【3,2and1】東野祥子


東野祥子|Yoko Higashino
Dance Company BABY-Q主宰・振付家・ダンサー
劇場やオルタナティブスペースにて数々の作品を発表し、​
近年は海外のフェスティバルなどにも招聘され高い評価を​受けている。
ソロダンサーとしても即興ミュージシャンと​セッションを展開する。
高円寺にてスタジオ「BABY-​Q Dance Lab」を運営し、
ダンスワークショップなども行ってい​る。

いだくろ」の井田さんつながりで
BabyQは一度観に行ったことがあったけど、
こんな間近で接したのは、もちろん初めて。

他のダンサーにはないカラダの動き、
肉体で表現すること…のなんたるかを意識した
鬼気迫る空気…すべてにおいて圧倒していた。

心を鷲掴みされたような感動があった。

すばらしい表現者だ。

【松本力】「3, 1 and 2」


7月8日(金)にアーツ千代田3331で行われた震災支援イベント。
支援を行う団体に支援をしよう…とクリエイターが一堂に。
企画した松本力さんの言葉。

  多くの人々が多くの人々を失う時に、自分の生き方のい​ままでとこれからが続いていることを考えていた。
  人は社​会の中で、大勢の中の一人として、誰かと誰かと三人以上​でいるときと、その誰かと別れて家路をたどって、
  それか​ら家で一人でいるときと、または、夫婦、恋人、親友、親​子など、二人でいるときに、どのように自分で在るか。

  自分は絵を描くから、それに依って他者にとっての自分​の在り方をはかってきた。
  自分は自分で在るか。そんな独​りよがりな心の願いだから、自分の気持ちを隠したり、う​まく伝えられなかったことのほうが多かった。
  そして、ず​いぶんと固執していることがあることも知った。

  自分が、​失ってしまったと感じたり、気がつかなかったうちに過ぎ​去ってしまっていたと考えていたものが、
  今までもこれか​らも変わらずに在ったことを考えた。
  いままでどれだけ多​くの人との関わり合いの中で生きて来られたかを考えたら​、
  自分だけは自分の全てを知っているかなんて、答えられ​ない。

  自分が自分でいられるのは、ほんの一瞬でしかない​。誰かがまなざしをくれているときだけだ。

  原発事故のことから身近なことまで、いろんな人の属性​からお互いの関係性が露呈して、噴出して、
  でも人が人を​責めきれないときに、相手のことを考えることで、自分が​そのことに向き合えているのかどうかに直面することがあ​った。

  自我なんてなかったとしても、人と人はどのように​違うのか、また、違わないのか。
  表現をして作品をつくる​ときに、そのことをいつも考えていたり、忘れてしまった​りする。

  でもぼくは、人を過去に連れていくものが、同時​に未来から連れ戻ってきてくれるものだとも想っている。​
  人が、自らの夢の中に飛び込んでいくことが、その人の未​来をつくっていくことになるかもしれない。

  人にはそれぞ​れの時間がながれていると、親しい人がぼくに話してくれ​た。
  このライブは表現者としての友人がその友人を招いて、​それぞれの時間を交叉させるパフォーマンスをするもので​、
  その、お互いを観る時間のなかで、多くの人にながれて​いる時間のつながりを想像していく場にしたいとおもう。​ 

  企画者・松本力

自分が自分でいられるのは、ほんの一瞬でしかない。誰かがまなざしをくれているときだけだ。
…胸を打つ言葉だ。被災地に赴いて被災者の方々が言っていたこと。

    「わたしたちを忘れないでほしい」

未曾有の大災害で、人と人との関係性を考えさせられた。
まさに「まなざし」を向けることが大切だと思った。
それはとてもエネルギーの要ること。
だからこそ、しっかりと「まなざし」を向けていきたい。
…すべからく、どんなものに対しても、だ。

【jul_04】玄海原発再稼働反対の署名を!

以下のアドレスに住所・氏名を記入のうえ、
「玄海原発再稼働反対」のタイトルで署名を送ってください。
よろしくお願いします。今こそ動く時です。

saga@tomodoi.sakura.ne.jp

注意

①前回は、賛同人記入の欄に、「在住県」だけしか設けていませんでしたが、今回は「住所」をお願いします。住所を書くのがどうしても不都合な場合は、お住まいの都道府県名とメールアドレスをお書き下さい。必ず、知事からのリアクションを共有できる連絡先を頂きたいと思います。もちろん、頂いた個人情報は、抗議申し入れ以外の用途には用いません。

