【DUB IT!】ROB SMITH a.k.a.RSD


0321 ROB SMITH a.k.a. RSD @ 西麻布eleven

LIKKLE MAIさんの濃厚で見応えあるステージングのあとは、
深夜にふさわしい打ち込みスタイルのDUBで。

クラブミュージックに疎いボクにも
ROB SMITHが繰り出す音楽は、魂を揺さぶられる感じがした。

なんだかわからないがとにかく生っぽいのだ。

その辺のところはMAIさんのブログを参照してもらいたいが、
撮影していても陶酔するオーディエンスの波長が見えるぐらい、
このときの会場はなんだか異様な雰囲気…一種の宗教儀式と見紛うぐらい、
深海まで鳴り響くだろう重低音に完全無欠に呑み込まれていた。

それはとても気持ちのよいコト。

今週末、その快楽をふたたび体験できる。

2010.3.21 SUN

ZETTAI-MU MEETS ELEVEN presents ” eleven opening future dub attack! “
DUB / DUB STEP / BREAK BEATS / D’N’B / REGGAE
OPEN 22:00

\3,000-1D
\2,500-1D(with flyer)

room1
DJ:
ROB SMITH a.k.a RSD (Smith&Mighty; / More Rockers)
1945 a.k.a KURANAKA (Zettai-Mu )
GOTH-TRAD (BACKtoCHILL/ / DEEP MEDi )

LIVE:
KODAMA KAZUFUMI with 1945
LIKKLE MAI

room2
DJ:
YAZI (THINK TANK/BLACK SMOKER RECORDS)
INNER SCIENCE
100mado
DOPPELGENGER

【DUB IT!】LIKKLE MAI


LIKKLE MAI blog

DRY&HEAVYつながりで、大学の先輩であるキーボードの外池さんから
LIKKLE MAIさんにLIVE撮影のお話をしていただいたのが、
今回のオフィシャル撮影が実現したいきさつである。

駆け出しカメラマンにチャンスと希望を分けてもらっただけでもRespectと感謝の念が堪えないが、
出会えたことで得られたものがホントに多かった0212 DUB IT!の撮影だった。

振り返ってみれば、ボクはいろんな岐路でREGGAEという音楽に支えられてきた。

美術大学を目指すキッカケを与えてくれたのは、
REGGAEとBob Dylanが好きな高校の友だちだったし、

彼に連れられた新宿2丁目のReggae Bar「69」では、
当時傍系音楽だったREGGAEを取り巻くアトモスフィア(黒人、体臭、ガンジャ)に
カルチャーショックを受け、傍系思考が開花した結果、
メキシコのカルトムービーEL TOPOとの出会いを与えてくれたし(10代最高の映画体験)、

日本のREGGAEシーンから「MUTE BEAT」が華々しくメディアを席巻し、
ボクも鳥肌モノに心酔し、TRUMPETという楽器に取り組むこととなったし、

楽器を始めた結果、ステージに出演する恍惚感を得、
二十歳にしてCD制作の一助に携わることとなり…さらには、
音楽を演る悦びから得られたパワーで、様々な苦悩を乗り越え、
なにより世界が広がって人間道を深める数多くのことを体験することが出来たし、

2008年には念願だったJAMAICA上陸の機会を与り、
REGGAEが持つ普遍的なもの…その音が生まれた空気や自然…生活…人々、
BOB MARLEYを身近に感じることが出来て、彼が音楽に込めたメッセージ…、
とりわけ自分がなぜこれほどまでにREGGAEで心躍るのか…の理由が発見できたような気がして、
さまざまな意味で「原点回帰⇒リセット」へと円環することになったし、

その結果、カメラマンとして東京での再出発に至った訳だけど、
今回オフィシャル撮影という重圧の中、感覚をフル動員した撮影が、
LIKKLE MAIさんはじめたくさんの関係者に賛辞をいただくカタチになったのは、
ボクとしてはこれ以上の支えはナイ!と言い切ってもいい。

      ●

そして、今回DUB IT!を通してLIKKLE MAIさんのステージやお人柄に接し、
REGGAEを真に愛し…Rspectし…そのバイブレーションをみんなに伝えたい…
というパワーを直に受けられたことは、とても大きかった。

