サトエ on oboe (南国ドロップス)


サトエ。

クラシックでしかお目にかかれない「オーボエ」という楽器を
バンドに持ち込んだ殊勝な女性。パティシエでもある。

オーボエのリードは沖縄では希少なブツ。
素材から仕入れ、ナイフで削って、自分の音にまで昇華する。
満足のゆくまで丹念に削る、その姿はまさにパティシエ。

今回のCDでは、のっけからオーボエサウンド爆発。
世界中のオーボエキッズの憧れとなること必至。

ナッキー on altosax (南国ドロップス)


ナッキー。

なおつん時代は「南国ドロップス」でドラムを担当していた。
小学生時代はトランペット。中学はサックス。
ギターも「ナオゲンジ」の異名を持つほどの腕前である。

今回は「アセロラ・ダイエッツ」として
サウンドエンジニアに徹し、「南国ドロップス」の音を監督。

めちゃくちゃスゴイ、ナゴンチュである。

ミッチェル on trombone(南国ドロップス)


ミッチョン 改め ミッチェル。

このレコーディングで
かなりの濡れ衣を着せられた感があるミッチェルだが、
誰もが認める努力の人。

リズムについても、音についてもキビシイ耳を持っている。
「南国ドロップス」のトレーナー的存在。

その甘いマスクと甘いサウンドで
トロンボーンという楽器のポテンシャルをかなり引き上げている。

これからの活躍が、楽しみ。

ゆうた on guitar(南国ドロップス)


ゆうた。

「南国ドロップス」のクラスターギタリスト。
ギターの音色がとにかくオシャレである。
ここぞ!…という時のフレーズが絶妙。

時々、歯でギターを弾くお茶目なところも見逃せない。

音楽に対しての信念に揺るぎがない。
最年少…おそるべし。

ラブラ・アボカドールは彼の楽曲。カッティングに注目。

かねやん on keybord (南国ドロップス)


かねやん。

「南国ドロップス」のバッカス貴公子。
多くの楽曲を手がける。頭の中では常にオーケストラが響いている。
ホーンアレンジのポリフォニックなサウンドは、お見事。

MIDIソフトでドラム、ベース、ギター、ホーンと
総てのアレンジをとりまとめて持参。天才である。

コロコロ転がるピアノソロも魅力。

ダイゾウ on bass (南国ドロップス)


ダイゾウ。

「南国ドロップス」のかなめであり、サウンドプロデューサーであり、ベーシスト。
元はボーカリストだけあって、グルーヴのある「歌う」ベースを奏でる。

メロディメーカーでもあり、
今回のCDでは、作詞・作曲も手がけた。

頭に巻くタオルがトレードマーク。
冗談は、つまらない…ことが多い。

アキヒロ on drums(南国ドロップス)


ここで「南国ドロップス」のメンバーを紹介しよう。

まずは、ドラムス、アキヒロ。

とても繊細なリズムを叩く。
シンバルワークとハイハットの鳴りには、だれもがうなる。
ベースのダイゾウとは古い仲で、彼のつまらない冗談にもしっかり応えている。
やさしい奴である。

買い物をする「アセロラ・ダイエッツ」


そんな「アセロラ・ダイエッツ」の機転の利いた一場面がこれ。

録音最終日、「南国ドロップス」のメンバーはかなり疲れていた。
しかし、この日は真剣勝負の【一発録り】が控えていた。
ホーン隊とリズム隊がひとつになる文字通りの【一発録音】だ。
ボーカルも含めた、ライブの臨場感で完成度を高める、きわめて難しい録音形態である。

昨日までの3日間とも夜中まで作業がかかり、
ともすると気力が萎えそうだった「南国ドロップス」のメンバーを励まそうと、
ドニー(右)が「♪アイスクリ~ム♪アイスクリ~ム♪」と歌い出し、
「アセロラ・ダイエッツ」のふたりは、近くのコンビニで「アイスクリーム」を購入してきたのだ。

「アセロラ・ダイエッツ」リスペクト~!!!!!

すっかりヒートアップした「南国ドロップス」は
「神が降臨した」かのようなグルーヴ感のある【一発録り】で
録音最終日を締めくくったのだった。

音の錬金術師ドニー(アセロラ・ダイエッツ)


録音したトラックを確認するドニー。
今や録音作業にパソコンは欠かせない。

8トラックのPA卓にマイクを2本ずつ差して
パソコン上で16トラックにすることも簡単にできてしまう。

すべてのチャンネルにディレイをかけたり、EQで微妙なニュアンスを膨らませたり、
同じフレーズをコピペで増やしたり…とパソコン上での作業は、まさに錬金術である。

そんな魔術も実は耳が良くなければ、うまく作用しない。

その点「アセロラ・ダイエッツ」のドニーは、すばらしい。
細かなニュアンスまで聞き分けて、音を細分化しつつ、
全体のグルーヴ感やノリの大切さを忘れない。
ベーシストとして、常にバンドの動きを鳥瞰しているからだろう。

そんなドニーも弱点があって、実はパソコンが苦手である。
聞き分けた耳でトラックの調整はお手のもんだが、
パソコンを駆使するような作業はお手上げだ。

相方のナッキーが、見事なフォローでドニーを盛り上げる。
息のあった「アセロラ・ダイエッツ」をかいま見た。

遠くを見つめるナッキー(アセロラ・ダイエッツ)


録音中の一コマ。
アセロラ・ダイエッツのナッキー(右)は、中学時代のアルトサックスを抱えて
今回「南国ドロップス」の録音に参加した。

やはり、中学時代のアルトサックスである。
低音が思うようにコントロールできなかった。
ホーン隊の厚みを出すのに、アルトサックスの低音は重要だ。

上手くコントロールできずにテイクを重ねるホーン隊。

録音した音の確認に集まるメンバーを尻目に、ひとりため息をつくナッキー。
「アセロラ・ダイエッツ」は音にシビアな音楽ユニットなのだった。