
3月12日。水曜日。
マリエン橋へ到着。
山と山の間に架けられた橋だけに、
風の通り道となっていて、横殴りの雨。
傘を差していたら、飛ばされそうだ。
橋も130年ほど前のものなので、
橋桁の隙間からがけの下が窺い知れて、
歩いているだけで、背筋が冷えた。
風、雨、高所。
ものすごい観光だ。
30mはあるだろうか。
橋の真ん中から、ノイシュヴァンシュタイン城を拝謁したい。
そして、しっかりと写真に収めたい。
しかし、風がきつく、雨が横殴り、
カメラを保持するのが、やっと。
しかも雨と風で体感気温も、グーーーーッと下がっている。
手袋なしでは、カメラを渓谷に落としかねない。
冷や冷やした面持ちで、雨に打たれながら
一歩一歩、慎重に足を運ぶ…。
風で時々橋が揺れる。それがまた恐怖を呼ぶ。
…大丈夫だろうか。
このまま奈落の底へ
落ちてしまわないか…。
妻は、橋のたもとで、じっとしていた。