【Apr_04】危機の時代の太田省吾by西堂行人


〈論文〉危機の時代の太田省吾 by 西堂行人


「劇という表現が、他の表現と分かれるところは、そこに生きた人間がいるという直截的事実を前提とする表現だというところである。
 そこに人間がいるということは、生命存在、意識存在がいるということであり、要約のきかない面をもった者、概念化からはみ出す者、
 多義性をもった者が居るということである。」

    ↓↓↓

「ぜったいに欠かすことのできない精神状態は、能動的な役を実現するために、受動的な身構えである。
 『それをやろう』という状態ではなくて、『甘んじて身を引いた』状態である。」

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「〈伝達〉ではたしかに能動が力である。しかし、〈表現〉では必ずしもそうではない。
 むろん、ふつう力とは前の方向への力のことだ。しかし、良い表現に触れる時、
 わたしたちは、前の方への力とは違った力を感じないだろうか。(中略)
 〈表現〉に触れるとはこの力に触れることだ。とすると、〈伝達〉では能動の力だが、
 〈表現〉では受動が力だとは言えないだろうか。」

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そこで「なにもかもなくしてみる」である。
太田の演劇観は、次々と選択肢を捨てていく「引き算」の方法である。そこでどこまで捨てられるか。
太田ならば、宮澤賢治から、こういう言葉を引き出してくるのではないだろうか?
「人とはどういうことがしないでいられないだろう」か、と。
この問いの立て方を太田は、「なすべきーなすべきでない」という正ー反の選択を超えた問いだと言っている。
「なすべきか」が能動的な問いだとしたら、「しないでいられない」とは受動の問いである。
どこまでも後退していって、「やらなくていいことをやらない」を探っていく。
前傾姿勢にならず、どこまでも後ろに身を引き、どっしりと構えていく。

この受動性の構えの中に演劇的思考が宿っている。
演劇には強靱な思考の構造があるのだと太田は考えたのだろう。
それが〈3.11〉をも含む「災害」に対する、演劇側からの回答ではないだろうか?

     ●

【劇という表現は、そこに生きた人間がいるということ】という確固とした自信は、
〈実在〉という事の重さを、しかと受け止めているからだと、ボクは思う。
生命存在、いのちというものの重さを、真っ正面から捉えている人の言葉だ。

【金が欲しいのは金が欲しいからだ】という無目的で前のめりな経済活動に突き動かされている現代人には、
その〈実在〉の重さを受け止める度量がないのだと、思うのだ。
だから「なすべきか」の能動的行為が、「なさない」という受動的態度の上位に来てしまう。

己の〈実在〉が軽いから、遠心力でもって重力を味方に付けるべく、動き回る。

実はそうではなくて、引き算でもって「ただそこに居る」という受動の表現に気付くこと。
〈実在〉の重さをそれぞれが体感すること。このことが、今の日本には必要だ。

【舞踏】や【能】の表現のように。

写真はKUNIO14『水の駅』より。

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【Mar_27】KUNIO14『水の駅』


いよいよ明日初日。全7ステ。把手の壊れた水道管がステージ中央に。
その『水の駅』を通り過ぎる人たちの無言劇、1時間50分。

なんともシンプルな構造。

水道管はまさしく命そのもので、通り過ぎて死を迎える。
その凝縮された生死を、観客はどう捉えるか。
110分の多種多様な生き様から、生きることの貴さが見える。

ステージナタリー

KUNIO14『水の駅』
作/太田省吾
演出・美術/杉原邦生
振付/田村興一郎


出演:本多麻紀、箱田暁史、田中佑弥、緑川史絵、亀島一徳、御厨亮、熊川ふみ、川口えりな、和田華子、菊池真琴、
田村興一郎、木之瀬雅貴、毛利悟巳、長南洸生、キヨスヨネスク、緒方壮哉、三方美由起、井上向日葵  &岩下徹

《 スタッフ 》
舞台監督:大鹿展明
照明:魚森理恵
音響:星野大輔
照明操作:加藤泉
演出助手:鈴木美波
演出部:岩澤哲野
文芸:稲垣貴俊
宣伝写真:堀川高志[kutowans studio]
宣伝衣裳:藤谷香子[FAIFAI]
舞台写真撮影:bozzo
記録撮影:須藤崇規
制作:加藤仲葉
プロデューサー:小林みほ

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【Feb_20】平体まひろ@perrot


perrot 『月に瞳のあこがれて。』@花まる王子小劇場
作・演出/いわもとよしゆき

写真UPしました〜!
【on_Flickr】0220_PERROT

出演/秋本雄基(アナログスイッチ)、平体まひろ、西村蒼(古代演劇クラブ)、廣瀬樹紅(perrot)、生駒元輝(perrot/カマトト)、
大矢紗瑛、桑田佳澄、高須賀あき乃(明るい人類)、浜田渉、坂西崇史(グアテマラ=コミュニティ)、Q本かよ

