【Feb_19】『あいまいな稜線』by粟津裕介(locolo code)


『あいまいな稜線』by粟津裕介( locolo code )

内と外を分ける 線が消えてしまう
カラダのつなぎ目が 妙にゆるく感じる
丸く切り取られた 畳の上で目覚める
エッグカップに座って コーンフレークを食べながら

(目を閉じてばかりで何を思うのか まぶたの裏にちがう世界があるとでも
情熱的な言葉など、一生で話す 言葉のうち1パーセントにも満たないのに)

存在のかけら拾って セロテープで仮止めした
ねじれたハサミ使って カタチを整えてゆく
かき鳴らす音で 隙間をあけておこう
アンプリファイされた 記憶で埋めないように
虹が崩れて混ざって 黒いカタマリになった
夢が崩れて混ざって 灰色の跡が残った

(目の前にあるものと自分との境界が 分からない距離感がつかめないのなら
長さとして認識できないくらい小さな点に ただずっととどまってるしかないのか)

細胞にからだ預けて 考えずに力を抜く
中心から外に向かって 広がる力感じる
意思の力及ばず 崩れていく希望
砂で作った調和 水で崩れさる
涙落ちる先に 花が咲きますように
錆からでた実が 熟れてはじけますように

(本人に許可を得て掲載)

『錆からでた実』の端緒となった、記念碑的作品。
粟津さんの脳内を覗き込むような言葉の数々。
そこに束芋さんも脳内刺激を受けたのだわ。

(目の前にあるものと自分との境界が 分からない距離感がつかめないのなら
長さとして認識できないくらい小さな点に ただずっととどまってるしかないのか)

この一節は、『非常事態宣言』中の、今に通底してる。

束芋×森下真樹_映像芝居『錆からでた実』アメリカツアー@LA_REDCAT

構想/束芋&森下真樹
構成・演出・美術/束芋
振付/森下真樹
音楽/粟津裕介&田中啓介
ダンス/間宮千晴

舞台監督/河内崇
照明/三浦あさ子
衣裳/堂本教子
音響/堤田祐史
制作/芋々
プロデューサー/高樹光一郎
ツアープロデューサー/宮井太(ジャパンソサエティ)

#photobybozzo

写真UPしました〜!
【on_Flickr】0219_REDCAT