
写真UPしました。
【on_Flickr】0805_KUMANO
現代人は寿命をわずかに延ばせるようになっただけなのに、
全知全能になったかのように語ることがあります。
しかし、人は全知全能というコトバを用いても、
それが何であるかを知りません。
それは同時に神とは何か?
その全貌を知ることはできないことを意味してます。
ここが宗教の原点なのではないでしょうか?
いま、私たちに必要なのは、
討論の時間ではなく静寂のときなのかもしれません。
見えないものにふれる時空を生み出し、
語り得ない存在をめぐって自己との対話を深める。
そのとき人は祈りと呼ばれるものの源泉にふれるように思います。
祈るとは人間を超えたものに何かを頼むことではありません。
彼方からの声を聞くことです。
沈黙の中に無音の声を感じとることだとも
言えるように思います。 (批評家・若松英輔)