【地営業】沖倉喜彦


沖倉製材所の代表、沖倉喜彦さん。

70年前、刈りまくった。
50年前、植えまくった。
30年前、放ったらかした。
10年前から刈りまくり始めた。

「財」になれない「材」、Small_Woodがどっさり余ってる。

…ということで、国のいい加減な林業計画に振り回されて
 ニッポンの木材はいまとんでもない状況に置かれている。

戦中、戦後の需要に応えるカタチで
はげ山になるほど刈られた多摩の森。

50年前には「拡大造林」政策で沢山の杉・桧が植えられたのだが、

育った杉材・桧材は、高度経済成長によって
海外の木材が多用されることになり、そのまま放って置かれた。

結果、国内の林業に携わる人たちが激減、人工林も荒れ放題で、
大量の杉花粉が偏西風に乗って、都会の人たちを苦しめる結果となった。

どこまでも愚策なニッポンの政治。
これも国民に目を向けず、産業界ばかりに気を取られている…
もっといえば、アメリカの機嫌ばかり伺っているから、
国産の豊富な木材をまったく自給せず、海外産の木材を安く仕入れる…などという事態になった。

結果、今頃になって間伐材をどんどん刈っているのだけれど、
使い道のない無用な木材として山で朽ち果てるのを待っている…情けない状態。

沖倉さんは、なんとかニッポンの森を再生させたい…との思いから、
この間伐材をうまく利用する商品「SMALL_WOOD_TOKYO」を++と共同開発した。

「敷くだけフローリング」や「モテモテキューブ」など、
DIYの要素をうまく取り入れて間伐材利用をアピール。
とても安価で、ニッポンの木材を日常に持ち込むことができる。

木の温もりがある生活。

150年前は当たり前だったニッポンの文化が、
安直な欧米追随とアメリカ服従で、ここまで破綻するとは。

さらに原発ゼロの好機も、
アメリカ服従で色あせようとしている…。