。

久方ぶりに沖縄の強い光を思い起こさせる。

…おきなわ。

夏、うだる、汗、熱、情。

あの店も名前を変えた…なんて、しょっちゅうだったけど、
そんなこんながすべて、胸、たぎる。

…そういや、この夏は、
まだ、海を、見ていない。

【大貫妙子】街


街/大貫妙子

こんなに広い
街なのに今日もまた

心を少し
触れ合うこともないまま

どこへ行っても
見知らぬ人波に疲れ

独りで部屋を
離れることもないまま

すれ違う時はいつでも
少し優しくなる私を気付く人はいない

      ●

1998年の沖縄上陸の年、
すじぐわ~の音楽祭で比屋定篤子さんに初めて接して、
沖縄の情緒と湿気に程よくブレンドされたこの曲を聴いて、
ひとり涙を流した。
ちょっとしたホームシックという奴だったのか…。
当時の感覚はもう思い出せないけれど。

「君の住む街にとんで行きたい」

翌日、すぐさまタワーレコードに行って
このシングルを買ったわけだけど、
そのカップリングで、比屋定さんがカバーしていたのが、「街」。

大貫さんの声より、少しだけ物切なく聞こえて好きだった。

今でもこの曲を聴くと、
あのときのなんだか
妙に切なモードな自分を思い出す。

      ●

すれ違う時はいつでも
少し優しくなる私を気付く人はいない

今日は高尾山に登ってきたのだけど、
下山する人とすれ違うたびに
このフレーズを思い出しては、
“やさしい”気持ちになっていたのを、
気付く人はいない。(当たり前か)

【Pat Metheny】Are You Going With Me?


Are You Going With Me?/Pat Metheny(1993)

8月8日。88の日。
沖縄のステーキ屋を思い出す。

昨日は知り合いの写真家の事務所開き。
隅田川沿い…対岸にスカイツリーを見上げる場所で、
夕暮れから夜更けまで写真談義。

大勢の人が集い、写真のことやら、イラストのことやら、
人生のことやら、思い思いにしゃべり倒して帰って行った。

みんな一生懸命生きているのはわかるけど、
別に相手を罵倒しなくてもいいんじゃない?
…なんて。

競争社会について行けなくなる。

じめっとした風が、隅田川から流れてきて、
ふと背中のあたりに収まった。

「はぁ」

Are You Going With Me?

風が後押しするかのように、
背中が軽くなり、いつのまにか国道を駆けっている。

Pat Metheny…すばらしきギタリスト。

1981年のアルバム「Offlamp」から
さまざまなバージョンで現在まで弾き継がれている曲だけど、
いつどんなときに、どんな気持ちで聴いても、
すぐさまAre You Going With Me?と浮ついた気持ち…
そんな旅情に掻き立ててくれる。

しかし30年…。
(嗚呼…なんとボクらは悪戯に流されているのだろう)
今日たまたま「熱闘甲子園」を見たけれど、この番組も30周年。

なんと…あのPatももうすぐ57歳。

1996年の五反田簡保ホール来日LIVEは、
目の前のPatのプレイを見入ったあとに、
友達のクルマでHighway飛ばし悦に入っていたけど、

なんだろうな、変わらぬこの逃避行癖は。

ひとつところに収まれない、うわついた気質。
Are You Going With Me?…今日も心に風が吹いている。

きっと、風になりたいんだな。


Are You Going With Me?/Pat Metheny (2008)

【bozzo】野崎三丁目フェスティバル


7月31日。土曜日。
7月最後の日。曇り時々晴れ。

森のせいかつ」でも紹介した
「野崎三丁目フェスティバル」が
ここ三鷹市野崎で開かれた。

あきゅらいず美養品が、三鷹に移って半年。

地元との交流を深めるべく開いた
地産地消の「森の食堂」も徐々になじんできた頃。

ファサードもWAKU WORKSさんが
森仕様にリデザインし、良い雰囲気に。

ここいらで夏の夜に送る小粋な音楽祭を。
…と企画されたのが、このフェスティバル。

出演したううじんさん、森ゆにさん、田辺玄さん、
今宵限りのスペシャルセッションということで、
ギター、ピアノに歌というシンプルな構成で、
約2時間、100名ほどの人が酔いしれた。

