Ann Sallyの想い

8月19日土曜日、
Ann Sallyの沖縄初ライブへ行ってきた。

桜坂劇場ホールAは満席の大盛況!
Annさんもちょっと緊張気味。
とりとめのないMCで、笑いを誘ったり、
泡盛をギターの笹子さんに吹き付けたり…と
CDでは決して伺うことのできない、
Annさんの人間性が垣間見られた、と思う。

     何より、歌声だ。

生で体感するAnn Sallyの歌声は、
とても、とても綺麗で、しかも、深く深く心に染み込んだ。
歌うことの喜びに溢れていた。

全身で奏でるように歌うAnnさんから迸るメロディやリリックは、
生き生きと気持ちよく泳ぎ回る生き物のように、瑞々しかった。

中でも「Do You Know What it Means to Miss New Orleans?」

ニューオリンズを想う哀歌は、Annさんの深い愛でさらに抑揚がつき、
目の前に彼の地ニューオリンズが開けそうな情感で、ボクの耳に届いた。

         ●
   
Do you know what it means to miss New Orleans
ニューオーリーンズが恋しいってどういうことかわかる?
And miss it each night and day?
昼も夜も思い焦がれるということが・・・
I know I’m not wrong
私がおかしいんじゃないわ
The feeling’s gettin’ stronger
この気持ちはどんどん強くなってしまうの
The longer I stay away
あそこから長く離れていればいるほど・・・
Miss them moss covered vines,the tall sugar pines
苔むしたつる草や高い松の木も恋しいわ
Where mockin’ birds used to sing
そう、ものまね鳥がよくさえずっていた
And I’d like to see that lazy Mississippi
ゆるやかに流れるミシシッピ川もまた見たいなあ
Hurryin’ into spring
春に向かって急いでいるようだったわ

The moonlight on the bayou
湿地にさす月の光
A Creole tune that fills the air
空気を満たすようなクレオールびとたちの調べ
I dream about Magnolias in June
6月のマグノリアの花を夢に見るわ
And soon I’m wishin’ that I was there
するとすぐに私が今あそこにいたらなあと思ってしまう

Do you know what it means to miss New Orleans
ニューオーリーンズが恋しいってどういうことかわかる?
When that’s where you left your heart?
自分の心をそこに置いて来てしまった時・・・
And there’s something more
でも、それだけじゃないの
I miss the one I care for
ニューオーリーンズを思う以上に
More than I miss New Orleans
大切な人のことを思ってさびしくてたまらないのよ

         ●

「カトリーナ」音楽文化復興支援サポートのプロジェクトとして
ニューオリンズに関わりの深いアーティストと共に録音されたこの楽曲は、
おそらくAnnさんの想いそのままが表現されているのだろう。

