Rivers of Babylon その1


胸に沁みた。
なんだか改めて、黒人のパワーを感じた。
耳慣れたメロディの中に込められたメッセージが、
これほど深いものだったとは、
…正直、理解していなかった。

今はインターネットが発達して、
過去の映像もyoutubeで検索すれば、
ボロボロと出てくる時代である。

さっそく80年代のreggaeを探ってみる。
The Melodiansが、The Skatalitesが、Dennis Brownが、目の前によみがえる。
【youtube】dreadrecords

新宿2丁目の「69」と呼ばれるレゲエバーに行っていた頃を思い出した。

当時の新宿2丁目はかなり妖しい雰囲気で、
18歳のボクには、危険極まりない場所だったのだが、
その妖艶でいかがわしい空気が、返ってボクをいざない、
週末になると、始発の時間まで入り浸っていた。

狭いホールにギュウギュウの店内。
黒人のワキガの匂いと、ガンジャと呼ばれる”吸い物”の煙が、
絶妙に溶け合って、DeepでMeltyな異空間を作り出している。
汗と汗が絡み合い、吐く息と吐く息が絡み合い、
そこはもう、ホールという名のMake Love場と化していた。

白人と黒人、そして黄色人が犇めき合い絡み合った濃厚な場で
流れてくるのが、Dennis BrownのSweatなRoots。

18歳には、もちろん厳禁な場所だ。
しかしあの原体験が、今の自分を作っていると確信する。

NYに行って、あらためて思った。
あらゆる人種が、ひとつの音楽に集う。
「One Love!One Love!」と合唱する閉店間際の店内は、
ホントに心から互いを思いやる気持ちにあふれていた…ように思う。

新宿2丁目の「69」がなかったら、
音楽もやっていなかったし、写真も撮っていなかっただろう。

あのカオス体験が、ボクの出発であり、目指すべき場所なのだ。