「人間はみな偉い。たとえば毎朝、満員電車で会社に通っている人たち。
 そういう人たちのおかげで、私のようなアーティストという存在が成り立っているんだな
 ってつくづく思います。ソロに転向した当時、DRY&HEAVYを辞めたからといって足元を見る人もいたし、
 色々厳しい現実も突きつけられました。その分、私は周りの人がどれだけ苦労していて、
 どれだけ凄いのか知ったんですね。知れば知るほど、書くことが増えていく。
 自分と関わった人の凄さを感じていれば書くことは一生困らないですよ。
 音楽をやること、会社で働くこと、共通しているのは人間を鍛えるってこと。
 私にとってはレゲエをやること自体が人間道なんです。
 苦労しなくても、良い曲を歌える人はそれでいい。人は人。
 でも私には、色んな人の想いを実感しながら作っていくやり方が合ってる。
 で、このアルバムは、それが今までで一番うまくいった作品だと思うんです。
 伝えたいのはI&I。どれだけ失敗しても辛くても、
 自分には価値があると信じることが大切。そして、自分を大事にするのと同じように、
 周りの人を大事にしてほしいと願ってます。」
                (RIDDIM NO.320-LIKKLE MAIインタビュー抜粋) 

新作について語るMAIさんの言葉に勇気づけられる。

クリエイトすること…とは自分を見つめること。
そして自分を取り巻く環境に素直であること。

今、Antonio Carlos Jobimの妹が書いた伝記を読んでいて、
彼のクリエイトの根底にも同じモノが流れていて、世界に対してものすごくPUREだったりするところに
こちらも感銘を受け、勇気を得たのだけれど、

LIKKLE MAIさんのその純真さは、MarleyやJobimら先駆者から受け継がれてきたものだし、
ボク自身、今後の創作活動の指針になるきらびやかなVISIONなワケで、
なんと言っても、そんなRespectできるアーティストと関われたことが、ボクとしては一番うれしい。

…収穫の多いDUB IT!の一夜だった。

【DUB IT!】LITTLE TEMPO


LITTLE TEMPO

言わずと知れたリトテンサウンド!
Steel Panが会場全体を優しい気持ちにさせる。

それでいてサウンドはものすごいGROOVE!!!!!!!
観ている奴ら全員がその気持ちよさに酔ってしまった。

icchieのトロンボーンソロも光っている。

hakase-sunの何気ないフレーズのひとつひとつが
Steel Panとうまく絡み合い、見事な音楽世界を生み出していた。

しかしなんといってもTICOだろう。

リトテンを15年も引っ張ってきた
彼の世界観がこのバンドの屋台骨だ。

やっぱり音楽はこうでなくちゃ。
そう思わせる懐の深さを思い知らされたステージだった。

会場の模様はこちらの写真でチェック!

【bozzo.jp】⇒【Portfolio】⇒【STAGE】⇒【0213Dub IT!】

【DUB IT!】The HEAVYMANNERS


The HEAVYMANNERS on myspace

コブシを突き上げたロゴが、音楽スタイルをそのまま表している。
The HEAVYMANNERS…なんという押し付けがましいバンド名だろう。
「これが、オレのマナーだ!」と元DRY&HEAVYの秋本“HEAVY”武士が
コブシを突き上げているような、そんな骨太なイメージ。

LIVEもまさに徹頭徹尾HEAVYなサウンドでゴリ押しだった。

硬派な王道DUB。
大音量で身体全身低音まみれになる。

midnightの眠気もこの骨太bassで一蹴されたことだろう。

会場の模様はこちらの写真でチェック!

【bozzo.jp】⇒【Portfolio】⇒【STAGE】⇒【0213Dub IT!】

【DUB IT!】Yossy Little Noise Weaver


2月12日に恵比寿リキッドルームで行われた
リクルマイさんのレコ発LIVEの写真がやっとUPできた。

【bozzo.jp】⇒【Portfolio】⇒【STAGE】⇒【0213Dub IT!】

その日のLIVEの模様をかいつまんで紹介する。

まずトップバッターはYossy Little Noise Weaverだ。
初めて耳にするバンド名、サウンド。しかしそのオリジナリティは素晴らしいものがあった。

どんなバンドなんだろうとネットで調べて、合点した。

なるほど、元DETAMINATIONSなんや。

どうりで。

トロンボーンのicchieは今週末代官山LOOP
スペシャルセッションバンドとしてLIVEがある。

【DRY&HEAVY】New Creation


【YouTube】New Creation / DRY&HEAVY

One vibe, two voices, three souls
For girls, this generation
One vibes, two voices, three souls
For boys, this generation

People Are You Ready?
Gotta new creation
新しい風を巻き起こそう
If life is dry & heavy
Gotta new creation
未知なる道を切り開こう

In every way it ain’t easy
どんなことも容易ではないし
Always dragging you down
悩みや常につきまとう
No way out no one to heal you
出口を見出すことも灯火さえ見当たらない
Waiting a long time mean nothing to you
待っているだけじゃ何も変わらない

Some people stand up
立ち上がる者もいれば
Some people stoop down
ふさぎこむ者も
Some people hang around the corner
様子をうかがっている者もいる

Don’t miss the tide, be a creator
機が熟した今こそが前進するとき
This generation, clear your vision
さあ、しっかりと前を見据えて

People are you ready?
だからみんな準備は出来てる?
Gotta new creation
新しい風を巻き起こそう
If life is dry & heavy
未知なる道を切り開こう
Gotta new creation
どんなに険しくても

      ●

今回、オフィシャルというカタチで
リクルマイさんのレコ発LIVEに関わることができて
ホントに感謝している。

Don’t miss the tide, Be a Creator!
機は熟した。さあ、前進するとき!