終演したあとも、ボクの中でリフレインが続いた。

Bound for Glory

あかり by NUU


NUUさんが 
スライド写真の「月」の投影をバックに
自曲の「あかり」を唄う。

佐藤尚理くんと真琴さんの結婚披露宴二次会
「mofmonaかわらや」での一コマ。

       ●

あかりをけして へやに つきをよび
うたをうたおう あなたのため
こんなにそばで いきていても なお
ひとはかならず わかれてゆく

そら にじ かぜ ほし
とり はな うみ おと

にぎやか ふたりのみち ゆこう

かたちをかえぬ くもなど ないから
ないしょのおもい うたにはなつ

みなもにうかぶ はなびらこしかけ
ながれにまかせ からだかさね

あか あお しろ くろ
だいだい むらさき

あざやか ふたりのみち ゆこう

あかりをけして へやに やみをよび
うたをうたおう あなたのため
どんなにとおく はなれていようと
ひとはかならず であってゆく

       ●

こんなにそばで いきていても なお
ひとはかならず わかれてゆく

かたちをかえぬ くもなど ないから
ないしょのおもい うたにはなつ

どんなにとおく はなれていようと
ひとはかならず であってゆく

これらの歌詞が、NUUさんの歌声で「ことだま」となり、
会場に集まったひとりひとりの心に ダイレクトに届いた。

NUUさんにとって、歌は「産曲」だ。
どれだけの思いが重なって、この歌は産まれたのだろう。

ふたりのこれからを永遠に讃える、名曲だ。
尚理くん、真琴さん、いつまでもお幸せに。

ふたりから産まれる空気は、とってもステキです。

+ NUU +

涅槃で待つ by NIRVANA 


赤ちゃんが、何かにつけ、すぐ泣き出すのは、
自分のカラダから迸る、抑えのきかない生命力に
愕いてしまうからだ…と哲学書は教えてくれるが、

多感な少年時代の、何事にも抗おうとする反抗期(Rebellious)も
ボクにしてみれば、迸る生命力のタマモノだと解釈できる。

大きく違うのは、抗うことで社会との折り合いどころを探っている点だ。

社会という枠組みに「否!」を投げかけ、
ひたすら自己実現を求めながらも、
そのためには社会との対立(枠組みとの決別)を
実現しなければならない現実に気づく。

つまり、はじめて自己と向き合うことになる。

そこで自分の器の大きさをまざまざと見せつけられ、
愕然とすることもあれば、何も出来ない自分に
呆然と立ちつくしてしまったりするのだ。

そんな殻破りの葛藤が、心や体を傷つける行為へとつながっていく。
自己実現が自己表現だと勘違いして、自己を剥き出しにしようと躍起になる。

破れたTシャツを重ね着し、髪を染め、煙草を吸う行為が、
規律からはみ出すことでの自己表現だと、勘違いに勘違いを重ねる。

自己実現とは自己を越えること「超克」自己に打ち勝つこと「克己」だと
気づかされるのは、大学に入ってからの話だ。

         ●

「表現者」になりたいと思うようになったのは、反抗期の「逸脱」の時代からだ。
しかし、「表現する」とはあまりに「孤独」な作業だと、あらためて今、思う。
「孤独」を突き詰めて表出した産物は、だからこそ受け手の「孤独」と共鳴し、心顫えるのだ。

         ●

NIRVANAが聴きたくなって、ベストを買った。
「涅槃」とはほど遠いサウンドが耳をつんざく。
27歳で音楽に殉じたKurt Cobainが叫ぶ。

  俺を犯してくれ なあ あんた
  もう一度俺を犯してくれ
  俺一人しかいないってわけじゃない

  俺を憎んでおくれ
  何度でも繰り返しやっておくれ
  俺をとことんやっつけろよ
  俺をたっぷり味わっておくれ

9歳で両親の離婚を経験し、
親戚の家をたらい回しされるなどの家庭環境の中で、
唯一の支えであった音楽で自己の発露を見いだし、
1988年NIRVANA結成。
1991年には2000枚以上の記録的な大ヒット
「Nevermind」を生み出すまでになる。

  すごくハッピーなんだ
  今日は友達を見つけたから
  彼らは俺の頭の中にいる
  俺はすごく醜いけど いいのさ
  あんただってそうだから
  俺たちは鏡を壊してやった
  日曜の朝が毎日続いたって
  知ったこっちゃない
  それに俺は怖くないしな
  眩惑の中でローソクに火を点ける
  神様を見つけたからさ ヘイ ヘイ ヘイ

躁鬱の持病を抱えて、
もはや頂点に登りつめたコバーンは
毎日をどのような気分で迎えていたのだろう。

自己表現としての音楽がもたらした成功は
彼をますます孤独にさせた。
世の中に「否!」を叩きつけるはずの音楽が
世の中に受け入れられてしまった事実に
葛藤を続けていたのかもしれない。

  俺はここから離れていくよ
  おまえももう恐怖に脅えることもないだろう
  これには特に何の意味もないから
  いつだってこうなることはわかっていたさ
  物事がこんなにハデに膨れあがったことはなかった
  こんなにいい気分になったのは初めてだ

1994年4月5日、
松林をさまよったあげくのショットガン自殺。
ジミヘンやモリソンと同じく27歳で死んでいった。

この世にに残された「涅槃」の楽曲は、
Kurt Cobainの孤独の産物だ。
自己の欠落を埋めようともがいた産曲だ。
だから、こんなにも生々しく心に響く…。

  太陽の光のもとで
  日の光のもとで
  俺はひとつになった気分
  太陽の光のもとで
  日の光の中
  俺は結婚し
  埋葬される

Ann Sallyの「Just a closer walk with thee」


そのAnn Sallyが発起人として立ち上がったチャリティプロジェクトが【Bound to Glory】。
2005年8月にニューオリンズを襲ったハリケーン「カトリーナ」の被災に対してなんらかの力になれば…と、
ニューオリンズに関わりの深い日本のアーティストがスタンダードを録音し【itune】限定で配信、
その収益をニューオリンズのアーティストに向けて寄付する…という運動である。

