【やちむん】@吉祥寺Manda-la2


10月11日。月曜日。
体育の日にふさわしい
雲一つない晴天。

真っ青な空。爽やかな風。
まさに行楽日和。

結婚式も相当な数、組まれているようだけど、
この天気なら、どんなカップルも幸せになるだろう。

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沖縄のバンド「やちむん」のLIVEを撮影すべく
吉祥寺のMandaーla2へ足を運ぶ。

沖縄を離れてから1年。
ひさしぶりに見る生「やちむん」。

やちむんのリーダー、奈須重樹さんは、
沖縄の広告代理店にボクが入社して
初めてのお仕事で知り合って以来、
ずっとお付き合いさせてもらっている仲。

現在「やちむん」はひとりで活動されているが、
12年のあいだの変遷で、
いろいろな方と知り合うきっかけを与えてくれた。

アルバム制作にも2作関わることになり、
写真撮影のチャンスをいただいたり…と、
今の自分の立ち位置を何かしら導いた人。

今回はホントタイミングよく、
11日にLIVEがあるよ…と言うことで行ってみた。

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「LIVE&TALK」ということで、
お話メインなステージだったのだけど、
いつもの奈須さんの空気感を満喫でき、
時間はあっという間に過ぎ去った。

沖縄のあの場所で聴いた…
沖縄のあのお店で歌った…
沖縄のライブハウスで涙した…

1曲1曲が思い入れがある曲ばかりで、
曲を聴くたびに沖縄の情景が頭を巡り、
なんとも胸の締め付けられる瞬間がたびたびあったのだけど、

ロード・トゥ・ナミノウエ」はぐっさり胸に突き刺さって、
その痛みで涙がボロボロと溢れてきて、しょうがなかった。

唄の成立した1980年代当初の「波の上」をドキュメントした映像を、
映画監督と撮ってYouTubeに上げたのだけど、
それが巡る巡ってカナダの歌い手と繋がることが出来た話…など、

連綿と続く戦後沖縄のカオスな状況…
アメリカ世からベトナム戦争へと至る
沖縄県民が巻き込まれた背景を聴きながら、
GIたちがどんな思いで沖縄から飛び立ったのか…と
想像をたくましくすると、「Road to 波の上」の楽曲も
どんどん胸に迫ってくる。

唄が記憶を呼び覚ます…。
なにより愛、愛だろ、愛。

奈須さんの沖縄に対する愛が、
ボクの琴線を大きく揺すったんだ。

ボク自身忘れていた沖縄への愛を
やちむん」が
思い出させてくれた。

ボクにとっての沖縄が
どんなところだったのか…
やちむん」が、奈須さんが、教えてくれた。

…涙、涙の一夜だった。