【Aug_03】高杉健人@汐留イタリア街


高杉健人『CONTRABASSISM_BLACK
kicho~de tal paloと崇高なるマエストロに捧げられた楽曲を冒頭に持ってきてる辺りからも、
ケントさんの並々ならぬタンゴ愛とContrabajistaとしての気概が際立つアルバム。
信一郎さんのピアノがまた息のあったところを見せていて小気味良い。
タンゴ150年の流れが日本にも結実してることを示す意義深い作品だわ。
#photobybozzo

【Aug_03】高杉健人@赤煉瓦倉庫石畳


高杉健人『CONTRABASSISM_BLACK
kicho~de tal paloと崇高なるマエストロに捧げられた楽曲を冒頭に持ってきてる辺りからも、
ケントさんの並々ならぬタンゴ愛とContrabajistaとしての気概が際立つアルバム。
信一郎さんのピアノがまた息のあったところを見せていて小気味良い。
タンゴ150年の流れが日本にも結実してることを示す意義深い作品だわ。
#photobybozzo

【Aug_03】高杉健人『CONTRABASSISM_BLACK』


高杉健人『CONTRABASSISM_BLACK
kicho~de tal paloと崇高なるマエストロに捧げられた楽曲を冒頭に持ってきてる辺りからも、
ケントさんの並々ならぬタンゴ愛とContrabajistaとしての気概が際立つアルバム。
信一郎さんのピアノがまた息のあったところを見せていて小気味良い。
タンゴ150年の流れが日本にも結実してることを示す意義深い作品だわ。
#photobybozzo

【Jan_20】「島田を殴るのはオレで、ほかの奴には絶対殴らせない」


島田雅彦『君が異端だった頃』⇒会田誠『げいさい』的自伝青春小説。

80年代のエゲツない高揚感がそのまま収まってる。
POPEYEやWalkmanの浮かれた時代に、ロシア語と社会主義に傾倒し、
廻り道こそ作家への近道と愚昧を重ね、異端であり続ける努力を惜しまない姿。

雌伏の10年が花開いてからの、文壇の乱痴気に巻き込まれる辺りのドライヴ感が正にバブルで、
コロナの静寂を予期した作家の掻き乱し方が、人間の業の深さを思い起こさせる。

何より中上健次との格闘は涙。
「島田を殴るのはオレで、ほかの奴には絶対殴らせない」とのSM的関係は、
文壇の異端同士が共鳴する偏愛から生じていたのだと。

ふたりの、豊穣ゆえに蕩尽する生き様が、その天才性を逆に表していて、
残されたマゾ彦の空回り感、ハンパない。

島田は虚無ゆえに多弁な作家なのであった。
#photobybozzo

【Jan_20】入れ替わるように、中上健次が故郷で身罷った。


それから1ヶ月後、ほとんど彌六と入れ替わるように、中上健次が故郷で身罷った。享年四十六。
暑い盛りに東京でのお別れの会があった。若い読者が千円の香典を持参して会場に駆けつけ、
「アニキ」に別れを告げる光景が見られた。君は滴り落ちる汗をぬぐいながら、遠くに見える遺影に向って、
「路地の荒くれ男たちの短命にして波瀾万丈の物語をなぞらず、
自己申告ではない、正真正銘の文豪になる手もあったじゃないですか」と虚しく呼びかけた。

これでようやくあの男の抑圧から解放されるのだと、君は考えようとしたが、何一つ恩返しできなかった負い目と
置いてけぼりを喰った寂しさの方が大きかった。中上のいない世界はどれだけ虚しく、退屈か、を想像すると、いたたまれなかった。
谷崎賞を渇望しながら、落とされ続けた無念に「風花」のカウンターでうなだれる中上、
佐伯に買ったばかりの革ジャンを気前よくやったくせに、惜しくなり、ずっとつきまとっていた中上、
手持ちのカネがなくなり、紀伊國屋書店に借りに行った中上、無頼だが、ナイーブな中上を思い出しては、微笑と涙を誘われた。

四十九日が過ぎた頃、慶應病院に付き添っていた文春の担当吉安が君にこんな話を報告してきた。
大江健三郎が朝日新聞の文芸時評で君の『彼岸先生』を否定的に評したのを読んで、中上は自分のことのように憤り、こういったのだそうだ。
ーーー島田を守れ。オレが死んだら、誰もあいつを守ってやれない。
君はその時初めて、弟分に惜しみなく注がれた中上の慈しみを痛感した。涙腺の鈍さには自信があったのに、涙が溢れるのを止められなかった。
君を殴ると宣言したり、パシリ扱いしたりしながらも、誰よりも君のことを気に掛け、守ってくれていたのが中上だったのだ。
おのが不運を嘆くあまり、中上の慈愛を信じられなかった自分が情けない。君は中上の墓前に立つ度にこんな誓いをする。
あなたから受けた恩恵の分け前を必ず後輩たちに施すようにします、と。
(島田雅彦著『君が異端だった頃』より)

【Jan_20】オレの文体はワーグナーの無限旋律なんだ。


オレの文体はワーグナーの無限旋律なんだ。句読点も改行もなく、そろそろ終わるかと思うと、
もう一発、さらにもう一発かましてくる。トリスタンとイゾルデがまぐわう時のあの陶酔感は
変な和音の浮遊感を伴って、クライマックスが何度も畳み掛けられるだろう。あれに似てる。
よほどの体力がないと、中折れする。

