【Jun_15】石原夏実


劇団立ツ鳥会議「ゆうちゃんの年」@阿佐ヶ谷シアターシャインにて。

【Jun_14】ゆうちゃんの年


立ツ鳥会議「ゆうちゃんの年」@阿佐ヶ谷シアターシャイン

 「その年に生まれた子はみな、『ゆうちゃん』と名付けられたんです」
 見渡せば、同じ名前ばかりの同い年。
 だからずっと一緒に生きてきたけど
 それも長くは続かないらしい。
 幻の自転車が町にあふれ出す頃
 忘れていた思い出が、雨の向こうからやってくる。
 結婚の夢、遠くの真実、世代を作る誰かの手。
 これは馬鹿馬鹿しくもほろ苦い、少し繋がりすぎてしまった人たちの話。
 「下の名前で呼び合いたかったね、私たち」

劇中のフィクションかと思いきや、
実際に「ゆう」という名前で集まる「ゆうの会」が存在していて、
「ゆうちゃんの年」がいきなりリアルな様相を帯びてきた。

「ゆう」が好きなものは「ゆう」みんなが好き、
「ゆう」がキライなものは「ゆう」みんながキライ…という、
日本人ならではの「空気を読む」同調圧力。

だから「ゆう」以外の人とはコミュニケーション取れないって、
フィクションにしても有り得る現実…だから、怖い。

増して「ゆう」の名前でつながろう…という集まりが実際にあるのだから。
「みんないっしょ」がどうして、そこまで安心なのだろう。彼らの意図はわからないけど。

【Jun_12】せーの。


劇団820製作所「せーの」@神奈川県立青少年センター

本日、楽日。1300と1700からです〜!

3年前にRAFTで撮影した作品の「1クラスバージョン版」。
“未来にいる自分はいつだって、いまここに向かって、じっと目を凝らしている。”
という射程の長い視点から学生たちの「今」を切り取った作品。

「八方塞がりで、一人ぼっちだなと感じた時も、未来の自分はきっと今の自分を見ているはずだ。
目を逸らしていないはずだ。切り抜けろと応援しているはずなんだ」と、語る主宰波田野淳紘さん。

前作「izumi」「悲しみ」にも増して820色が色濃く出た舞台です。
それぞれが点と点でバラバラに見える日常の出来事も、
離れて見れば星座のようにひとつの物語でつながっている…という、波田野さんの創作姿勢は、
スゴく共感するものがあります。

ボクの今回の個展「四谷の湿った放屁2」もとても近いニュアンスです。
戯曲の組立もポリフォニックで秀逸。オススメ!〜

◇作・演出/波田野 淳紘
◇出演
洞口加奈、荒井るり子、佐々木覚、加藤好昭
城戸啓佑、千葉恵佑(ひるくらいむノ快車)、吉原真理(劇団森キリン)
金原並央、佐治静、山岸香菜、木村衣織(チリアクターズ)
阿部慎一郎
◇スタッフ
舞台監督/櫻岡史行(アーティザンステージワークス合同会社)
音響/筧良太
照明/みなみあかり(ACoRD)
当日運営/薄田菜々子(beyond)