そんなステキな気持ちにさせてくれた。
外池さん、マイさんはじめ、みなさんをRespect!

この気持ちはあらためて書こうと思う。
なによりReggaeとの出会いに感謝!

【Vinicius de Moraes】A felicidade


【YouTube】Orfeu Negro 1959

Tristeza nao tem fim, felicidade sim.
悲しみには終わりがない、幸せには終わりがある。

A felicidade e´ como a pluma que o vento vai levando pelo ar
幸せは風が運ぶ羽のよう。
Voa tao leve mas tem a vida breve precisa que haja vento sem parar
その命は短く、風がなければ落ちてしまう。
A felicidade do pobre parece a grande ilusao do carnaval,
貧しき者の幸せは、カーニバルの幻影のよう。
A gente trabalha o ano inteiro por um momento de sonho, pra fazer a fantasia
一瞬の幻想に身をゆだねるために、私たちは1年中働く。
De rei, ou de pirata, ou de jardineira e tudo se acabar na quarta feira
王や姫、海賊に扮した幻想、そしてすべては水曜日に終わる。
   

Tristeza nao tem fim, felicidade sim
悲しみには終わりがない、幸せには終わりがある。
   
A felicidade e´ como a gota de orvalho numa pe´tala de flor
幸せは花びらの中の一粒の朝露のよう。
Brilha tranqu¨ila depois de leve oscila e cai como uma la´grima de amor
静かに輝き、かすかに震え、愛の涙のように滑り落ちる。
A minha felicidade esta´ sonhando nos olhos da minha namorada
私の幸せは愛する人の瞳の中で、夢見ている、
E´ como esta noite passando, passando em busca da madrugada
足早に今宵は過ぎる、夜明けを求めて。
Falem baixo por favor pra que ela acorde alegre com o dia
どうぞ、静かに話して。彼女が白昼に喜びで目覚めるように。
Oferecendo beijos de amor
愛の口づけを求めて。

Tristeza nao tem fim
悲しみには終わりがない。

      ●

カーニバルの朝、それは水曜日の朝。

  貧しき者の幸せは、カーニバルの幻影のよう。
  一瞬の幻想に身をゆだねるために、私たちは1年中働く。
  王や姫、海賊に扮した幻想、そしてすべては水曜日に終わる。

映画冒頭のサンバのリズムが、結末を予感させる。

  だいたい、いつもそうさ。

キチガイみたいに馬鹿騒ぎしたあとには、必ず
取り返しのつかない哀しい出来事が、起こる。

  悲しみには終わりがない。

そうだ、サヨナラだけが人生だ。
人間は常に何かを喪いながら生きているんだ。

だからこそ、
taunt me,and hurt me,decceive me,desert me 
なじるがいい、傷つけるがいい、欺くがいい、見捨てるがいい…と
自虐的な「愛」に身も心も捧げてしまえるんだ。 (by Cole Porter)

【YouTube】So in Love / Caetane Veloso

「あなたになりたい」「死ぬまであたしはあなたのもの…」
そんな勘違いも美徳になるほど、ヒトの一生は、儚いのだから。

…そう。カーニバルの朝の、燦々とした太陽がすべてをゆるしてくれるさ。

【Djavan】Sina


【YouTube】Djavan e Caetano Veloso – “Sina” (TV Globo, 1983)

Pai e mãe (父と母)
Ouro de mina(埋もれた黄金)
Coração(こころ), desejo e sina(希望と宿命)
Tudo mais pura rotina(その他はみな形どおりの習慣にすぎない)

jazz…
Tocarei seu nome pra poder (あなたの名前をそれにのせて)
falar de amor(愛の話が)
Minha princesa (できるように)
art nuveau(アールヌーヴォー)
Da natureza(自然の芸術)
Tudo mais Pura Beleza(その他はすべてただの美しさにすぎない)

jazz…
A luz de um grande prazer(大きな快楽の光には)
É irremediável néon(もう手の施しようがないネオン)
Quando o grito do prazer(快楽の叫びが)
Açoitar o ar reveillon(空気をむち打つとき…ハイライト…)

 O luar(月光)
 estrela do mar(海の星)
 o sol e o dom(太陽と天分)
 Quiçá um dia (たぶんいつの日か)
 a fúria(恐れが)
 desse front(あの前線から)
 Virá(やってくるだろう)
 lapidar o sonho (夢を磨くために)
 até gerar o som(ひびきを生み出すために)
 Como querer caetanear o que há de bom
 (どうしてそんなにカエターノ風にしたがるんだい?)

