【KINGSTON】STINGの夜 その1


STING2008Clip-Mavado VS Kartel
STING 2008 最高!
Mavado

[youtube]Vybz Kartel-Ramping Shop
[youtube]Mavado-Last Night
[youtube]Movado-Top Shotta Nuh Miss

12月26日(金)。
Jamaica最大のイベントSTING。
DJバトルの紅白歌合戦。

ボクはこのイベントで2度の悔しい思いをすることになる。

ひとつはカメラを盗まれたこと。
ひとつはこのイベントを写真に収められなかったこと。

      ●

Bob Marleyから止まっている
ボクのようなレゲエファンにしてみれば
STINGは刺激が強すぎる。

夜の9時から朝の7時まで
文字通り夜通し歌いまくるイベントで
ジャマイカ中のレゲエファンは狂喜乱舞する。

そのすざましさと言ったら…!

まずはことの成りゆきを
事実にのっとって書いていきたい。

      ●

ボクたちはRickieのタクシーで
夜の9時に会場まで向かった。

チケットはVIP席。

5000J$。
柵に囲まれたステージ前のエリアだ。

カメラの持ち込みができるという
あやまった情報を鵜呑みにし、

ボクはゲート前まで沖縄のカメラマンに借りたNikonを
クリップオンとモータードライブまでフル装備して
持ち込もうとしていた。

VIP席のチケットを見せ、
プレスのような態度でゲートを過ぎようとした、その時
デカイ図体の男が行く手を阻んだ。

「No Camera!」

【Bob Marley】Rat Race


Uh! Ya too rude!
Uh! Eh! OH What a rat race!
Oh, what a rat race!
Oh, what a rat race!
Oh, what a rat race!
This is the rat race! Rat race! (Rat race!)
こいつはイタチごっこ 愚かなイタチごっこ

Some a lawful, some a bastard, some a jacket:
法を守るもの 法を破るもの そして管理するもの
Oh, what a rat race, yeah! Rat race!

Some a gorgon-a, some a hooligan-a, some a guine-gog-a
ゴルゴン ギャング モルモット このイタチごっこの中に
In this ‘ere rat race, yeah! 

Rat race!

I’m singin’ that
When the cat’s away,
猫がいなけりゃ ねずみが騒ぐ
The mice will play.

Political voilence fill ya city, ye-ah!
政治の暴力が街にあふれる
Don’t involve Rasta in your say say;
ラスタを巻き込まないでくれ
Rasta don’t work for no C.I.A.
ラスタはCIAなんかに手をかさないのさ
Rat race, rat race, rat race! Rat race, I’m sayin’:

When you think is peace and safety:
君が平和と安全を思う間に
A sudden destruction.
突然の破滅
Collective security for surety, ye-ah!
ホントの集団保証を

Don’t forget your history;
歴史を忘れずに己の運命を悟るんだ
Know your destiny:
水は粗末にしながら
In the abundance of water,
愚か者は渇く
The fool is thirsty.

Rat race, rat race, rat race!

Rat race!

Oh, it’s a disgrace
見るに耐えないんだ
To see the human-race
イタチごっこの人間たち
In a rat race, rat race!

You got the horse race;
馬のレースもある 犬のレースもある
You got the dog race;

You got the human-race;
人間のレースだってある
But this is a rat race, rat race!
だけどこいつはイタチごっこ

      ●

ジャマイカ最大のイベントに参加してみて
The STING
その「イタチごっこ」な有様を実感するような事件があった。

【KINGSTON】クリスマスイブの夜 その4


「ガンポイント」の話を聞いていたから、
すぐさま拳銃がイメージされてしまって、
ジャマイカ初夜からびびりまくり。

今、STUDIO ONE STORYのDVDを見返してみてたけど、
KINGSTONも結構のどかに写ってるから、
すべてがすべて「ガンポイント」じゃないとは思うけど。
(Coxson Doddが2005年の5月5日に心臓発作で亡くなっていたのはショック!)

