【standard】nearness of you


Its not the pale moon that excites me
That thrills and delights me, oh no
Its just the nearness of you

心がそぞろに掻き乱されるのは
蒼い月のせいじゃない
君が間近にいるからなんだ

It isnt your sweet conversation
That brings this sensation, oh no
Its just the nearness of you

こんな感じが起こってくるのは
甘い言葉のせいじゃない
君が間近にいるからなんだ

When youre in my arms and I feel you so close to me
All my wildest dreams come true

君が僕の腕のなかにいる
こんなに近くに君を感じている
狂おしいほど夢見たことなんだ

I need no soft lights to enchant me
If youll only grant me the right
To hold you ever so tight
And to feel in the night the nearness of you

僕に魔法をかけるなら
柔らかな月明かりでなくていい
こんな風に強く抱きしめ
一晩中、君の間近にいることを
もし君が許してくれさえすれば

【The Rolling Stones】Mother’s Little Helper


What a drag it is getting old

Kids are different today,
I hear evry mother say
Mother needs something today to calm her down
And though shes not really ill
Theres a little yellow pill
She goes running for the shelter of a mothers little helper
And it helps her on her way, gets her through her busy day

年をとるって何ていやなことなんだろう

「今時の子供たちにはついていけないわ」
母親たちはみんなそう言ってる
母親は気を静めるための何かを必要としてる
だからそれほど病気ってわけでもないのに
小さな黄色の薬が一つ
彼女は「お母さんの小さなお手伝い」っていう避難所に駆け込む
そしてその薬は彼女がやるべきことをして、 忙しい一日を切り抜けるのを手伝ってくれる

Things are different today,
I hear evry mother say
Cooking fresh food for a husbands just a drag
So she buys an instant cake and she burns her frozen steak
And goes running for the shelter of a mothers little helper
And two help her on her way, get her through her busy day

「近頃の出来事は理解できないわ」
母親たちはみんなそう言ってる
夫のために新鮮な食事を作るのはつかれるだけ
だから彼女はインスタントのパンケーキを買って冷凍ステーキを焼く
それから「お母さんの小さなお手伝い」っていう避難所に駆け込む
そして2錠の薬は彼女がやるべきことをして、 忙しい一日を切り抜けるのを手伝ってくれる

Doctor please, some more of these
Outside the door, she took four more
What a drag it is getting old

「ねえ先生、このお薬もう少し増やしていただけません?」
扉の外で彼女はもう4錠飲んだ
年をとるって何ていやなことなんだろう

Men just arent the same today
I hear evry mother say
They just dont appreciate that you get tired
Theyre so hard to satisfy, you can tranquilize your mind
So go running for the shelter of a mothers little helper
And four help you through the night, help to minimize your plight

「最近男たちは変わってしまったわ」
母親たちはみんなそう言ってる
男たちは君らが疲れていることを理解していない
彼らは中々満足しないから、君たちは落ちつくことができない
だから「お母さんの小さなお手伝い」っていう避難所に駆け込む
そして4錠飲めばその夜を切り抜け、苦痛を最小限に抑えることができる

Doctor please, some more of these
Outside the door, she took four more
What a drag it is getting old

「ねえ先生、このお薬もう少し増やしていただけません?」
扉の外で彼女はもう4錠飲んだ
年をとるって何ていやなことなんだろう

Lifes just much too hard today,
I hear evry mother say
The pusuit of happiness just seems a bore
And if you take more of those, you will get an overdose
No more running for the shelter of a mothers little helper
They just helped you on your way, through your busy dying day

「最近生きていることに耐えられない」
母親たちはみんなそう言ってる
幸福の追求なんてくだらないことに思える
それ以上その薬を飲んだら君は死んでしまう
もう「お母さんの小さなお手伝い」っていう避難所に駆け込むこともなくなる
結局その薬は君が死に至る忙しい日々を切り抜けるのを手伝ってくれてたんだ

