【FUSSEN⇒MUNICH】メタモルフォーゼ


3月12日。水曜日。
長い長い一日も終わり。

FussenからMunichまでは
列車で1本。

1705発1907着。
約2時間、窓外の風景を眺めながら、
ルートヴィヒの人生を想う。

ヘレンキームゼー城や
ベルク城など湖畔に佇む城も
ぜひとも訪れてみたい。

今度は、夏。

緑生い茂る季節に、
どっぷりと耽美に酔い痴れよう。

    ●

この旅行で手にしてきた文庫が
また厭世観バリバリの書物で、

伊藤整「変容」

現実と虚構がオーバーラップし、
旅の間もむさぼるように読んでいた。

やはり、このあたりの反社会的なポジションが
自分の求めている世界なのか…と思う。