まぁとにかく
クリスマスイブの夜は
過敏に反応してしまったので
そのままお開きってことに。

それにしても
トレンチタウンの現状、
昼間にもう一度観察してみたかった。
(結局、これ以降ダウンタウンにも行けず終い)

【Bob Marley】Burnin’ and Lootin’


This morning I woke up in a curfew;
今朝 夜間外出禁止令でオレは目覚めた
O God, I was a prisoner, too – yeah!
主よ オレも囚われの身だったんだ
Could not recognize the faces standing over me;
オレを見張る顔は誰か見分けることもできない
They were all dressed in uniforms of brutality. Eh!
奴らはみな暴力の制服姿だったのさ

How many rivers do we have to cross,
どれだけの河を渡ればいいんだ
Before we can talk to the boss? Eh!
ボスと話をつけるまで
All that we got, it seems we have lost;
得たモノはすべて失い
We must have really paid the cost.
こんなにも犠牲をはらったというのに

(That’s why we gonna be)
Burnin’ and a-lootin’ tonight;
だから焼き払え 奪い取れ この夜に
(Say we gonna burn and loot)
Burnin’ and a-lootin’ tonight;
焼き払え 奪い取れ この夜に
(One more thing)
Burnin’ all pollution tonight;
すべての穢れを焼き払え
(Oh, yeah, yeah)
Burnin’ all illusion tonight.
すべての幻を焼き払え
Oh, stop them!

Give me the food and let me grow;
食べものを与えておくれ
Let the Roots Man take a blow.
ルーツマンに一服させておくれ
All them drugs gonna make you slow now;
奴らのドラッグが君をダメにしたのさ
It’s not the music of the ghetto. Eh!
ゲットーの音楽のせいなんかじゃないんだ

Weeping and a-wailin’ tonight;
哀しみで涙を流す この夜に
(Who can stop the tears?)
Weeping and a-wailin’ tonight;
哀しみで涙を流す この夜に
(We’ve been suffering these long, long-a years!)
Weeping and a-wailin’ tonight
哀しみで涙を流す この夜に
(Will you say cheer?)
Weeping and a-wailin’ tonight
哀しみで涙を流す この夜に
(But where?)

      ●

実際、ジャマイカでは
シガレットよりガンジャのほうが安価で手に入る。

シガレット50$に対してガンジャ5$程度。

だから、街を歩くとまず
「Give me a cigarette」と声をかけられる。
手にはガンジャが煙をくゆらせている。

ガンジャはラスタファリにしてみれば
「精神の解放」を与える自然の恵み。

シガレットは単なる嗜好品。
人工物は高価…ということか。

【youtube】Burnin’ and Lootin’

【KINGSTON】クリスマスイブの夜 その3


ガンジャをくわえながら
売人でもあるラスタマンは、
TOYOTAの四駆を猛スピードで操り、
一路「パサパサ」へ。

クリスマスイブの興奮からか
街中はどこもかしこも
さまよえる若者たちで盛り上がっている。

ナイトマーケットが
路上で繰り広げられ、
ハイテンションなドレッド野郎が
「hey!」とクルマに罵声をかける。

負けじとボリュームを上げ
盛んに知り合いのレゲエソングを
聞かせるイカレタドライバー。

アップタウンから
ダウンタウンへ。

道はいきなり閑散とし、
一挙に剣呑なムードに。

車内に緊張感が走る。

「ちょっとホテルから離れすぎじゃない?」
「これってダウンタウン?」

不安な声が、ドライバーを刺激する。

「Don’t worry, men」

ジャマイカ初日に
いきなりダウンタウン。

前知識でアタマでっかちになっているJAPには
トレンチタウンは、即「HOLD UP!」なイメージ。
カモがネギしょってノコノコと罠にはまるようなもんだ。

…とクルマはいきなりダウンタウンの中心部らしき場所へ。

    「うわ」

さきほどのアップタウンとは
明らかに街のトーンが違っている。

全体の色みがダークだし、土っぽいのだ。

そこにハロゲンのオレンジ灯が妖しさを演出。
ただよう体臭とガンジャの匂い、下水も未整備な雰囲気。

路上のナイトマーケットに突っ込むカタチで
クルマはダウンタウンのただ中へ。

まさにサファリパーク状態。

唯一の安全地帯が車中。
あとはみんながゾンビに見えてくる。

その脅えを察してか、路上のラスタマンが
口々にJAPを小馬鹿にしたような暴言を吐く。

このまま路上に出たら、首根っこを捕まれて
袋だたきに遭いそうな…そんな剣呑さ加減。

とにかく、とにかく、戻って体勢を立て直さないと。

【Bob Marley】No Woman No Cry


No, woman, no cry
No, woman, no cry
No, woman, no cry
No, woman, no cry

Said said
Said I remember when we used to sit
憶えているとも よく坐っていたね
In the government yard in Trenchtown
トレンチタウンの片隅で
Oba, ob-serving the hypocrites
眺めたよね 偽善者が
As they would
mingle with the good people we meet
善良な人たちに混ざって生きてるのを
Good friends we have had,
いい友だちは大勢いた
Oh, good friends we’ve lost
でもみんな居なくなってしまった
along the way
忘れろったって無理さ
In this great future you can’t forget your past
でも未来は明るいんだ
So dry your tears, I say
さあ、涙を拭いて

