
Reflection of Music Vol. 67 齋藤徹
当時の彼は韓国のシャーマン音楽に傾倒していた。
韓国の民主化、ソウル・オリンピック後、
韓国のミュージシャンとの交流も可能になったことから、
彼だけではなく、韓国シャーマン音楽/民族音楽に興味を持つ音楽家が出てきたのである。
1992年に日韓のミュージシャンによる「ユーラシアン・エコーズ」をスタート。
音のミッシング・リンクを探す旅は始まっていたといえる。
その後、東京中心文化圏、地方→東京→欧米という流れに対抗するオルタナティヴとして、
インドネシアから発し、琉球、九州、朝鮮半島、日本列島の日本海側を流れ、
稚内に辿り着くもうひとつの黒潮の文化圏をイメージした「オンバクヒタム」公演を2009年に、
日韓のミュージシャンにピナ・バウシュ舞踊団のソロ・ダンサーの
ジャン・サスポータスが加わる形で「ユーラシアン・エコーズ第2章」の公演を2013年に行っている。
(by横井一江)
#photobybozzo