
突然の贈りもの
甘く香る花束
頬を寄せて抱きしめる温もり
別れもつげないで
独りぼっちにさせた
いつの間にか六度目の春の日
置き忘れたもの なにもかも
そのままにあるの
幸福でいたなら それでよかった
あなたの気まぐれに
つきあった仲でしょ
いつだって嘘だけはいやなの
必ず待ち合わせた
店も名前をかえた
この街へ戻ってきたのね
初めて出逢った 時のように
心がふるえる
尋ねてくれるまで 待っているわ
皆とはじめた
新しい仕事にもなれて
元気でいるから 安心してね
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…夏だねえ。
朝も早くから自転車で
ひまわりを撮影しに。
8時だというのに、
照り返す陽射しに、うだる。
久方ぶりに沖縄の強い光を思い起こさせる。
…おきなわ。
夏、うだる、汗、熱、情。
あの店も名前を変えた…なんて、しょっちゅうだったけど、
そんなこんながすべて、胸、たぎる。
…そういや、この夏は、
まだ、海を、見ていない。