【E.Yazawa】いつの日か


黄昏てく…Fu街よ
悔いはないか?今…

地平線に…Fu残された
美しき空のはかなさ
誰かの背中みたいに見えるぜ

いつの日か
もう一度 逢おう
何も変わらぬ
二人のままで

いつ いつの日か
もう一度 逢おう
夢を見ていた
この場所で

うつむいてる…Fu心
欲しいものは…Yes,”LOVE”

もし涙に…Fuできたなら
今という時が過ぎても
こんなに悲しくなんてないだろう

いつの日か
おまえにもわかる
一人きりでは
生きられない

いつ いつの日か
おまえにもわかる
愛に気づいた
その意味を…

(作詞/秋元康・作曲/矢沢永吉)

    ●

ぐらぐらに揺れ動いている。
精神のバランスが危うい。

そんなときに「風の旅人」
永ちゃんの「アーユーハッピー?」を読んで元気をつける。

「風の旅人」の今回の特集は「時と揺」。
編集長の言葉が憎い。ちょっと引用させてもらうと…

 新しい段階に発展していく時や、
 新しい事態に備えたりする時、
 自然は微妙に揺らいでいる。
 状況に応じて必要なものを選び取っていく
 自由を確保するためには、揺れ幅が必要なのだろう。

 微妙な揺らぎによって全体がうまく調整され、
 結果的に強い力となるのは、自然の摂理のようだ。
 昆虫の触角は常に揺れ動いているし、
 力強く空を切る鳥の翼は、
 一枚ずつの羽が微妙に揺らいでいる。
 
 子供を固定した価値観に縛り付けてしまうと
 激しく苛立つのは、もしかしたら生物の本能によって、
 生きていくうえで大切なものが損なわれる危機を
 察知するからかもしれない。

ものすごくパワーをもらえた。
揺れることを前向きに捉えることが出来た。

     ●

矢沢永吉の「アーユーハッピー」でも
スーパースターゆえの揺れ動く心情が
赤裸々に語られている。

アメリカ進出を夢見て
ロサンジェルスに乗り込んだ時の矢沢は、
大きく揺れ動いていた。

その時代の歌は、英語詞でパンチもなく、つまらない。

しかし、揺れ動いて強くなったその後の矢沢は
胸に突き刺さる歌を、どかんと直球で放り込んでくる。

いちアーティストの揺らぎが
作品の強さとなってこちらに伝播するとき、
受け手の心は鷲掴みにされ、共鳴する。

そして、カタルシスとともに
明日への大きな糧を得ることができる。

すばらしいことだと、思う。

     ●

 そうやって、
 ボクは今日も
 大いに揺れている。

 

【高田渡】夕焼け by 吉野弘


「夕焼け」       原詩=吉野弘 曲=高田渡

  いつものこと
  電車は満員
  そして いつものこと
  若者が坐り
  年寄りが 立っていた

  うつむいていた娘
  年寄りに席をゆずる
  礼もいわずに 年寄りは
  次の駅で降りた

  娘は坐った が
  また 別の年寄りが
  娘の前に 娘の前に
  娘はうつむいた が また
  年寄りに席をゆずる
  年寄りは礼をいって
  次の駅で降りた
  
  娘は坐った
  二度あることは三度という通り別の年寄りが
  娘の前に
  娘の前に

  かわいそうに娘
  うつむいて うつむいたまま
  席をゆずらず
  次の駅も
  次の駅も
  口唇をかみしめ
  つらい気持ちで
  娘はどこまで
  どこまで行くのだろう
  口唇をかみしめ
  つらい気持ちで