No, woman, no cry
No, woman, no cry
Ee little darling, don’t shed no tears
ダーリン、もう泣かないで
No, woman, no cry

Said, said,
Said I remember when we used to sit
憶えているとも よく坐っていたね
In the government yard in Trenchtown
トレンチタウンの片隅で
And then Georgie would make the fire light
ジョージが薪で起こした火は
As it was log wood burnin’ through the night
一晩中燃え続けた
Then we would cook corn meal porridge
コーンミール・ポリッジを作って
Of which I’ll share with you
ふたりで食べたよね

My feet is my only carriage
ボクを運んでくれるのはこの足だけ
So I’ve got to push on through
だから歩き続けるんだ

But while I’m gone, I mean…
ボクがいなくなっても
Everything’s gonna be alright
きっと すべてはうまくいくさ
Ev’rything’s gonna be alright
きっと すべてはうまくいくさ

      ●

夜中のタクシーから眺めたトレンチタウンは
想像を絶するゲットーだった。

陰惨を極めたシャンティタウンだった。

下水道の溝を意味するTrenchそのままの
汚水が浸った沼地のようなエリアに
バラックが様々な菱形で傾きへし合い、建っている。

古タイヤがゴロゴロ転がり、洗濯物がぶら下がり、
淀んだ空気の中をうつろなラスタマンが
ガンジャをくゆらせている。

そんな光景を思い出しながら
「No Woman No Cry」の歌詞を辿ると

ボブがどれだけ打ちひしがれていたのか、
そして、それでも前向きに捉えようとしていたのが、
痛いほど、伝わってくる。

「ボクを運んでくれるのはこの足だけ だから歩き続けるんだ」

どんな辛い目に遭おうとも
ボクはこの足で歩いていくよ。
たとえボクがいなくなっても
諦めないで、前を向いて歩こう。

「No Woman No Cry」が
どれだけの人に勇気を与えたか。

JAMAICAに行って、
肌身でそれを感じた。

ボブはまさにLegendだった。

【youtube】No Woman No Cry

【KINGSTON】クリスマスイブの夜 その2


12月24日。気温30度。
Tシャツ姿でもなんだか暑い。

クリスマスイブがこんなに暑いとは
正直、予想していなかった。

赤道ではいったいどんな陽射しを受けているのだろう。
(ジャマイカは北緯17度。まだ17度も下がある。)

クリスマスの休暇で
25日26日はお土産屋もスーパーも
レストランまで軒並みお休みになる。

だから24日はジャマイカ上げての買い物デー。
道路の混雑も半端ない。
空港からホテルまでなかなか辿り着けず、
冷房なしのタクシーで、蒸し風呂状態。

いきなり初日から洗礼を受ける。

しかし、その蒸し暑さとダイレクトな陽射しが
沖縄を想起させてくれた。勝手に親近感。

      ●

24日の夜。いきなりサウンドシステムへ出掛ける。

スーパー裏手のちょっとした死角スペースで、
ガンガンにダンスホールスタイルが聞こえてくる。

200J$。ジャードルと言う。
1米ドルが76ジャードルだから、
相当インフレな状態だと思う。

200J$でだいたい240円程度。

物価はそれほど安い…とは言えない。
ビールも300から500はする。

タクシーも初乗り300円。若干安め。
観光客相手だから、その相場。
おそらくダウンタウンではその半値以下。

ジャークチキンも250から300程度。
炭火の遠赤外線でじっくり焼き上げる。
これが、滅法旨い。

      ●

夜の11時頃だったから、
まだまだ盛り上がりに欠けていて
熱狂的な状況をイメージしていたから
不完全燃焼。

ドレッドの兄ちゃんに
どこかいいところはあるか…とたずねる。

「パサパサはどうだ?」

いったいどこにあるかも解らず、
とりあえず連れて行け…とお願いする。

その前に値段交渉。
行って帰ってくる移動賃目当てだから
相当ふっかけてくる。

「1500でどうだ?」

これが悪夢のはじまり。
初夜からいきなり
劇的なトレンチタウンへ。

【KINGSTON】クリスマスイヴの夜 その1


12月23日。火曜日。
沖縄から羽田空港、(150分)
羽田からバスで成田へ。(80分)
成田からロサンジェルス(11h)
ロスからマイアミへ。(5h)

これだけの移動時間をかけても
マイアミに着いたのは23日の夜8時。
沖縄から12時間しか経っていない計算になる。

ところが時差14時間を加えると、26時間。

実に移動で一日がつぶれてしまう長旅。
窮屈なエコノミーシートに収まっての長時間。
カラダの節々が悲鳴をあげている。

12月24日。水曜日。
朝8時から空港へ。
浮き足立つ感じだ。

クリスマスイブをキングストンで迎えるだなんて。
マイアミからキングストンまでは2h。
いよいよメインのジャマイカに到着した!

