
4月4日。日曜日。
朝から両足がツッて起きた。
最悪の目覚めである。
悶え悶えしながらアキレス腱を伸ばし、
ふくらはぎの硬直を解く。
昨日はYossy Little Noise Weaverの
3rd Album リリースパーティ。
リハから会場に入って心底楽しませてもらったのだけど、
変な緊張でもしていたのだろうか…、朝になって両足がツるなんて。
沖縄の興南高校がセンパツで優勝したことを新聞で知る。
地元にいないとニュースもこんなに温度差がある。
おそらく沖縄はちゃぶ台をひっくり返したような騒ぎなはず。
ああ、すっかり縁遠くなってしまったなぁ。
昨日のLIVEの余韻に浸りつつ、
ゲストの方々をネットで再確認していたら、
ファインダー越しに見ていた方々はみなさん凄い人だった…のね。
PLASTICSってどんなバンドだったのだろう?
昨日のパフォーマンスがとても魅力的だったので調べてみたら立花ハジメもメンバーだったのか…。
1978年デビューっていうから相当年期がはいった中西俊夫さんのステージングだったのだけど、
会場のオーディエンスが完全に呑み込まれていたし、
女性ボーカルで参加の野宮真貴さんは
ピチカードファイブの「東京は夜の7時」を歌っていた人だったのか…と
認識すると、後から恐れおののいちゃったりして。
もうひとつのバンドGAPPY & LOPEZだって
大人な脳内トリップを増幅させる見事なギターサウンドを聴かせてくれたし、
エマーソン北村さんはソロで20分ほどのステージだったのだけど、
MUTEBEATやTHEATRE BROOKなどボクの音楽体験には常にコアとして存在しているプレイヤーだから、
その一音一音が身体のツボを押さえるようにボクには感じられて、たまらなかった。
もちろんYossyLNWは、トリを押さえるサイコーのステージで、
時間があっという間に過ぎてしまったぐらいそのグルーヴ感はハンパなくって
「ちゃんと写真撮ってたかなぁ…」と反省してしまうほどに夢中。
…とまぁ、この日の模様は後日また紹介していきたい。
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【YouTube】João Gilberto – Pra Machucar Meu Coração – São Paulo – 1994
ボクたちの愛が終わりを告げて
一年半になろうとしている
もの狂おしい幻想
サビア、そしてギター
それだけが残されたすべて
眺めるたびに心を痛める
こうなることが一番よかった
キミのためにも ボクのためにも
人生は学校のようなもの
苦しまずに生きる術を
身につけるための
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ああ良い曲だなあ…と、今更ながらに再発見して、
コンポーサーは誰だと辿ってみたら、Ary Barroso(アリー・バホーゾ)って
未来世紀ブラジルのメインテーマの原曲者で、1964年に亡くなっているのだけれど、
Jobimとは違ったブラジル愛を感じて、鳥肌がたった。
詩の内容がここまで哀しいものなのに、
サンバ・カンサォンの優しい調べで沁み入るように歌われると、
やはりブラジルの自然が、光が、そこに在るようで、
その懐の深さにちがった涙がこぼれる。
「家具の音楽」というとErik Satieだけど、
Meu Sabia Meu Violao…と来ると、ボサノヴァも家具に沁み入る音楽だなぁと思う。
日々の生活があって、音楽なんだなぁ…と。
「それだけが残されたすべて…眺めるたびに心痛める」
なんというサウダーヂに溢れた言葉。
ああ、ボクはもう、音楽が愛おしくて、仕方がない。
…スポンジみたいに沁み入ってばかりいる。