  やさしい心に責められながら
  美しい夕焼けもみないで

  口唇をかみしめ
  つらい気持ちで
  美しい夕焼けもみないで

    ●

きっと、夕焼けはいつのまにか
深い青へと入れ替わり、

車内の明かりがガラスに反射して、
さびしげな送電塔がシルエットで浮かんでたり

…したのだろう。

ボクもこんな心象風景を
心に刻んでいる。

列車の規則的なリズムと、
行き場のない制止した空間。

巡る思い。

過ぎ去る風景。

「ボクらは、どこに行くのだろう」
…そんなことをボーッと考えていた。

くく。
おかしな事に、
今もそんな夢想ばかりしている。

【高田渡】夕暮れ by 黒田三郎


「夕暮れ」 曲 高田渡  詩 黒田三郎

  夕暮れの町で
  僕は見る
  自分の場所からはみ出してしまった
  多くのひとびとを

  夕暮れのビヤホールで
  (彼は)ひとり
  一杯のジョッキをまえに
  斜めに座る

  その目が
  この世の誰とも交わらないところを
  (彼は自分で)えらぶ
  そうやってたかだか三十分か一時間

  雪の降りしきる夕暮れ
  ひとりパチンコ屋で
  流行歌(と騒音)のなかで
  遠い昔の中と

  その目は
  厚板ガラスの向こうの
  銀の月を追いかける
  そうやってたかだか三十分か一時間

  黄昏が
  その日の夕暮れと
  折りかさなるほんのひととき
  そうやってたかだか三十分か一時間

  夕暮れの町で僕は見る
  自分の場所からはみ出してしまった
  多くのひとびとを

    ●
  
  サラリーマンには沁み入るねえ、
  こんな唄。

  でも、高校時代から、
  こんな居心地の悪さを感じてた。

  はみ出してしまった…。

  そのまま、もうすぐ不惑。
  どんどん、脱線道まっしぐら…なんだろうな。

  高田渡を携えていけば、いいっか。

  黒田三郎「夕暮れ」

【高田渡】ブラザー軒 by 菅原克己


東一番丁、
ブラザー軒。
硝子簾がキラキラ波うち、
あたりいちめん氷を噛む音。
死んだおやじが入って来る。
死んだ妹をつれて
氷水喰べに、
ぼくのわきへ。
色あせたメリンスの着物。
おできいっぱいつけた妹。
ミルクセーキの音に、
びっくりしながら
細い脛だして
椅子にずり上がる。
外は濃藍色のたなばたの夜。
肥ったおやじは
小さい妹をながめ、
満足気に氷を噛み、
ひげを拭く。
妹は匙ですくう
白い氷のかけら。
ぼくも噛む
白い氷のかけら。
ふたりには声がない。
ふたりにはぼくが見えない。
おやじはひげを拭く。
妹は氷をこぼす。
簾はキラキラ、
風鈴の音、
あたりいちめん氷を噛む音。
死者ふたり、
つれだって帰る、
ぼくの前を。
小さい妹がさきに立ち、
おやじはゆったりと。
東一番丁、
ブラザー軒。
たなばたの夜。
キラキラ波うつ
硝子簾の向うの闇に。

    ●

高田渡を追跡。
YouTubeをチェックしまくる。

「坂崎幸之助商店」では、坂崎と電車の旅を、
「ニュース23」では、筑紫さんと「いせや」で語り…と
今頃になって、2005年の在りし姿を追いかけている。

2年前に山之口貘の詩から高田渡を知って、
CDを手にしてはいたけれども、
こうやってタカダワタル的なコメントの数々、
彼を取り囲む友人の表情などを見ていると、
その圧倒的な人柄に、また涙、涙、涙。

