【Jan_26】3,2,1のその先で、踝からコンドルが飛び立つんだ。


種吉_いつも言ってんだろう維康。お前と俺の間に流れてるのは、「運命」だよ。
   いいか、維康、よーく聞け。ギリギリ限界んなって、あー、アカンなー、と思ったところで、
   カウントダウンするんだ。3,2,1って。

維康_その先は言わねえのかよ?

種吉_言わないでいい。いいか。3,2,1のその先で、
   足元から鳥が立つ、
   踝からコンドルが飛び立つんだ。
   時間と空間とルーティンを越えて、
   踝からコンドルが飛び立つんだ。
   だからカウントダウンのその先は、
   そこに投げ出さなくちゃいけない。
   そりゃ誰だって怖い。だけど怖がらなくてもいい。
   俺は味方だ。でも、どうしても怖かったら、
   なんか声でも出してろ。でっかい声出してれば大丈夫。
   鼓膜破れても自分の声は骨に響いて脳に届くから、精一杯でかい声だして
   ああー、まだ、俺はここにいるんだな、ってそういう風に思いなさい。
   やってみよう、3,2,1…。

        (広田淳一作『銀髪』第6場「ノストラドン」より)

東京では空を見上げることが少ないんだよ、田舎に比べて。
こりゃ田舎者でないとわからんねえ。東京で生まれた奴にはわからんだろう。
田舎者は空も見上げず、ただロボットのようにぼうぼうと歩いているだけ。
そういう自分を『タンゴ』を聴いて確認するんだな。

その後、急に聖書を思い出す。ゴルゴタの丘だね。
スコセッシ監督の『最後の誘惑』って観た?
あそこで言ってるのは、仏教と同じで刹那即永遠なんだ。

一瞬のうちに全エネルギーを集中したとき、
人間は解放されるはずだというのがテーマでね。

三つ数える間に集中させるんだと。キリスト自体はどうでもいいわけで、
畏敬の念ってあるじゃない、人間には。
その神に対する一念で、凄い謙虚になって、
パッと集中した時にある世界に行くんだわ。
不思議なもんで。
それを言いようがないから“天国”と歌っているだけでね。

日常生活でもね、ビッと集中すると体内からエネルギーがグッと出てくる瞬間があるんだ。
そりゃ幻覚かもしれないよ。でもね、自分は地球生命体とたしかに融合したなって感覚があるんだ。
地球それ自体とファックしたっていうかね。

        (陣野俊史著『じゃがたら』江戸アケミのコトバ)

タンゴ 都会の隅で
忘れ去られた タンゴ タンゴ
タンゴ 僕と 一緒に

町を 汚そう 白い 雪で

さぁ しっかり ねらいを さだめて
いつもの ように おやり

ゴミの 町の 裏で
喰いかけの ハンバーグ
あんたの 手から おちて
地面に 吸いとられた

さぁ しっかり ねらいを さだめて
笑ったままで おやり

ひとつ ふたつ
みっつ 数える前に あんたは
ひとつ ふたつ
みっつ 数える前に 天国へ

ひとつ ふたつ
みっつ 数える前に あんたは
ひとつ ふたつ
みっつ 数える前に 天国へ

ひとつ ふたつ
みっつ 数える前に あんたは
ひとつ ふたつ
みっつ 数える前に 天国へ

        (じゃがたら『タンゴ』江戸アケミ作詞)

【on_Flickr】2015_1201_aROOM


Empty-Kubrick「とある部屋」@日暮里d倉庫

【on_Flickr】1201_aROOM

構成・演出・振付/山口将太朗
出演/歌川翔太・内田斗希央・香取依里・久保田舞・中村駿・山口将太朗

舞台監督/相川貴
照明/片山通子(ASG)
音響/大石和洋
舞台映像/椙田佳生

【Feb_02】なりゆきな魂、瀬々敬久監督。


瀬々敬久監督『なりゆきな魂、

どこにも収斂され得ない周到に計算された映画。

これは舞台では成立しない、映像だから見せられる作品だと。
演劇にある最大公約数的にイメージを集約していくような展開に馴れてしまうと、
いつの間にか想像力が貧困になっていく。そんなコトを考えさせられた。

なんともチープな映像…決してセオリー通りに落とし込まないフレーミングとか、
彩度や明度やコントラストをいじらず、整理しない手法とか、
「うわ、どこまで計算ずくなの?」と思わせる。

それもこれも、ネット全盛で、ビッグデータとかAIとか統計学的な視野に、
思考もイメージも収められてしまっていて、オノレの中に存在する、
零れた…滴るような“野生”とか、未分化な人間本来の領域がどんどん
葬り去られて行ってる趨勢へのアンチテーゼなのだと。

社会に飼い慣らされてしまっている人間の、魂に訴える作品。
アマヤドリ『銀髪』じゃないけど、
ボクの中ではじゃがたらの江戸アケミに直結するのよね。

理性、理性、ってそんな枠組み、詐りでしょうが。

【Feb_02】あれから3年…@HAGISO


【on_Flickr】0315_IMAtheater

居間 theater × HAGISO 4周年

◆展示「萩のみる夢」
2017年3月1日(水)〜17日(金)
ギャラリー、カフェ、階段、廊下。HAGISO中に漂う過去の痕跡と未来の予感。
居間 theaterがこれまでに見てきた、そして改めて見つめなおし新しく見えてくるHAGISOを展示。
HAGISO(萩荘)が夢みた/みるさまざまな時間や空間をめぐります。

◆最小文化フェス「ROOM」
2017年3月5日(日)、12日(日)
最小文化複合施設HAGISOの奥「HAGI ROOM」にて密かにおこなわれる最小文化フェス。
広さ6畳、定員一ケタ。目前で繰り広げられる、ことば、身体、音。小さいゆえに生まれる凝縮体験。
最小空間で、最大濃密な時間をおおくりします。

【Jan_31】INNER-MAMMY by 川村美紀子


YDC2017

2.2 [thu] 19:30 川村美紀子A / 奥野美和 × ツオ・ツーハオ
           Kawamura Mikiko  Okuno Miwa x Zhuo Zihao
2.3 [fri] 19:30 川村美紀子A / 高橋萌登 × ユン・ボラム
           Kawamura Mikiko  Takahashi Moto x Jun Boram
2.4 [sat] 16:00 川村美紀子B / 奥野美和 × ツオ・ツーハオ
           Kawamura Mikiko  Okuno Miwa x Zhuo Zihao
2.5 [sun] 16:00 川村美紀子B / 高橋萌登 × ユン・ボラム / 田村興一郎
           Kawamura Mikiko  Takahashi Moto x Jun Boram / Tamura Koichiro

川村美紀子A『インナーマミー』
2/2(木)19:30・2/3(金)19:30
川村美紀子B『地獄に咲く花』
2/4(土)16:00・2/5(日)16:00