そのスタンダードが、なんともすばらしい。
ニューオリンズでは、人生の幕切れもブラスバンドと行進で豊かに彩る「セカンドライン」と
呼ばれる音楽があるが、このJUST A CLOSER WALK WITH THEEはまさにその代表曲。

   ●

JUST A CLOSER WALK WITH THEE
GRAND IS JESUS, IF YOU PLEASE
THERE WE WALKIN’, CLOSE TO JESUS
LET IT BE, OH LORD, LET IT BE

I AM WEAK, BUT NOW I’M STRONG
JESUS KEEP ME, FROM ALL WRONG
I’LL BE SATISFIED AS LONG
AS I WALK, LET ME WALK,
CLOSE TO JESUS

   ●
God rest his soul(神は彼の命を休ませた=安らかに眠れ)
…ではないが、神を主語とした表現で歩くことで神に近づく…と歌っている。
まさにセカンドラインな一曲。
スネアのロールからブラスの哀しいフレーズが大仰に展開し、
スローなリズムの中、神への賛美が朗々と歌い上げられる…。
と、ふたたびスネアがフィルイン、セカンドラインのリズムが刻まれ、
一転してニューオリンズの温かい陽気な雰囲気に死者が包まれていくのだ!

人生の最期を飾るに、最高の楽曲だとボクは思う。
Bound for Glory

Ann Sallyの「胸の振子」その2

今日、ステキな音楽に出会った。

Ann Sallyが歌う「胸の振子」だ。

    ●

作詞:サトウハチロー 作曲:服部良一

柳につばめは あなたにわたし
胸の振子が鳴る鳴る
朝から今日も
何も言わずに 二人きりで
空を眺めりゃ なにか燃えて
柳につばめは あなたにわたし
胸の振子が鳴る鳴る
朝から今日も

煙草のけむりも もつれるおもい
胸の振子がつぶやく
やさしきその名
君のあかるい 笑顔浮かべ
暗いこの世の つらさ忘れ
煙草のけむりも もつれるおもい
胸の振子がつぶやく
やさしきその名

    ●

楽曲もとても優れた切ない曲だが、
Ann Sallyの声が、その切なさを一層かき立ててくれる。
生命力に溢れた見事な曲である。

AnnSallyはこの楽曲をニューオリンズで録音している。

「心臓内科医」の顔も持つ彼女の医学研究留学先がニューオリンズ…というのもすばらしい巡り合わせだが、
そんな聖地の3年間で経験した貴重な音楽体験がしっかり根を張り、この曲に定着している、と感じた。

「歌声一つにも人生の滋味をたっぷり含み、一音一音に意味の込められた歌をうたいたい」

彼女は、ニューオリンズで人生における音楽の意味を知った。

    音楽というのは正直なもので、
    演奏家がいかに生きているか、
    どう物事を考えているか、ということを
    ありありと露呈してしまうものだなと思いました。
    だから、いい加減に生きていちゃだめだよ、と音楽の神様に
    いつも襟を正されているのだなと感じます。
    音楽とは、いかに人生を大切に生きるか、なのです。
    (ほぼ日刊イトイ新聞~アン・サリーさんと、ニューオリンズ。~抜粋)

そんな思いが、結実している…だから、すぐさまピンと来たのかもしれない。

ほぼ日刊イトイ新聞~アン・サリーさんと、ニューオリンズ。~

Ann Sallyの「胸の振子」その1 


…先週の今頃は、
救急病院の簡易ベッドの柵の中で身動きも取れない状態だった…のだなあと
この一週間の激動を振り返ってみる。

毎夜の大浴場通いが功を奏して、なんとか痛みも薄れ、前屈も曲がるようになった。

ボクの人生の中では、肉体的にかなり苦しい部類に入る経験だった。
カラダ全体に痛みが伴う経験は、幸いなことにそう多くはない。
虫垂炎で下腹部を切り裂いた時の割腹するのでは!…と感じた激痛や、
交通事故でしたたか首をむち打った時の鈍痛もひどいもんだったが、
動くたびに俎上の活魚のごとく身をそらし、さらなる痛みを引き起こすような今回の痛みは、
カラダの要である「腰」だけあって、身の自由を根こそぎ刈り取る威力があった。

