
録音したトラックを確認するドニー。
今や録音作業にパソコンは欠かせない。
8トラックのPA卓にマイクを2本ずつ差して
パソコン上で16トラックにすることも簡単にできてしまう。
すべてのチャンネルにディレイをかけたり、EQで微妙なニュアンスを膨らませたり、
同じフレーズをコピペで増やしたり…とパソコン上での作業は、まさに錬金術である。
そんな魔術も実は耳が良くなければ、うまく作用しない。
その点「アセロラ・ダイエッツ」のドニーは、すばらしい。
細かなニュアンスまで聞き分けて、音を細分化しつつ、
全体のグルーヴ感やノリの大切さを忘れない。
ベーシストとして、常にバンドの動きを鳥瞰しているからだろう。
そんなドニーも弱点があって、実はパソコンが苦手である。
聞き分けた耳でトラックの調整はお手のもんだが、
パソコンを駆使するような作業はお手上げだ。
相方のナッキーが、見事なフォローでドニーを盛り上げる。
息のあった「アセロラ・ダイエッツ」をかいま見た。