
もう いいよ 歩き出そうよ
ゆっくり進む 秋の日差しを
このカラダで グッと感じようぜい
いったい いくつの時を
過ごして来たの
60年、70年、80年前の感じ
本当に確かだったのは
いったい 何でしょうねえ
時の流れは 本当もウソもつくから
歩き出そうよ 歩き出そうよ
歩き出そうよ 歩き出そうよ
こんなに強い日差しは今も 降り注ぐ
この景色の中をずっと ふたりで回ろうぜ
この景色の中をずっと
この景色の中をずっと ふたりで歩こうぜ
このゆううつな顔もきっと 笑顔に変えようぜ
(Fishmans/Go Go Round This World!)
三島由紀夫が切腹しても果たせなかったニッポンの大転換。
フィッシュマンズの佐藤伸治が歌う_。
本当に確かだったのは、いったい何でしょうね?
戦後の経済一辺倒の無目的な日常は
ホンマタカシの「郊外団地」やFishmansを取り上げるまでもなく
ニッポンの気分としてバブル絶頂期までずんずん昇り詰めていった。
誰も制止できずに、ここまで来た_。
結局は、興るべくして起きたのだ。
未曾有の大災害は、「散乱反射」の青空に霹靂がきらめくように、
裂け目となって顕れたのだ。
それでもボクたちは「この景色の中を」歩いて行く。
このゆううつな顔もきっと 笑顔に変えようぜ
大森さんが、最後に一言。
「それでもみんなに知ってもらいたいのは
写真を撮ることが楽しいってこと」
未来が明るい…とは決して思わないけれど、
ゆううつな顔を、笑顔に変えて
「終わらない日常」を歩き出すんだ。
こんなに強い日差しは今も 降り注ぐ…のだから。