事の発端はPicture’s Cafe。
浮島にある穴蔵的装いの
ステキなカフェで、
週末はゆっくりランチをすることが多い。
おいしいパスタと共に出てくる
アイスコーヒーが格別だなあ…といつも感心していた。
そして先週末、思い切って聞いてみた。
「このアイスコーヒー、ホントおいしいけど、豆はどこですか?」
ピクチャーのお兄さん、即答。
「ああ、ローリングビーンズってとこですよ。」
前島にあったんだけど、寒川に移って
宅配もしてくれるから、とてもいいですよ。
なるほど。
早速行ってみた。
沖縄で自家焙煎の珈琲を売って17年。
店内の随所にそのこだわりが感じられた。
豆を注文してから、煎る。
「15分ほどお待ちください」
スーパーで売られているコーヒー豆を見ると
悲しくなるのだと言う。
こんな鮮度とは程遠い豆を入れて飲んでる人に
本当の珈琲の味わってもらいたい。
だからここでは生豆を計って、その場で煎る。
煎れたて挽きたての珈琲は、甘い。
待ってる間、グアテマラの珈琲をいただく。
雑味がなく、スッキリしていて、甘い。
見事な珈琲だった。
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コザにある珈琲専門店「原点」も素晴らしいアイスコーヒーを出すお店だ。
オーナーにその味の極意を聞いてみると、
おいしい水に一昼夜浸してから漉してみろ…と言う。
さっそく豆を買って試してみる。
「原点」らしい濃厚でいて、これまた雑味のない
まったく新しいアイスコーヒーだった。
考えてみれば珈琲は
ラテンアメリカとアフリカの赤道付近でしか取れない。
いわば、南国の飲み物。
今頃になってその奥の深さに触れ、
おいしいアイスコーヒーを自宅で愉しもうとしている。
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ローリングビーンズで買ってきた珈琲豆。
挽きたての香ばしい薫りが部屋いっぱいに広がる。
この薫りだけで、もう満足できそう。
しっかり分量をはかって、入れてみる。
すぐさま氷で冷やして、アイスコーヒーに。
そのコク、薫り、味、なにをとっても満点。
これだけのアイスコーヒーは、お店でもお目にかかれない。
しばらくローリングビーンズにはまりそうだ。
