【Heitor Villa-Lobos】ブラジル風バッハ


4月11日。日曜日。
仙台堀川公園の「桜まつり」も昨日で終了し、
サクラとセットで目に入っていたテキ屋の屋台も
キレイさっぱりと居なくなってしまった。

茫洋とした陽射しの中、花びらがさらさらと舞い落ちる。

花びらに替わってキミドリの若葉が顔を出し、季節の移ろいを提示する。

すでに4月も半ば。

ゴールデンウィークなどという新たな風物がやってくる。
「鯉のぼり」が「サクラ」に取って代わるのも、もうすぐだ。

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ブラジルの奥の深さに圧倒されっぱなしなのだが、
昨日は東品川文化センターまで足を伸ばし、
カポエイラのRODA(ホーダ)を見学してきた。

RODAとは集会・輪という意味で、
文字通り輪になってカポエイラを楽しむ場。

2時間もの間、ノンストップでビリンバウが鳴り響く。
コール&レスポンスでその間、カポエイラの歌が継がれる。

ものすごい迫力。

文化センターの音楽室が、ブラジルの打楽器と
ポルトガル語の大合唱で2時間満たされる。

そのただ中にいて、ひたすら演者の動きを目で追う。
これはもう、言葉では伝わらないものがある。

右に左に繰り出される足、お互い交わることなく接近し、
戯れるようにカラダを寄せ合い、勝機を伺う。
カポエイラは音楽を伴う武道だ。
その旋律の抑揚としなる肢体に、ブラジルの土着を見た。

Grupo de Capoeira Angola Pelourinho Japão

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【YouTube】Heitor Villa-Lobos/Bachianas Brasileiras No. 5, Aria (Cantilena)

そして、今日なにげなく発見したのが、エイトル・ヴィラ=ロボスなるブラジルの作曲家。
ボクもまだ実体を掴めていないのだけど、1887年から1959年という生涯の中で
「ブラジル風バッハ」(Bachianas Brasileiras)なる全9曲の組曲を1930年から作曲していて、
そのひとつのNo5のアリアが、ものすごいサウダーヂに溢れていて驚嘆した。

1930年。
Jobimが生まれてまもない時代に、
これほどの完成度の高いカンタータが歌われていただなんて。

ブラジルって、いったいなんなんだ?

ボクの興味を引きつけて、離さない。

Nana Mouskouri & John Willams / Bachianas Brasileiras 5