それは見事な自己解析だった。中上は徒手空拳で偉大なる先達に決闘を申し込む癖があった。
相手はセリーヌだったり、ジャン・ジュネだったり、ドストエフスキーだったりする。
バフチンのポリフォニー理論のことも知っていて、
「自己の小説はドストエフスキーよりもさらにポリフォニックで、紀州の路地だけでなく、
世界中の路地にいる朋輩たちとの終わりなき対話を繰り広げている」と言い出したりする。

文豪にマウンティングするこの不遜、この自己顕示こそが中上だった。文学者は誰しも多かれ少なかれ自己愛の塊で、
肥大化した承認願望を抱えているものだが、君を含めて大抵の人は被害妄想に縮こまっており、自分教の布教にまでは至らない。
ところが、中上ときたら、創造の神は自分を贔屓にしていると信じて疑わないし、自分がメインで過去の文豪は前菜に過ぎない
…とまで思い上がることができた。中上教の教祖中上健次は夜な夜な新宿の裏道のバーをハシゴしながら、
たまたまそこにいる酔客相手にかなり効率の悪い伝道を行っていた。

週に八日間飲み歩いているともいわれた中上は一体、いつ書いているのか、それは誰もが抱いている疑問だったが、
彼はミューズの降臨をとともに待っていたのである。いよいよ、追い詰められ、担当編集者の顔が引きつってくると、
中上はまず酒を抜くために一日何もしない日をあいだに置く。そして、二日目の夜あたりからようやく机に集計用紙を広げ、
罫線に沿って丸みを帯びた丁寧な手書きの文字を連ねてゆく。無限旋律的なその文章は改行も句読点もなく、
写経しているかのように淀みなく、かなりの速度で書きつけられる。不眠不休、絶食で集中し、二日間の完徹もしばしばだった。
中上の生原稿をのちに寺田氏に見せてもらったが、万年筆で書かれた原稿に直しはほとんどない。基本、行組と校正は編集者任せで、
数日後には三日間で書いたとは思えない奇跡的な完成度の作品が活字になっている。
(島田雅彦著『君が異端だった頃』より)

【Jan_17】裕美ちゃんのやりたいことを ヒグマさんと曽我さんがサポート


ヒグマ春夫の映像パラダイムシフトVol.89@アトリエ第Q藝術

ダンス/立石裕美
映像インスタレーション/ヒグマ春夫 
音楽/曽我傑 
照明/早川誠司

写真UPしました〜!
【on_Flickr】0117_P-SHIFT089

裕美ちゃんのやりたいことを
ヒグマさんと曽我さんがサポートしてる…そんな関係性が見えた回。
それだけ彼女のカラダを張ったパフォーマンスは観る者を圧倒してたし、
儀式としての裸拓から最後の絶叫まで筋が通ってた。
写真撮れて良かった。記憶に焼き付けることが出来たわ。

#photobybozzo

【Jan_17】歩行と思考は分かち難く結びついており


歩行と思考は分かち難く結びついており、人は歩いた距離に比例して賢くなり、多くを発見し、進化する。
ルソー、ランボー、ボードレール、いずれも孤独な散歩を通じ、自らの身体に自然や都市を通過させ、表現を模索していた。
中世、近世の歌人、俳人も大腿筋とアキレス腱を使って、詩を紡ぎ、さすらいの騎士や流浪の王子も旅を通じて、おのが宿命を悟った。
ラスコーリニコフもファブリス・デル・ドンゴもほっつき歩きながら考え、やがて何らかの結論に到達する。
君も多摩丘陵、多摩川、カワサキ・ディープ・サウス、新宿、渋谷、モスクワ、レニングラードと歩行の遍歴を重ねて進化してきた。
未踏の地はまだいくらでもあった。
(島田雅彦著『君が異端だった頃』より)

【Jan_17】ダンス/立石裕美


ヒグマ春夫の映像パラダイムシフトVol.89@アトリエ第Q藝術

ダンス/立石裕美
映像インスタレーション/ヒグマ春夫 
音楽/曽我傑 
照明/早川誠司

写真UPしました〜!
【on_Flickr】0117_P-SHIFT089

裕美ちゃんのやりたいことを
ヒグマさんと曽我さんがサポートしてる…そんな関係性が見えた回。
それだけ彼女のカラダを張ったパフォーマンスは観る者を圧倒してたし、
儀式としての裸拓から最後の絶叫まで筋が通ってた。
写真撮れて良かった。記憶に焼き付けることが出来たわ。

#photobybozzo

【Jan_17】ヒグマ春夫の映像パラダイムシフトVol.89@アトリエ第Q藝術


ヒグマ春夫の映像パラダイムシフトVol.89@アトリエ第Q藝術

ダンス/立石裕美
映像インスタレーション/ヒグマ春夫 
音楽/曽我傑 
照明/早川誠司

写真UPしました〜!
【on_Flickr】0117_P-SHIFT089

裕美ちゃんのやりたいことを
ヒグマさんと曽我さんがサポートしてる…そんな関係性が見えた回。
それだけ彼女のカラダを張ったパフォーマンスは観る者を圧倒してたし、
儀式としての裸拓から最後の絶叫まで筋が通ってた。
写真撮れて良かった。記憶に焼き付けることが出来たわ。

#photobybozzo