【Jun_13】端唄『縁かいな』塩原庭村


端唄『縁かいな』市丸

春の夕べの手枕に
しっぽりと降る軒の雨
濡れて綻ぶ山桜
花が取り持つ縁かいな

夏の納涼は両国の
出舟入舟屋形舟
揚る流星 星降り
玉屋が取り持つ縁かいな

秋の夜長のながながと
痴話が高じて背と背
晴れて差し込む れんじ窓
月が取り持つ縁かいな

冬の寒さに置き炬燵
屏風が恋の中立で
積もる話は寝て解ける
雪が取り持つ縁かいな

   『塩原庭村の邦楽サロン』@喫茶茶会記にて

さて、江戸時代後期の深川は、吉原と人気を二分するほどに栄えた花街でした。
人気の秘密は、吉原の太夫を凌ぐほどの「張りと意気地」。
洒落本『古契三娼』の中で、深川の遊女であったお仲さんが、次のように深川を自慢します。

「深川といふ所は、客人の遊びにでへぶ塩梅のある所さ。
色男に代えても金に代えても、子ども同士のたてひきをおもにする所さ」。
深川というところは、お客が遊ぶにも一筋縄ではいかないところ。
どんな男前に口説かれても大金を積まれても、女同士のプライドをかけた意地の張り合いは譲れない、
それが深川というところさ――

漁師や木場の職人をお客とし、自前=フリーで生きることが可能であったからこそ培われた芯の強さは、
土地ならではの魅力として江戸の人に愛されました。

また、豪華絢爛、まばゆいほどに飾り立てた吉原の太夫とは対照的に、
素顔の美しさを誇って白粉もつけず、地味なねずみ色や縞模様の着物をすっきりと着こなす装いも、
「粋」として好まれたようです。

本曲成立からさかのぼること数年、深川芸者の恋物語を描いた為永春水の人情本『春色梅児誉美』が
ベストセラーになり、深川の人気はさらに高まりました。
ところが、本曲成立からわずか2年後、水野忠邦による天保の改革によって岡場所はすべて取り払いとなり、
深川の隆盛は終わりを迎えます。

本曲は、深川がもっとも栄えていた頃の様子を写し取った曲でもあるのです。
(松永鉄九郎『長唄メモ』より)

#photobybozzo

【Mar_22】オーバーフロー/ふりだしにもどる


ダンスユニット キニナルキ主催「キニナル”芽” vol.5 in Tokyo」@アトリエ第Q藝術

ゲストアーティスト/ 鹿又広祐

01.ド根性に咲く/仙台石巻ダンサーズ
02.陰と陽/椎野純、森山結貴
03.堀之内真平
04.なんだろねぇ/大前裕太郎
05.オーバーフロー/ふりだしにもどる

照明/早川誠司
音響/野木孝輔
宣伝美術/武田和佳

【on_Flickr】0321_KININARU-ME

『オーバーフロー』ふりだしにもどるのふたり。
あふれ出る感覚を秒針のカウントダウンに合わせることで、
突発的な情動として表現。
その突発性は少なからず震災への思いも含まれてると思った次第。

#photobybozzo

【Mar_21】なんだろねぇ/大前裕太郎


ダンスユニット キニナルキ主催「キニナル”芽” vol.5 in Tokyo」@アトリエ第Q藝術

ゲストアーティスト/ 鹿又広祐

01.ド根性に咲く/仙台石巻ダンサーズ
02.陰と陽/椎野純、森山結貴
03.堀之内真平
04.なんだろねぇ/大前裕太郎
05.オーバーフロー/ふりだしにもどる

照明/早川誠司
音響/野木孝輔
宣伝美術/武田和佳

【on_Flickr】0321_KININARU-ME

『なんだろねぇ』裕太郎くんの着眼点、サイコー。
エイドリアンさんの存在との対比が際立っていて、
アタマでの理解を超えた身体的な世界の受容を
全肯定的に物語っていて、傑作でした。

#photobybozzo

【Mar_21】無題/堀之内真平


ダンスユニット キニナルキ主催「キニナル”芽” vol.5 in Tokyo」@アトリエ第Q藝術

ゲストアーティスト/ 鹿又広祐

01.ド根性に咲く/仙台石巻ダンサーズ
02.陰と陽/椎野純、森山結貴
03.堀之内真平
04.なんだろねぇ/大前裕太郎
05.オーバーフロー/ふりだしにもどる

照明/早川誠司
音響/野木孝輔
宣伝美術/武田和佳

【on_Flickr】0321_KININARU-ME

堀之内真平さん。
その場を凍らせる緊張感、素晴らしかった。
何が起こるか分からない状況に、観客の気持ちを引き留め続けるのは、かなりのワザ。
身を賭したパフォーマンスでした。

