【Jan_27】アマヤドリ『銀髪』開幕!



アマヤドリ『銀髪』ついに開幕!!!
1月31日(火)まで、本多劇場にて!!!

後期JAGATARAの「つながった世界」は、
たとえ未来に絶望を抱いても、今がサイコーだと思って転がっていこうぜ!と、
過去→現在→未来が地続きであることを諭した曲なのだけど、

そこには江戸アケミの「生まれてきてしまった苦しみ」が
呪詛のように織り込まれているように思う。

アケミの「今がサイコーだと思って行こう」という諦念がどうしようもなく胸を打つ。

敗戦を真っ正面から受け止めきれず、
忌避するかのように経済成長に邁進してきたこの国の、
目的を見失い手段が目的となったかのような拝金システムの中で、
誰もが大きな後悔の念に苛まれている社会。

アマヤドリ『銀髪』の船場種吉が仕掛ける「パニック・ビジネス」も、
行き場を喪った社会での、退屈な毎日を覆したい&
新たな人生で生き直したい欲望を仲介するカタチで急成長する。

それって、つまりはわたしたちそのものじゃん。

「今がサイコーだと思って生きよう」という諦念の下で、
捨て鉢的に変化を求めリセットを繰り返しているに過ぎない。

アケミの「生まれてきてしまった苦しみ」は結局のところ
堂々巡りを繰り返し憤死してしまうのだけど、
それでも「次々へとわき出るリズムが前に進めと」
めげずにメッセージを刻み続けたのだった。

アマヤドリ『銀髪』は、主宰広田淳一の手によって
そのメッセージが強大に増幅され放たれた作品だ。

生きられなかった時間への諦念、
育てられなかった子供への諦念、
わかりあえなかった人たちへの諦念…と、
諦念を積み重ね、それでも尚「今がサイコー、キミたちが好きだ!」と訴える。

どこまでも一貫して、ヒトの存在を信じている、
その通念が広田淳一であり、江戸アケミだとボクは思う。

【Jan_19】「民の原像」と「死者の国」by 内田樹


「民の原像」と「死者の国」by 内田樹

この論考は、西郷隆盛が同志朋友の死によって
「死者の国」に足を踏み入れ、民衆の後ろに「死者の原像」を見たことで、
政治的エネルギーを持ち得たのだ…という話なのだけど、

こないだの舞台『玉川太福譚』にもその符合を感じる。

【on_Flickr】0119_DAIFUKU

太福さんは2ヶ月余りで師匠の福太郎さんを喪い、その後父を喪い、武春師匠も喪った。
浪曲師を目指してから襲われる相次いでの不幸に、ぽっかりと胸に穴があいたみたいだ…
と本人も述懐されている。

しかし、太福さんは慕った人たちの死によって
「死者の国」に足を踏み入れ、死のエネルギーを受けとったのだと思う。

浪曲師への道…その目標が明確となり、
師匠たちの後ろ盾によって、自身を奮い立たせることができたのではないか。
その霊的ポジションが、彼をここまで育てたのでは?

死によってもたらされた確信が、彼をうまく導くのではないか?
どんな状況下でもステップを踏み続けられる気力を与えてくれたのでは?

死はブラックホールに喩えられるが、
まさにその絶大な力から引き寄せる何かが
きっとあるのだとボクは信じる。

アマヤドリ本公演『銀髪』にも、そのような
「死の求心力」が感じられるのだけど、そのことについては後日。

【Jan_24】下北沢本多劇場_18時


アマヤドリ本公演銀髪@本多劇場

いよいよ、小屋入り。明後日26日初日〜!

TANGO/JAGATARA
詞・曲:江戸アケミ

 タンゴ 都会の隅で
 忘れ去られた タンゴ タンゴ
 タンゴ 僕と 一緒に

 町を 汚そう 白い 雪で

 さぁ しっかり ねらいを さだめて
 いつもの ように おやり

 ゴミの 町の 裏で
 喰いかけの ハンバーグ
 あんたの 手から おちて
 地面に 吸いとられた

 さぁ しっかり ねらいを さだめて
 笑ったままで おやり

 ひとつ ふたつ
 みっつ 数える前に あんたは
 ひとつ ふたつ
 みっつ 数える前に 天国へ
 ひとつ ふたつ
 みっつ 数える前に あんたは
 ひとつ ふたつ
 みっつ 数える前に 天国へ

 ひとつ ふたつ
 みっつ 数える前に あんたは
 ひとつ ふたつ
 みっつ 数える前に 天国へ

 01/27は江戸アケミの命日。
 1953年7月1日 – 1990年1月27日

【Jan_21】久保田舞+山口将太朗


0121_ダンス花アワード@セッションハウス
久保田舞+山口将太朗『ブルー、もしくはブルー』

照明/加藤泉
音響/蓮子奈津美
舞監/香取依里

写真UPしました〜!
【on_Flickr】0121_MAI+SHOTARO

【on_Flickr】0121_MAI+SHOTARO


0121_ダンス花アワード@セッションハウス
久保田舞+山口将太朗『ブルー、もしくはブルー』

照明/加藤泉
音響/蓮子奈津美
舞監/香取依里

写真UPしました〜!
【on_Flickr】0121_MAI+SHOTARO

2017初のダンス作品撮影でした〜!5組の中で群を抜いた出色のキレと独創的作品世界。
音楽のセレクトと照明の組立、そして何よりふたりの絶妙な身体。
ハッとさせられる瞬間屡々。

コトバを介さない表現だからこそ、説明するのではなく時間+空間+身体で、
まんま投げつけて欲しい。五感を直截揺さぶるのがダンスなのだから。

将太朗君はそういうところに真摯です。