いきなり気温は30度。
太陽が近い気がする。

そんな感慨も夏の沖縄みたいだ。

【Bob Marley】Sun is Shining


sun is shining, the weather is sweet
太陽は輝き 心地よい
make you want to move your dancing feet
君は踊らずにはいられない
to the rescue, here i am
救いのため オレはここに居る
want you to know, y’all, where i stand
知って欲しい オレが居るところを

(monday morning) here i am
月曜日の朝 オレはここに居る
want you to know just if you can
君に解って欲しい
(tuesday evening) where i stand
火曜日の夜 オレの居るところを
(wenesday morning)
水曜日の朝 
tell myself a new day is rising
オレ自身に告げる 新たな日が始まると
(thursday evening)
木曜日の夜 
get on the rise a new day is dawning
新たな夜明けが近づく
(friday morning) here i am
金曜日の朝 オレはここに居る
(saturday evening) want you to know just
土曜日の夜 解って欲しい オレの居るところを
want you to know just where i stand

when the morning gathers the rainbow
その朝には 虹が出る
want you to know i’m a rainbow too
知っていて欲しい オレはここに居る
so, to the rescue here i am
そう、救いのため オレはここに居る
want you to know just if you can
知っていて欲しい オレの居るところを
where i stand, know, know, know, know, know

we’ll lift our heads and give jah praises
オレたちはアタマを上げ JAHに賛美を捧げる

awake from your sleep and slumber
眠りとまどろみから目覚め
today could be your lucky number
至福の時が訪れる

      ●

JAMAICAに降り立って初めて
ボブの歌はこの地で生まれたんだ…と実感した。

それまでは 深くボブを想うことはなかった。

18歳で新宿のレゲエバーに入り浸って
六本木や西麻布のclubまで足を伸ばしたりしていたのに

JAMAICAはそれほど身近には なかった。

ラスタカラーもドレッドもガンジャも
ファッションでしかなかったのだ。

      ●

今、こうあらためてJAMAICAの陽射しに
我が身を晒すと ボブの歌が すっと入ってくる

to the rescue, here I am
want you to know, where I stand

そうだ、オレは今 ここに居る。
JAMAICAだ。

【youtube】Sun is Shining-club remix-映像はjamaica日常

【2009】Yah!Man!でいこう!


2009年、新しい年の幕開け。
2週間ぶりの更新。2009年初の更新。

      ●

ジャマイカ、素晴らしいところだ。

  「Yah!Man!」

この相づちが心地良い。

何をするにしても、
相手を気遣うように、

  「Yah!Man!」

でかした!ごきげんだぜ!

  「Yah!Man!」

やあひさしぶり!元気だったか?

  「Yah!Man!」

もちろん、毎日のおはよう!も
歯切れ良く、元気に、

  「Yah!Man!」
  
とにかくそのやりとりがうれしい。

      ●

マイアミからジャマイカ、
あわせて10日間。
ものすごく濃厚な時間を過ごした。

いろんなアクシデントにも出くわした。

目を見張るような光景も
たくさん見てきた。
残念ながらフィルムに焼き付けることの
出来なかった光景も、山ほどあった。

ジャマイカでは
ぎゅーっと緊張して、
…それが徐々に慣れてきて、

マイアミではすっかり解放されて、
なんだか骨抜きな状態で
2009年のカウントダウン。

Are You OK?…ってな感じだったけど

  「Yah!Man!」

2009年はこの合い言葉で
等身大な自分に向き合えたらって、思う。

写真はジャマイカのMontegoBayの夜景。
朝6時。Villaを出発する時、最後に撮った。

ジャマイカの夜景は、ホントに絶景だった。
宝石を散りばめたような瞬きと輝きで、いつも見とれてしまった。
だから、最後になんとか記録しておきたかった。
目検討で60秒露光。絞りf11。

ジャマイカを締めくくるにふさわしい、貴重な一枚になった。

Bob MarleyもあらためてのRespect!
イチから聴き直して、詞も噛みしめて、
リアルなジャマイカを感じたい。

  乞うご期待。