
スロヴェニアにおけるSQUAT事情@新宿カフェLavenderia
たまたま訪れたLavenderiaで、非常に興味深い話。
スロヴェニアのMetelcovaやRogといったSQUAT(不法占拠地帯)を
巡った人物のスライドショーだったのだけど、
旧ユーゴ時代の兵舎をグラフィティで染め上げた廃墟群には、
システムや既得権などのキャピタリズムをモノともしない、
アナキストたちの精神と思想が溢れていた。
日本ではなぜかアナキズム=テロリズムへの誤解が蔓延しているのだけど、
アナキズムは徹底的な権威への嫌悪であり、
個人個人の「尊厳」を第一に考える思想。
テロによるシステムの刷新とは根本が違う。
日本にそれが育たないのは多分に教育が影響している。
「平等」を装い「社会構造体」を温存するキャピタリズムは
欺瞞だらけで個人の「尊厳」には目もくれないが、
仕組みを言い訳にすれば効率的であり社会は円滑に回るのだ。
アナキズムは個と個のあいだでのみ成立するので、
非常にごにょごにょしており物事が一向に進まない。
しかしそこには「生きる」ことそのものが充溢しており、
人間本来の知性と野性が共存しているように思う。
いつまでも強硬なヒエラルキーに頼ってないで、
もう少し個々の「尊厳」について思考を巡らすのも一興ではないだろうか?