
鈴木ユキオ×山川冬樹「Lay/ered」@nitehi works
果敢な実験場の現場に立ち会ったような思い。
鈴木ユキオ×山川冬樹「Lay/ered」。
ダンスも音楽も始まりは「0」である。
そこから何かの拍子に「1」が生まれ、
その「1」の積み重ねが時間のうねりとなって、
その場に在る、ダンスと音楽に成り変わる…ということ。
その壮大なる実験を、ガチンコで見せる現場がこの「Lay/ered」だ。
舞踏家の室伏鴻さんがダンコレの総評で、
「こんな時代だからこそ、肉体で表現するダンスの真価が問われる」
…と苦々しく語っていたけれど、
鈴木ユキオ×山川冬樹の肉体2体は、
まさにそのカラダからしか生まれ得ぬダンスと音楽を
リアルに産出していた。
今ここに在る私から生まれる「もの=1」としてのダンスであり、音楽であった。
生々しい「生まれる」瞬間に立ち会えたことの悦び。
ふたりの存在が、nitehiの現場で、空間との化学反応から
ゴロッとした創作物を生み出していた…そのことの悦び。
「こんな時代だからこそ」ナマで体感すべき作品。