
山川冬樹『世界内部空間』@アーツ千代田3331
佐藤直樹個展『秘境の東京、そこで生えている』
2017.4.30sun-6.11sun
ゲスト/太田美帆(Cantus)
プロデュース/金上みはる
写真UPしました〜!
【on_Flickr】0518_FUYUKI
アジールの佐藤直樹さんとは、ボクがフリーランス成り立てだった2009年に
事務所まで作品を見せに行ったことがあり、
そのときは自分自身なにを核として写真を撮っていくのか、
その確信が持てていなかったので、激励されて終わった記憶がある。
こうやって8年ぶりに正攻法ではないにせよ再会できたことは、とても感慨深かった。
なにより奔出するイメージに追いつかん…と木炭をベニヤに走らせ、
取り憑かれたように100mもの長絵巻を描き切り、
会期中も無目的に描き足す行為を続けている、
というそのさまが「生きる=描く」と直結していて、
この他動的な様態が、まさに生命なのではないか…と、打ち震えた。
その直樹さんのピュシスに反応するかとごとく、
冬樹さんのパフォーマンスはすざまじかった。
この人は、その下から突き上げてくるピュシスを表出するために、
喜んで自身のすべてを捧げようというスタンスでいるのではないか。
それほどまでの他律的な空間…会場が呑み込まれ
自身の体内へと変容したのでは?と思わせるまでの求心力。
何度体感しても剥き出しとなるイノチ。
ふたりのピュシスに共振した太田美帆さんの劈く高音もたまらかった。
この領界こそ、人間が生き物をして目指すところだと了解した夜。