宮城県出身の詩人菅原克己さんの詩に
メロディをつけた「ブラザー軒」というのがあって、
これがまた、胸にがつんと響いてくる。

菅原克己「ブラザー軒」
高田渡一周忌…菅原克己「ブラザー軒」
【YouTube】高田渡/ブラザー軒

硝子暖簾のお店など、
今じゃどこにも見当たらないが、
戦争の犠牲になった父と妹が
今日も氷を食べに「ブラザー軒」へ
やってくる下りは、ホントに鼻先がつんと来る。

まして東一番丁…である。

「ブラザー軒」自体は、ちょっと記憶にはないけど
かつて小学生の夏休みに過ごした、
アーケードもない東一番丁の雰囲気が思い出されてくる。

そこには戦死した父と妹ではなく、
タカダワタルさんが、ひょっこりやってきて
ビールか焼酎をたのんでいる…ような気がする。

山之口貘さんといい、菅原克己さんといい、
ホントに素敵な詩人の詩を歌にされていたんだなあ…と
あらためてリスペクト。

しばらく追跡は止まらないだろう。

【泉谷しげる】春夏秋冬


泉谷しげるオフィシャルサイト「わが社」

「タカダワタル的ゼロ」に出ている泉谷しげるは
高田渡を前に、とっても素直で、ステキな存在だ。

高田の唄を聴きながら、涙する場面は、涙をさそう。

泉谷しげるは、ホントに高田渡が好きなんだなあ…と、
そんな感慨を覚えて、胸が熱くなる。

「わが社」という事務所に
ボクは何度かアプローチをかけたことがある。

「泉谷しげる」のTVCM出演交渉だ。
マネージャーはとても気前よくボクらの条件を呑み、
ギャランティの交渉もそこそこに、出演を承諾してくれた。

残念ながら、実現はしなかったが、
「わが社」や「泉谷しげる」は前から好印象だった。

だから、劇中で流れる「春夏秋冬」には、
ホント胸が焼けるような思いだった。

…なんてステキな唄なんだろう。

 ♪季節のない街に生まれ
  風のない丘に育ち
  夢のない家を出て
  愛のない人にあう

 ♪人のためによかれと思い
  西から東へかけずりまわる
  やっとみつけたやさしさは
  いともたやすく しなびた
 
 ♪春をながめる余裕もなく
  夏をのりきる力もなく
  秋の枯葉に身をつつみ
  冬に骨身をさらけ出す

 ♪今日ですべてが終わるさ
  今日ですべてが変わる
  今日ですべてがむくわれる
  今日ですべてが始まるさ

 ♪きたないところですが
  ヒマがあったら寄ってみてください
  ほんのついででいいんです
  一度よってみてください

 ♪今日ですべてが終わるさ
  今日ですべてが変わる
  今日ですべてがむくわれる
  今日ですべてが始まるさ

カタルシス。
見事なまでのカタルシスだ。
沖縄の「なんくるないさ」に通じる部分がある。

日々正直に生きて
信念をつらぬき、
押し合いへし合いあるけれども
いつかすべてが報われる
いつかすべてが始まるさ

そんな「泉谷しげる」の温かい人柄が
ボクはますます好きになってしまった。

【OKINAWA】南国ドロップス@RegionClub その3


時間が完全に止まっていた。

やるせないぐらい。

衝立に貼られた
昭和歌謡のスターたち。

よれよれに風化し
色の褪せた印刷が、
彼らの存在を
絶対的なものへと
昇華していた。

アンタッチャブル。

触れてはいけない、
暗黙の堆積時間。

堆くチリ積もった埃のように
RegionClubは過去の遺物だった。

今夜、遺物が光に満たされる。

【OKINAWA】南国ドロップス@RegionClub その2


RegionClub。

空間が、とても不思議だった。

パチンコ屋の2階にある
…とは思えぬ広さ。

とにかく、駄々っ広い。

意味もなく広い。
そして、ワケの分からぬ装飾。

チープな壁紙。

日本間も用意されている。
ステージには幕があり、
昭和歌手の登場と同時に、
幕が開かれていたのだろう。

この安っぽい演出が、
南国ドロップスにはぴったりだ。

沖縄リージョンクラブ

【OKINAWA】南国ドロップス@RegionClub その1


08月09日。
土曜日。

いよいよ、南国ドロップスの
セカンドCD発売記念ライブ。

元米軍将校のクラブであった
開業60年の歴史あるRegionClubで
2時間に及ぶショーが開かれた。

壁にはかつてショーを務めた
昭和歌謡の面々が飾られてあった。

首里フジコblog