あれから、一週間。

どん底の無気力からは想像もつかない恢復力を漲らせて、
よくぞここまで…と自分の生命力に感謝する。

そして、久々にJazzに耳を傾ける。

こうやって音楽に浸ってみると、あらためてそのすばらしさに愕くばかりだ。
実はこの一週間、音自体に活路を見出せなかった。
音楽は怖ろしいほど、生命力に満ちあふれている…そう感じたからだ。
元気な音の束を受け止めるには、それなりの体力が必要だ。
たとえ「葬送行進曲」のようなタナトスに溢れたものであっても、
そこには「いのちのいぶき」が充溢している。

死ぬ間際まで音楽は切り離せない…そんな思いではあったけど、
絶望の淵では、音楽を受け入れる隙間すらなくなってしまうんだな…と
今回の経験で、悟った。

カーマイケルの「星くず」


「ひばり」を思い出したら、「星くず」も書きたくなった。

ボクの原点は母親のイージーリスニングだ。
小学生の頃から、子守歌のように、ニニロッソやサミーテイラーを聴いて過ごしていた。
意識するでもなしに。

自然と旋律が染み込んでいった。

だから、今でも馴染みのメロディには、心が騒ぐ。
そんなメロディのひとつが、この「星くず」…Stardustである。

絶妙な題名である。ほんとに星がパラパラ落ちてきそうな、満天の夜空を思い出す。
しかも、妙にしんみり…と来る。坂本九よろしく、口笛を吹きたくなる。
素直にカラダ全体で音を奏でたくなる…そんな名曲だ。

Sometimes I wonder why I spend the lonely nights dreamin’ of a song
時々、ある歌が夢によみがえり、そんな時ぼくは不思議に思う。なぜこんなに寂しい夜を過ごしているのだろうと。
The melody haunts my reverie and I am once again with you
そのメロディーは夢うつつの中で鳴り続き、そしてぼくはまた君と共にいる。
When our love was new and each kiss an inspiration
ぼくらの恋が始まったばかりの、キスするたびにときめいていた頃と同じように。
Oh, but that was long ago, and now my consolation is in the stardust of a song
でも、それは遠い昔のこと。今は星屑の歌の中にぼくは慰めを見つけている。

And beside a garden wall, when the stars were bright, You were in my arms,
満天の星の下、庭の壁際にいて、君はぼくの腕の中。
the nightingale told its fairy tale of paradise where roses grew.
ナイチンゲールはおとぎ話しを語っている。パラダイスにはバラが咲きみだれていたと。
Though I dream in vain, in my heart it always will remain
今はむなしき夢。それでもぼくの心に生き続けるもの。
My stardust melody the memory of love’s refrain
それは、星屑のメロディー、恋の調べの記憶。

歌詞がまた、切なくて…いい。
Lonly Night~と、伸ばすあたりが…たまらない。
夢とうつつが交じり合う、そんな交錯した気持ちの揺れが、そのままメロディになっている。
each kiss a inspiration~と、可愛く語尾が上がるあたりが…初々しい。

こんなステキな曲を、いつかソロで奏でたい…そう思い、日々努力する。

カーマイケルの「ひばり」


夕焼けに浮かぶ対のシーサー。
看板には「ひばり」の文字。

思わず、フレディハバードの気分で「Skylark」を吹きたくなる。
Jazzスタンダードの名曲である。

  ●

Skylark Have you anything to say to me?
ひばりよ 私に何か言いたいことがあるのでしょ?
Won’t you tell me where my love can be?
私の愛しい人がどこにいるのか 教えてくれないかしら
Is there a meadow in the mist
霧の中に草原を見つけたら
Where someone’s waiting to be kissed?
そこにキスされるのを待っている人がいないかしら?

Oh skylark Have you seen a valley green with spring?
ひばりよ 春に谷間の緑を見たことがある?
Where my heart can go a journeying
私の心はどこまで旅することができるかしら
Over the shadows and the rain
暗闇や雨の向こうの
To a blossom covered lane
満開の花に覆われた小道まで行けるかしら?

