
3月12日。水曜日。
ついに雨が降ってきた。
おおお、せっかくの謁見が…。
このまま引き下がれるか、
太陽の光よ!
城を輝かせておくれ!
天を仰ぐも、雨足は勢いを増すばかり。
なんというこった。
この美しき城を、
太陽光の下で、拝めないだなんて。
とにかく、王自らが
この城を眺めるためだけに架けた橋…
「マリエン橋」から城を拝謁しなくては。
ボクらはノイシュヴァンシュタイン城のお尻から
ぐるりと廻るカタチで、雨の中「マリエン橋」に急いだ。
もうしばらくは、来られまい。
なんとしてでも、ルートヴィヒの思いを追体験せねば。
…城のお尻も、やはり美しかった。