
LUNAWORKSの高月美樹さん。
旧暦ダイアリーを企画制作されて9年目。
03/11の震災で大きく瓦解した日本社会。
これを転機ととらえ、今こそ旧暦の感覚を…と高月さん。
太陽のめぐりと月の満ち欠けを節とする旧暦は
日本人が培ってきた自然との駆け引きが息づいている。
昔の人々は今よりも不便な生活をしていました。
天候や気象による危険にさらされ、
それゆえに周囲の変化に敏感に過ごし、
鋭い観察力を持って生活を守り、
さまざまな暮らしの知恵を編み出していたようにおもいます。
地球の呼吸を感じること…それは、黒岩さんのいう「地球の棲まい手になる」と同義。
そういった古きニッポン人の叡智をみると、
今の世の中は、なんと無感覚な生き様なのか…と思ってしまう。
見えない、聞こえない、匂わない、触れない何ものかを、捉えるチカラ。
なぜ人間は、ふと月を見上げ思いを馳せることで、気が安らぐのか。
人知を超えた大いなるチカラの存在を感入ることで、自身を翻弄する現代の瑣事よりももっと大きな流れ…
連綿と連なるいのちの連鎖を、自分の中に発見するからかもしれない。
沖縄は今でも旧暦社会である。
そのことについて、高月さんと少しお話をしたかったのだが、
撮影に集中している間に、機会を逸してしまった。
旧暦には、これからのニッポンを建て直す答えがある。