②必ず実名でお願いします。

③前回、団体名で申し込まれた方がおられましたが、今回は個人名にしぼりたいと思います。

④連名者の募集は7月7日24時までにしたいと思います。7月8日に提出予定です。

⑤本記事のコピー・拡散大歓迎です。どんどん拡散お願いします。

以下、抗議文です。(こちらからの転載です)

   ◎

佐賀県県知事 古川康 様
佐賀県県議会議員各位
申し入れとりまとめ人  土居智典

 知事に対しては、6月26日付で抗議申し入れを行いましたが(別紙にて添付)、その要求①は、6月27日の県議会の審議で拒否されたと了解しております。要求②についても、7月1日の県議会で、徳光清孝議員の隣県の自治体の意向も汲むべきでは、という意見に対して、知事は必要なしと答弁し、全ての項目について拒否されたことを受けて、再度抗議を申し入れます。

 3月11日の東日本大震災発生後、福島第一原子力発電所は過酷事故を引き起こし、4基の原発では、現在でも核燃料が溶融し続け、事故は現在も進行しつつあるといえます。原発の安全基準を策定する原子力安全委員会は6月22日に、ようやく福島第一原発事故を踏まえた安全指針の抜本的な見直しを始めたばかりで、早くとも来年3月を目処に最初の報告を行う予定としています。安全基準が、これから見直されようとしている以上、安全宣言など不可能です。にもかかわらず、経済産業大臣は6月18日には新たな基準がない状況下で「安全宣言」し、原発立地自治体に対して再稼働容認を要請するなど、全く矛盾した行動をとっています。

 古川知事は6月29日に海江田経済産業大臣と面会し、その要請に対して、安全性の問題はクリアされたとコメントし、県執行部としては容認の姿勢を打ち出しました。海江田経産相の「玄海の活断層では横揺れで津波を起こさない。福島や東海地震のような津波の可能性は低い」といった、素人的説明で、津波対策がろくに出来ていない玄海原発の安全性問題がクリアされたとは、全く理解に苦しみます。日本には、まだ発見されていない活断層がいくつもあります。東北地方と同程度の津波を起こす活断層が、今後発見されないとも限りません。また、地震が起こる可能性が低いといわれても、起こる可能性がある以上は、それを考えた上での対策を考えなければなりません。大きな地震は起こらないといわれている中で、平成17年には全く予測不能の福岡県西方沖地震が発生しました。今後も予測不能の津波をともなう地震が起こらないと、誰が保障できるのでしょうか。

 福島の過酷事故を踏まえた新基準が無い状況下での安全宣言は矛盾も甚だしく、7月2日の県議会の委員会では、再稼働反対の立場から意見を述べた議員からの質問に、知事は明快に応答し得ず、「中長期の安全対策が整ってからといっていたらきりがない」と発言し、事実上、住民の安全を無視した発言まで漏らしました。正直、知事の態度には、憤りを禁じ得ません。

 また、6月26日の「住民説明会」で絶大なる不評を受けて企画された県主催の7月8日の住民説明会のやり方にも疑問があります。入場者数550名とするも、入場者枠は玄海町・唐津市が各50人、佐賀市を含む市は20人、町は10人というものであると聞き及んでいます。既に不安は取り除かれたとして稼働を容認した玄海町に、不安を取り除くための住民説明会に多くの入場枠を振り分けるような手法には、合理的な必要性が見出せません。原発立地場所に近い自治体を優先したと説明されるかもしれませんが、原発で働いている原発推進派住民が多い自治体の枠を多くし、説明会で「納得」の空気を作り出す操作としか考えられません。原発に不安を感じる住民のための、住民主催の説明会の開催に応じる事を、再度求めます。

また玄海原発3号機については、昨年12月の放射性物質漏洩事故の全容(原因・影響)説明が、佐賀ならびに他の九州各県の住民に対して、九電側から十分に行われてはいません。そんな中での、玄海原発3号機の再稼働は、議論の俎上にあげることすら論外で、認めるべきではありません。今、本当に議論しなければならないのは、老朽化が進んだ玄海原発1号炉の問題です。1号炉の老朽化(脆性遷移)は、設計当初の予測をはるかに越えるペースで進んでおり、日本で一番危険な原子炉であることが、複数の専門家から指摘されています。知事は脆性遷移温度データの開示を九電に求めたとのことですが、県のみで判断せず、速やかに第三者的調査機関ないしは専門家に詳細な分析を行わせ、今後の稼働を容認せず、廃炉の措置を促すという強い態度に出ることを求めます。

最後に、関西電力管内では、京都府の了解がなければ福井県内の原発の再稼働は困難という観点から、関西電力と京都府の間で協議が進められています。当然のことながら、福島での過酷事故の影響が、複数の県に及んだことを受けての措置です。長らく原発からの利益を享受してきた県の長として、九州電力などと並んで、責任を持って隣県や隣県自治体(長崎県松浦市など)の了解も得るべく尽力するのが筋ではないでしょうか。

