【Dec_10】舟越桂『私の中にある泉』展@松濤美術館


舟越桂『私の中にある泉』展@松濤美術館。
芸大時代からコロナ禍の最新作まで作家の変遷が伝わる展示。
しかも父母弟の作品や子供たちに作った木製玩具まで掲出されてるので、
舟越家の創作の源泉が垣間見られる。

一貫しているのは遠い眼をした直立不動の半身像。

リアルな人のかたちのなかにこそ、
目には見えない世界をとらえることが出来るという作家の確信と、
「人はいずれは斃れる」存在であることを暗示していて、
限られた命を生き切る人間存在の尊さが結実しているようで、射抜かれる。

永遠の時間に想いを馳せ、己の生を照射する舟越桂の木彫像は、
神との対話を常とする一神教の救済そのものだった。

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