And in your lonely flight
一人ぼっちの飛行では
Haven’t you heard the music in the night?
夜に音楽を聴いたことなんてないでしょうね
Wonderful music
素晴らしい音楽を 
Faint as a will o’ the wisp
きつね火のように気が遠くなったり
Crazy as a loon
気がふれたように叫んだり
Sad as a gypsty serenading the moon
ジプシーが月の歌を歌うように悲しくなったり

Oh skylark I don’t know if you can find these things
ああ、ひばりよ  あなたにこんなことがわかるのか 私にはわからないけれど
But my heart is riding on your wings
私の心はあなたの翼に乗って飛んでいるの
So if you see them anywhere
だからもし それがどこかわかるのなら
Won’t you lead me there
私を連れていってくれないかしら?
Oh skylark Won’t you lead me there?
ひばりよ 私を連れていってくれないかしら?

  ●

作曲したホーギー・カーマイケル(1899-1981)は
この他にも「Stardust」や「Georgia on My Mind」などを手がけている。
俳優や歌手としても活躍していて、それ以前は法律事務所に勤めていたというから
まことに多才な人であった。

スターダスト! ひばり! おお、ジョージア!

(><) すべての楽曲が心にしみる。
カーマイケルのおおらかな人柄が、見事なメロディラインを生んでいて…たまらない!

これ以上の完成度はないのでは?と思えるほど
深く深く刻まれる…まさに永遠のスタンダードだと、思う。

スナック美保で「南国会議」


南国ドロップスです。

ただいま、レコーディングもボーカル録りの最終段階へ落ち着きつつあります。
ボーカル「キーノ」の最高の調子が音にそのまま定着して、
ツヤのある魅力的な「南国ドロップス」に昇華されれば…と思ってます。

…おっと、自分のソロ録音もまだでした。がんばります。

そんな上り調子の「南国ドロップス」ですが、
CD発売に向けての「南国会議」を行いました。

場所は、スナック美保。
「南国の夜」の1階にある開業30年の老舗スナックです。
カサブランカの花を毎日取り替える、粋なママが経営しています。

今回のCD発売において、強力な牽引役を務めていただいている作本家のM氏を交え、
発売までのプロセスと、今後のバンド作りをレクチャーしてもらいました。

(1)まずは仮ミックスの音源とバンドの中身が伝わるシートづくり

   自己満足ではなく、できるだけたくさんの音楽ファンに「南国ドロップス」を知ってもらう
   そのための第一段階として、ディストリビューターと呼ばれるCD配布の原動力となる方々…
   …つまり、音楽レーベル関係者や音楽業界の仕掛け人たち…に、
   「南国ドロップス」の音源とバンドスタイルを見てもらい、評価を受けます。

   その作業に1ヶ月の猶予を取ります。

(2)原盤づくりとジャケットデザイン

   その一ヶ月の間で、残りの楽曲と商品としての「南国ドロップス」を
   どのようにパッケージするかをまとめた、デザイン作業を行います。
   ここの作業が、結構大事です。
   どのようなイメージで「南国ドロップス」を受け取ってもらいたいか、
   バンドの背景は?バンドのカラーは?ターゲットとなるファン層は?
   いろいろなシミュレーションで、自分たちをフォーム化していきます。

(3)発売時期に向けたプロモーション

   原盤とデザインが固まり、ディストリビューターの結論も整ったら、大量生産へ進みます。
   プレス枚数を確定し、発売日を決めたら、その着地点にいたるまでのプロモーションへコマを進めます。
   登場感のイメージを統一し、どのような会場で、どのような演出をして、レコ発ライブを行うのか…
   2ヶ月前には媒体各社へのアプローチを行い、CD発売への盛り上がりをつけます。
    
   そこまでで3ヶ月の猶予を取ります。

(4)発売とともに販促展開へ

   ここからは、出航した船状態。もはや後ずさりは許されません。
   今まで築き上げてきたバンドスタイルのトーン&マナーを崩さずに、
   できるだけ広く「南国ドロップス」のイメージが浸透するよう意識した中で
   媒体への出演や、ライブ活動をこなしていく流れです。

…とまあ、まだまだ絵空事ですが、「南国会議」は、お互いの夢を熱く語り合いました。
 発売までざっと5ヶ月。秋頃には、お披露目の予定です。

キーノon vocal (南国ドロップス)


キーノ。

紅一点の女性ボーカル。
彼女の世界観が、すべての歌詞に反映されている。
その歌唱力は天性である。

今回の録音でその歌唱は、さらに磨きがかかった。
一発録音の重圧でも、ツヤのある最高の歌を披露してくれた。

CD発売とともに、ぐんぐん成長しそうな気配。
キーノあっての「南国ドロップス」である。