#photobybozzo

【Mar_21】ド根性に咲く/仙台石巻ダンサーズ


ダンスユニット キニナルキ主催「キニナル”芽” vol.5 in Tokyo」@アトリエ第Q藝術

ゲストアーティスト/ 鹿又広祐

01.ド根性に咲く/仙台石巻ダンサーズ
02.陰と陽/椎野純、森山結貴
03.堀之内真平
04.なんだろねぇ/大前裕太郎
05.オーバーフロー/ふりだしにもどる

照明/早川誠司
音響/野木孝輔
宣伝美術/武田和佳

【on_Flickr】0321_KININARU-ME

今考えても、綱渡りな公演でしたねえ。
仙台から多数のダンサーが移動してきたんですから。
ラッキーでした。

#photobybozzo

【Mar_21】陰と陽/椎野純、森山結貴


ダンスユニット キニナルキ主催「キニナル”芽” vol.5 in Tokyo」@アトリエ第Q藝術

ゲストアーティスト/ 鹿又広祐

01.ド根性に咲く/仙台石巻ダンサーズ
02.陰と陽/椎野純、森山結貴
03.堀之内真平
04.なんだろねぇ/大前裕太郎
05.オーバーフロー/ふりだしにもどる

照明/早川誠司
音響/野木孝輔
宣伝美術/武田和佳

【on_Flickr】0321_KININARU-ME

『陰と陽…ひかりとかげ』相補的に捉えたタイトル。
そしてタテタカコさんの楽曲。
タテさんは一度撮影してるので、楽曲の背景とともに、胸に迫ってきた。
暗闇の、その先に、こんなカラフルな世界があるなんて〜!という、
純ちゃんの感受性に拍手。

#photobybozzo

【Mar_21】椎野純&大前裕太郎


ダンスユニット キニナルキ主催「キニナル”芽” vol.5 in Tokyo」@アトリエ第Q藝術

ゲストアーティスト/ 鹿又広祐

01.ド根性に咲く/仙台石巻ダンサーズ
02.陰と陽/椎野純、森山結貴
03.堀之内真平
04.なんだろねぇ/大前裕太郎
05.オーバーフロー/ふりだしにもどる

照明/早川誠司
音響/野木孝輔
宣伝美術/武田和佳

【on_Flickr】0321_KININARU-ME

企画のおふたり。椎野純さん&大前裕太郎くん。
このふたりの熱意が結実してたわ。

#photobybozzo

【Mar_21】ゲストアーティスト/鹿又広祐


ダンスユニット キニナルキ主催「キニナル”芽” vol.5 in Tokyo」@アトリエ第Q藝術

ゲストアーティスト/ 鹿又広祐

01.ド根性に咲く/仙台石巻ダンサーズ
02.陰と陽/椎野純、森山結貴
03.堀之内真平
04.なんだろねぇ/大前裕太郎
05.オーバーフロー/ふりだしにもどる

照明/早川誠司
音響/野木孝輔
宣伝美術/武田和佳

【on_Flickr】0321_KININARU-ME

#photobybozzo

鹿又さんのこの絵からダンスを発想する企画。
4組4様な世界観でとても楽しめました。
鹿又さんの絵がまたごにょごにょしていて、とても良かった。

#photobybozzo

【Jun_10】日本人にはまだ憲法は書けない。by小室直樹


日本人にはまだ憲法は書けない』小室直樹氏

聖なるものの猛威、王権の猛威を
いかに囲い込むかが「憲法」であり、
その主体たる国民が、
統治に政治家を使うのが
「民主主義」である。

そのような道具としての
「憲法」と「民主主義」に
国民が徹底して通暁しなければ、
日本は近代のエートスで
自在にふるまうことができない。

(マル激トーク・オン・ディマンド 第212回より)

「憲法違反は政府にしかできない」と小室氏は言う。
主体はどこまでも国民にあり、憲法は統治権力に箍を嵌めるものであると。
宗教や王権の猛威から人権を守るために「憲法」は生まれたのであり、
そのような猛威に晒された経験のない日本国民には、
「憲法」の背景にあるその国民意志が理解できない。

宮台氏は続ける。

「我々に憲法意志なるマインドがあれば、
どんなマキャベリスティックな改正であっても、
本質を貫徹することができる」。

つまり、憲法の主体が国民であることを自覚さえしていれば、
政府の思惑など屁でも無いのだと。
同じように借り物であるデモクラシーも、
道具として使い道を知り尽くしていれば、ワケはない。

しかし、日本国民は近代のしくみが分かっていないので、
合理的に立ち振る舞うことができない。
蒙昧過ぎて付け入られてしまっている。
やはりそこには「自分で考え、自分で決める」学問的動機が薄い。

「悲しみ」や「怒り」などの不合理な経験による、
合理的であろうと欲する「希望」が育たないのだと。
その内発性こそ、プラグマティズムであり、
教育とはその内発性の発露を導くものであるのに、
短絡的な「にんじん」で損得勘定ばかり育てるから、
原理原則のない人間ばかりになるのだ…と。

小室直樹氏の偉大さは、
後に続く宮台真司氏のリスペクトぶりを見れば明らかである。
ミメーシスが、真理だ。

#photobybozzo

【on_Flickr】0321_KININARU-ME


ダンスユニット キニナルキ主催「キニナル”芽” vol.5 in Tokyo」@アトリエ第Q藝術

ゲストアーティスト/ 鹿又広祐

01.ド根性に咲く/仙台石巻ダンサーズ
02.陰と陽/椎野純、森山結貴
03.堀之内真平
04.なんだろねぇ/大前裕太郎
05.オーバーフロー/ふりだしにもどる

照明/早川誠司
音響/野木孝輔
宣伝美術/武田和佳

【on_Flickr】0321_KININARU-ME

#photobybozzo