UAライヴ in 東村高江


         Moor/UA

ドアをあけるうしろ姿 貴方の顔が上手く思い出せないよ
揺れる星が花のように 遠い日の夢を唄ってみせるよ

みんなもう気がついてるのに 知らないふりだけ上手で
るり色が灰色に染まる景色には 夢の数がまだ足りないよ

65億の蟻を乗せた 小さな舟が滝から落ちる前に
舟をつなぐ岸をさがす 貴方をつなぐために手を伸ばす

みんなもう気がついているのに 知らないふりだけ上手で
るり色が灰色に燃える景色は 涙の量だけじゃ消せない

もしも貴方が選ぶのなら 私は何も決めないよ
言葉が多すぎて ちゃんと紡げなくても ただ側にいるだけでいいよ

ドアをあけるうしろ姿 君の気持ちを思い出す

       ●

生UAを初めて目にした。しかも至近距離で。
Born to be a singer
そんな言葉がしっくりするほど、その歌声は力強く
聴く者すべてを魅了するパワーがあった。

言霊…とでもいうのだろうか?

メロディと歌詞がしっかり寄り添って
彼女の裡から溢れてくる。
その大きなうねりがそのまま聴く者のカラダを貫き、
剥き出しになった感情をブルブル顫わせるのだ。

そう、UAは唄うシャーマンだった。
カラダ全体でナニモノかに唄わされている…そんなイメージ。

「たとえ真っ暗闇のブラックホールに迷っても
 自分の中にある光のイメージを放出すれば、
 自らが光を発することができる。」

彼女ならではのモノのとらえ方だと思った。
自身が媒介となって、その場の空気を唄にしている。
ものすごい感受性。だから、高江のヘリパッド問題も…

  「生理的にイヤだった」

その一言に説得力がある。

「夢」の反対語は「絶望」…との説明をあげて
唄われたこの「Moor」は、だからこそ、心底染み渡った。