
12月27日。日曜日。
陽差し差し込む、見事な陽気。
先週と比べて5度ぐらい違うんじゃないか?
しかし東京はホント、雨が降らない。
ここまで乾燥してると、風邪も引くわ。
いまだに鼻水が止まらない。
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本日発売の幻冬舎「Papyrus」2月号に
記念すべき東京の初仕事が掲載されている。
撮影は11月19日金曜日。夜19時の新宿、面影屋珈琲店店内。
話題の人物を取り上げる「My Reason」のコーナーで
劇場版「東のエデン」公開に合わせて
監督の神山健治氏をインタビュー。
プレス用試写と一般試写の合間を縫っての取材…という強行スケジュールだったので、
とにかく撮影時間がない…とは、事前に知らされていたことだけど、
なにしろ初仕事。カタチにせねば…の気負いが先立ち、空回り気味。
そんな気負いが態度に出たのか、喫茶店のマネージャーから
撮影に関してクレームが入り、即刻撮影中止に追い込まれる。
20時までに次の現場である新宿ピカデリーへ移動…とのことなので、
インタビューをまずは敢行、撮影は中途半端な状態で宙ぶらりんに。
神山監督の話は聞き応えが十分で、どんどん広がりが出てくるのだが、
時間は容赦なく流れ、あと15分で切り上げなければならない状態に。
さぁどうする。…撮影だけ新たにセッティングし直せるのか…
先ほどの1カットをなんとかカタチにするのか…
こちらにしてみれば、あまりに中途半端で冷や汗が流れる。
あと5分で移動…という時に編集者が機転を効かせて
「新宿ピカデリーまでの道すがら、どこかで撮影しましょう」…と提案。
すぐさま店を飛び出し、ロケハンを行う。
歌舞伎町を行き交う人々、ネオンサインが艶めかしい。
近未来を描く「東のエデン」に歌舞伎町の雑多な雰囲気は相通じるものがあり、
監督の撮影場所として適当ではないか…と、すぐさま蛍光灯の光源に撮影。
ほんの2,3分の出来事だったが、どうにか体裁を整うことができた。
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しかし、こうやって掲載誌で自分の写真を確認してみると、
前後の写真と比べ、明らかに見劣りがする。
今をときめく笠井爾示や佐内正史といった写真家が誌面に平然と並んでいるのだ。
見れば見るほど、「あちゃ~」なのである。
これから先、こういった著名な写真家と肩を並べていくのか…と
分不相応にも思考が広がっていくが、
雑誌に写真を載せるとは、つまりそういうことであって、
一写真家として、恥ずかしくないものを呈示していく責務がある…
というか、目指すべきはその領域な訳だし、
「リングに上がらなきゃ、勝ち負けもつかない」などと
一丁前な口上を述べるが、写真に勝ち負けなんかないのであって、
要は、彼らとはテイストの違う写真を今後は見せていかなければ…
仕事にもありつけないぞ…と。…ま、厳しい茨の道に入った2009年。
初頭には考えにも及ばなかった全国誌掲載が実現できて、
2010年、新たにふんどしを締める思い…なのである。