      ●

今日はRIOの謝肉祭、最終日。
【YouTube】Grupo Revelação – Sina (Ao Vivo no Morro)

Brazil行きてええ。

【Csetano Veloso】Sampa


【YouTube】Caetano Veloso / Sampa

心の中でなにかが起こる
イピランガとサン・ジョアン大通りの角を横切ると
つまりこの町へ来たばかりの頃は
ボクにはなにもわからなかった
街角が詠うガチガチの抽象派の詩も
娘たちの地味な不格好さの意味も

ボクにはまだ リタ・リーもなければ
そのもっとも完璧な解釈もなかった
心の中でなにかが起こる
イピランガとサン・ジョアン大通りの角を横切ると

この町に面と向かった時
ボクは自分の顔を見なかった
趣味が悪いと口に出して言った
悪趣味なものは悪趣味だと
つまり ナルシスが
鏡以外のものは醜く思うのと同じコト
思考は脅かす
完全に老いてしまってはいないものを

僕らが変異種でない時
以前にそうではなかったものはいずれも
おまえは最初 むずかしかった
知らないものは 遠ざけてしまうボクにとって
都会の幸せな夢を思い描いて来る者は
じきにおまえを現実と呼ぶようになる
なぜならおまえは 逆のまた逆
逆の逆だから

搾取され 長蛇の列に場末の町に貧困窟に
押し込まれている人々の
美しいものを賛美しつつ破壊する
カネの力の
量を消してしまう酷いスモッグの
逆の逆だから
開けた野から 空間から
おまえの詩が立ち昇るのが見える
おまえの森の工場が
降りしきる雨の神々が

理想のアフリカの汎アメリカ
サンパの世界の理想
より可能性があるのは 新たなズンビのキロンボか
ノーヴォス・バイアーノスが
おまえの霧雨の中を散歩する
彼らにも おまえを楽しむことは
できるのさ

     ●

「おまえ」とあるのは、ブラジル「サン・パウロ」のこと。

東京から詩は立ち上がっているのか…。
否、日本からは?沖縄からは?

成熟した街でありながらも、詩が似合わない現代都市「東京」。
先週はダンスやライブパフォーマンスで
さまざまな表現を見てきたけど、まだまだサブカル的な勢い。
もっともっと自覚的な東京人が増えてもいい…と思う。

沖縄はその点、詩が立ち上がっているんだけど、なぜか無自覚。
…だから芸能になってしまってる。…そんな気がする。

【heaven’sDoor】ED WOODS


そして3つめがED WOODS

ウッドベースは仮面をかぶり、
流血のペイントをカラダに施してる。

ギターも鬱屈した様相で
ローテンションが返って恐ろしい感じ。

しかし、見せてくれた(!)

音楽ジャンル的にはロカビリーなんだろうか?
ウッドベースがフレームに当たるバチバチッ!っていうサウンドは
明らかにロカビリーだが、とにかく激しい。

最後まで音を識別できる環境ではなく、
ひたすら爆音がPAスピーカーから流れてくる。
心臓までバクバクするほどの大音量。

怒濤のようにドラムとベースがタテ乗りのリズムを刻み、
激しく歪んだギターがぐぁんぐぁんと絡んでくる。

熱がこもったのか、ウッドベースは仮面を外し、
マスクを外し、おどろおどろしい縁取りメイクで
上半身裸になる。

これって…、ハードコアロカビリー?
 それともパンク?

狂気なステージングで、
撮影しているほうまでトバッチリを受けそうな
そんな雰囲気。

最後は「男が好きだ!オトコがスキだ!」…と絶叫しながら、
パンツ一丁になって床滑りダイブ(笑)
オーディエンスに囲まれて全裸でベースを弾く始末。

廻りは狂信的なテンションとなり、
女性たちもキャーキャー失笑しながらも楽しんでいる様子。

ひさしぶりに全裸になるライブを見た。

とにかく爆音で耳がおかしくなって
わぁんわぁあんするので、今回はここで引き上げ。

それはもう、激しいに尽きるヘブンズLIVEだった。