 以上の理由から、私どもは、6月26日の抗議申し入れから重ねて、知事へ抗議と以下の要求を求め、申し入れを行います。また今回は、佐賀県議会の議員各位にも、この申し入れの課題にあたって欲しいという願いから、同様の要請をするものであります。

             記

① 玄海2号機3号機の再稼働容認撤回。
② 玄海1号機の稼働継続を容認しないこと(事実上の廃炉を促す)。
③ 県知事・経産省の原子力政策担当者・九州電力の関係部局担当者出席の上での地元住民主催の説明会の開催に協力すること。
④ 九州ブロックの知事・原発近隣市町村長と協議、および理解を得る形で原発に関する政策を議論すること。

【jun_22】ピースボートボランティア


19日ピースボートチャーターの夜行バスで石巻入り。
ベースキャンプの市内カスカビルに明朝6時40分到着。

今回は純粋なボランティアとして
泥の掻き出し、ガレキ撤去に従事すべく
カメラ機材を一切持ち込まず。

配属された7班は雄勝町にある
鮭養殖場の清掃を任される。

石巻から車で1時間。
途中、あの大川小学校の脇を通った。
遠景から確認するも、その姿は鬱屈した情景に映った。

心の中で合掌する。

午前9時に雄勝町の現場に到着。
町全体が津波に呑み込まれ、跡形もない状態。
その爪痕たるや、悲惨。

家の土台だけ残った一角に、
ガレキに埋もれた養殖場のプールを確認。

そのガレキをすべて除去し、
漁連か何かの検査をパスしなければならない…とのこと。
…でなければ、今年の稼働は見込めない。

なんとも切羽詰まった事態を
任されたピースボート。

炎天下の中、ガレキの除去を行う。
スコップと手押し車での慣れない作業。
汗が滴り落ちる。
夜行バスでの寝不足のカラダには
いきなりハイリスクな土木作業だ。

それでも頻繁に休憩を挟み、
ようやくカラダに汗も沁み込んできた。

もうすぐお昼。
最後のひと山を除去しようか…と、そのとき__。

  グサッ。

  ヤッケの引き裂ける音。

ふと右足の太ももに目をやる。
引き裂かれたヤッケの隙間からおのれの太ももが見える。

  「やったか」

不安にのぞき込む…と、大きくえぐられ開かれた傷口が目に入った。

  「しまった」

あせって隠すように右手で押さえる。
しかし、時既に遅し。

ボランティアでは決して起こしてはならない作業中の外傷。
…なんのためのボランティアか。
全員蒼白となって周りに集まってくる。

   「大丈夫か」

声を掛け合うも、不慣れな炎天下の非常時、
なんともいたたまれない空気に包まれる。

スタッフの長がすぐさま指示を飛ばし、
救急対応を行う。
傷口の消毒、止血、包帯が手早く処置される。
…が、明らかに不穏な空気が漂う。

幸い動脈まではいたっていなかったようで、
出血は多くなかったものの、
傷口の異様な深さに顔をしかめる。

町が全壊した雄勝町では救急対応できる医者もおらず、
当初は石巻の赤十字病院まで1時間、クルマを走らせるか…となったが、
なんとか巡回の医療ボランティアを引き留め、雄勝町の支所へ。

浜松から来た医師と看護師の冷静な対応で
麻酔、消毒、縫合まで迅速に行われ、事態は収束に。

しかし、入営3時間で戦力外の鬱き目に。

   「ああ、なんのためのボランティア参戦だったのか」

…天を仰ぐ。
しかし、その結果も含めて
今の自分の現状と真摯に受け止める。

    ◎

ボランティアとして参加しておきながら、
被災地で通院するとは、情けない。

この傷を自身の「戒め」として
今後のボランティア活動に生かしていきたい。

写真はGWで撮影した陸前高田のようす。

【UNITE!NIPPON】ピースボート参加


  復興の「復」には亡き人を思う意味、「興」には土地の霊を生かすという意味もある。
  被災に遭ってなお、家郷を離れず、復興にのぞむのは、
  現地の人々には無意識でもそうした感覚があるからだ。
  復興とは確かな日常を取り戻すこと。
  人生を恢復したいと願う人々の思いにまず、耳を傾けるべきです。
 
詩人長田弘さんの言葉。(朝日新聞より)

震災から3ヶ月。
まだまだ復興とは程遠い現実が、
東日本には広がっている。

20日からのピースボート災害支援ボランティアに参加すべく、
JICA地球ひろばでおこなわれた説明会に足を運ぶ。