      ●

もう、うっとり。
音楽って、なんて良いもんなんだろう。

LIVEに出向くたびに思うこと。

そのたびに、自分の不出来を呪う。
ああ、あんなに自由に音楽を生み出せたら…。
感情をストレートに、音に変換し、伝えられたら…。

なかばトラウマなんじゃないか?
そんな気持ちに駆られるほど、
今宵のLIVEは胸の奥に、じーんと来た。

特に森ゆにさんが歌った「AMAPOLA」と、
ううじんさんが歌った「きみがおもうより」。

AMAPOLA, my pretty little poppy,
You’re like that lovely flow’r so sweet and heavenly.
Since I found you,My heart is wrapped around you.
And loving you, it seems to beat a rhapsody.
AMAPOLA,the pretty little poppy must copy
its endearing charm from you.
AMAPOLA,AMAPOLA,
How I long to hear you say “I love you.”

どちらも愛を歌った曲なのだけど、
何というのか、その愛の深さが、
今はグサリと心に突き刺さる。

おそらく青山真治の「ユリイカ」を観たからだろう。
この話は、後日。

【Heaven’s Door】Easy Bluezys


そして、お目当てのバンド、Easy Bluezys
3月4月はメンバーが全員忙しく、5月に一度LIVEがあったらしいが、
連絡をいただけず、今回が約半年ぶり。

あいかわらずharukaのtrumpetがすばらしい。
なんてsexyなんだろう…と見とれながら撮影。

前回も書いたけれど、あれだけの容姿で
あれだけのテクニックのtrumpeterは観たことがない。
いや、女性でこれだけ魅せるトランペットを吹く人を知らない。

惚れ惚れするんだなあ。

band自体は、guitarでぐいぐい引っ張っていく大人な音楽で、
drum&bassの安定感と相まって、bourbonーwhiskeyなテイストだったけど、

あまりにKOBOSEのgrooveがすばらしかったからか、
ボク個人にはちょっと物足りなかったかな。

今回はtenorも加わり、重厚感を増していて、
リフのユニゾンとか要所要所で聴けたりして、
guitarが絡んでくるあたりはものすごくゾクゾクした。

でも単純に、もっとharukaのsoloが聴きたかったな。
彼女の旋律は、それだけでゾクゾクする。

【Heaven’sDoor】KOBOSE


KOBOSE official web

7月23日。金曜日。
久々に三軒茶屋Heaven’sDoor
Easy Bluezysを観に。

Heaven’s Doorは必ず対バンも面白いので、
興味津々で向かったのだけれど、
今回は到着がラス前の21時頃だったので、
このKOBOSEというバンドしか観られなかった。

いやいや、しかし、…ホント、面白かったよ。

KOBOSE/mama dance

PVでは、そのexcitingな音楽の片鱗も伝わらないのだけど、
こいつらのイカレ具合、サイコー(^^)/

bassのshigeは、前回のHeaven’s Doorの対バンで
guitarを弾いていた。

Dada D/Day by Day

あのときも、かなり異様なatmosphereを発していたけど、
今回のハジケっぷりは楽しかった。

脳内tranceを生み出したいからって…1曲1曲がやたら長い。
どんどんgrooveで持って行こうと、bassがうなるんだけれど、
ツインのguitarがふたりともキチガイだから、
なんだか収拾がつかなくなって、どんどんentropyが増大して、
ドカン!と破裂する感じ。…新手の核融合か、これは。

いやあ、かっこいい。

あれだけたのしく音の波にsurfできたら、サイコーでしょ。

次回も観たいと真剣に思った。
とにかくshigeが色っぽいんだわ。
めっちゃたのしそう。

音楽を楽しんでいる、好きで好きでたまらないって
そんな演奏は、観てるこっちも、俄然元気になる。

LOVE MUSIC!