Ann Sallyの「胸の振子」その2

今日、ステキな音楽に出会った。

Ann Sallyが歌う「胸の振子」だ。

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作詞:サトウハチロー 作曲:服部良一

柳につばめは あなたにわたし
胸の振子が鳴る鳴る
朝から今日も
何も言わずに 二人きりで
空を眺めりゃ なにか燃えて
柳につばめは あなたにわたし
胸の振子が鳴る鳴る
朝から今日も

煙草のけむりも もつれるおもい
胸の振子がつぶやく
やさしきその名
君のあかるい 笑顔浮かべ
暗いこの世の つらさ忘れ
煙草のけむりも もつれるおもい
胸の振子がつぶやく
やさしきその名

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楽曲もとても優れた切ない曲だが、
Ann Sallyの声が、その切なさを一層かき立ててくれる。
生命力に溢れた見事な曲である。

AnnSallyはこの楽曲をニューオリンズで録音している。

「心臓内科医」の顔も持つ彼女の医学研究留学先がニューオリンズ…というのもすばらしい巡り合わせだが、
そんな聖地の3年間で経験した貴重な音楽体験がしっかり根を張り、この曲に定着している、と感じた。

「歌声一つにも人生の滋味をたっぷり含み、一音一音に意味の込められた歌をうたいたい」

彼女は、ニューオリンズで人生における音楽の意味を知った。

    音楽というのは正直なもので、
    演奏家がいかに生きているか、
    どう物事を考えているか、ということを
    ありありと露呈してしまうものだなと思いました。
    だから、いい加減に生きていちゃだめだよ、と音楽の神様に
    いつも襟を正されているのだなと感じます。
    音楽とは、いかに人生を大切に生きるか、なのです。
    (ほぼ日刊イトイ新聞~アン・サリーさんと、ニューオリンズ。~抜粋)

そんな思いが、結実している…だから、すぐさまピンと来たのかもしれない。

ほぼ日刊イトイ新聞~アン・サリーさんと、ニューオリンズ。~