ドラマトゥルク/西村蒼
演出助手/中神真智子
舞台監督/松井桃子(P.P.P.)
音響/イサカトモフミ
音響操作/田中傑
照明/黒太剛亮(黒猿)
舞台美術/愛知康子
衣裳/茂原里華
宣伝美術・WEB/永良凌
制作/つくにうらら
(カミグセ/水中めがね∞)
制作助手/関口空子
(”ナノハナハナビ”)染谷桃香
企画・製作/perrot

#photobybozzo

【Feb_20】高須賀あき乃@perrot


perrot 『月に瞳のあこがれて。』@花まる王子小劇場
作・演出/いわもとよしゆき

写真UPしました〜!
【on_Flickr】0220_PERROT

出演/秋本雄基(アナログスイッチ)、平体まひろ、西村蒼(古代演劇クラブ)、廣瀬樹紅(perrot)、生駒元輝(perrot/カマトト)、
大矢紗瑛、桑田佳澄、高須賀あき乃(明るい人類)、浜田渉、坂西崇史(グアテマラ=コミュニティ)、Q本かよ

ドラマトゥルク/西村蒼
演出助手/中神真智子
舞台監督/松井桃子(P.P.P.)
音響/イサカトモフミ
音響操作/田中傑
照明/黒太剛亮(黒猿)
舞台美術/愛知康子
衣裳/茂原里華
宣伝美術・WEB/永良凌
制作/つくにうらら
(カミグセ/水中めがね∞)
制作助手/関口空子
(”ナノハナハナビ”)染谷桃香
企画・製作/perrot

#photobybozzo

【Feb_20】浜田渉@perrot


perrot 『月に瞳のあこがれて。』@花まる王子小劇場
作・演出/いわもとよしゆき

写真UPしました〜!
【on_Flickr】0220_PERROT

出演/秋本雄基(アナログスイッチ)、平体まひろ、西村蒼(古代演劇クラブ)、廣瀬樹紅(perrot)、生駒元輝(perrot/カマトト)、
大矢紗瑛、桑田佳澄、高須賀あき乃(明るい人類)、浜田渉、坂西崇史(グアテマラ=コミュニティ)、Q本かよ

ドラマトゥルク/西村蒼
演出助手/中神真智子
舞台監督/松井桃子(P.P.P.)
音響/イサカトモフミ
音響操作/田中傑
照明/黒太剛亮(黒猿)
舞台美術/愛知康子
衣裳/茂原里華
宣伝美術・WEB/永良凌
制作/つくにうらら
(カミグセ/水中めがね∞)
制作助手/関口空子
(”ナノハナハナビ”)染谷桃香
企画・製作/perrot

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【Feb_20】Q本かよ@perrot


perrot 『月に瞳のあこがれて。』@花まる王子小劇場
作・演出/いわもとよしゆき

写真UPしました〜!
【on_Flickr】0220_PERROT

出演/秋本雄基(アナログスイッチ)、平体まひろ、西村蒼(古代演劇クラブ)、廣瀬樹紅(perrot)、生駒元輝(perrot/カマトト)、
大矢紗瑛、桑田佳澄、高須賀あき乃(明るい人類)、浜田渉、坂西崇史(グアテマラ=コミュニティ)、Q本かよ

ドラマトゥルク/西村蒼
演出助手/中神真智子
舞台監督/松井桃子(P.P.P.)
音響/イサカトモフミ
音響操作/田中傑
照明/黒太剛亮(黒猿)
舞台美術/愛知康子
衣裳/茂原里華
宣伝美術・WEB/永良凌
制作/つくにうらら
(カミグセ/水中めがね∞)
制作助手/関口空子
(”ナノハナハナビ”)染谷桃香
企画・製作/perrot

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【Feb_20】坂西崇史@perrot


perrot 『月に瞳のあこがれて。』@花まる王子小劇場
作・演出/いわもとよしゆき

写真UPしました〜!
【on_Flickr】0220_PERROT

出演/秋本雄基(アナログスイッチ)、平体まひろ、西村蒼(古代演劇クラブ)、廣瀬樹紅(perrot)、生駒元輝(perrot/カマトト)、
大矢紗瑛、桑田佳澄、高須賀あき乃(明るい人類)、浜田渉、坂西崇史(グアテマラ=コミュニティ)、Q本かよ

ドラマトゥルク/西村蒼
演出助手/中神真智子
舞台監督/松井桃子(P.P.P.)
音響/イサカトモフミ
音響操作/田中傑
照明/黒太剛亮(黒猿)
舞台美術/愛知康子
衣裳/茂原里華
宣伝美術・WEB/永良凌
制作/つくにうらら
(カミグセ/水中めがね∞)
制作助手/関口空子
(”ナノハナハナビ”)染谷桃香
企画・製作/perrot

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